室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

跳ね過ぎ注意!

2008年07月25日 | 基本・基礎
ジャズの重要かつ特徴的なリズムといえば
スウィング。
スウィングは3連をベースにしている。
譜面上でもJazz,Swing等という指示があれば
通常の8分音符として表記してあっても暗黙で2:1でプレイする。
基本的には…
この基本的には…というのが中々曲者で、
伴奏では、ほぼ額面通りにハネて解釈しても
さして問題に直面することは多くはないが、
メロディー、ソロとしては考えものだ。
バップ以降のジャズを念頭に置いている場合は特に。
無論、古いスタイル、ファンキーなニュアンスなど
バウンス感を強調するケースもあるが、
自身のメインのノリとしては、
ハネ感をセーブ、コントロールするスキルの体得は
良い結果を得る上で必須だ。
では、どの程度ハネるのか?もしくはハネないのか?
残念ながら解答はない。と言うより、解答は一つではない。
先人達の優れた演奏を聴いても
かなりハネる人、ベタベタ気味にプレイする人、人それぞれだし
フレーズとリズムのフィールがフィットするように
ノリをフレーズ単位で変化させたりもする。
それでも、共通、共有しているジャズのリズムとしての
価値観、普遍性、ナマリ、クセは確実に存在している。
それらを掌握してしまえば、しめたものだし、
それらが身体に浸透している限り、あとは自由だ。
…中々難しいネ。
文章で書くのも難しい。
いつか改めて‘リズム’を、より細かいトピックに分けて書いてみたい。
レッスンではより実際的に演っていくけど。

スケール、コード、多々あるアプローチ…
時間を割かなきゃ…というトピックは数あれど
実はそれら以上に時間を割き重要視すべきポイントは
‘リズム’だっ!だだっ!

ビリつき

2008年07月20日 | 楽器、楽器周辺
先日、弦交換をした。
張り終えてポロポロと弾いていると
何やら4弦の開放から3フレットあたりまでが結構ビリつく音がする。
…もう少し弾いて様子をみることに…
…やはり改善されずビリつく。
シタールかっ?!とツッコミを入れながら
しばらく原因を考えてみた。
古くなった弦ではあまり気にならなかったが、
新しい弦に伴いブライト域の音がバズ音込みで耳につくまでに…
昨今の湿気でネックのコンディションに影響があったのだろう…
…と、ネックをチェックしてみると
やはり逆反り気味だ。
早速、弦を緩めロッドを回して再びテスト・・・
…あ~良かった!治った。
今まで、大した故障、不調、わがままなどを訴えたりしていない
健康で素直な楽器なので
フとしたことだけど心配してしまった。

皆さんの愛器の調子はいかが?

トライアド+7(b7)/ルート+トライアド

2008年07月11日 | 基本・基礎
3度堆積4和音のダイアトニックコードと
ロワーストラクチャートライアド(インナーストラクチャートライアド)の
関係。

ロワーストラクチャートライアドとは
コードの構成音内から抽出されるトライアド。

Cキーで。

まず、以下は列記するまでもないが

トライアド+7(b7)

Cmaj7 
C トライアド+maj7
Dm7 
Dmトライアド+b 7
Em7 
Emトライアド+b 7
Fmaj7
F トライアド+maj7
G7
G トライアド+b 7
Am7
Amトライアド+b 7
Bm7b5 
Boトライアド+b 7

そして

ルート+トライアド

Cmaj7
ルート+Emトライアド
Dm7 
ルート+F トライアド
Em7 
ルート+G トライアド
Fmaj7
ルート+Amトライアド
G7
ルート+Boトライアド
Am7
ルート+C トライアド
Bm7b5 
ルート+Dmトライアド

いつでも自由に意識変換できるようにしておくと
何かと◎。

2拍目&4拍目 補足

2008年07月04日 | 基本・基礎
2拍目、4拍目のみ
メトロノームのクリック音を鳴らす練習方法…
違和感があってリズムのキープさえ厳しいという人。
クリック音をクローズドハイハット、コンガ、スネア等と
イメージして演ってみて…

違和感が無くなり、白玉、八分、倍テン、シンコペーション他、
何を弾いても安定するようになると素晴らしい。