室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

パラパラ漫画

2022年08月31日 | 練習・アドバイス

クールダウンに半月も費やしてしまいましたが、それでも8月は3回目の更新。

グータラな私としては上出来!

というわけで、あらためまして教則本の話をしようと思います。

 

今まで、何度かジャズやブルースの手ほどきを夫から受けたのですが、介護や転居など様々な事情でフェードアウト。

レッスンを再開するたびに夫が呆れ返るくらい忘れてしまっていて、口も聞いてくれないほど酷いものでした。

「忙しかったから」という言い訳なんてできるはずもなく、うなだれるしかなくて…。

反省の意味も込めて?!自分で購入した教則本を読んでいたら最初からつまずいた。

要するに、ちょっとした用語(英語、カタカナなど)が、えっと何だっけ???状態。

 

日頃から「クラシックでも使うでしょ。英語になっただけじゃんかっ٩(๑`^´๑)۶」って言われてるのですが、頭が固まってしまう。

これって私だけなのかなあ。

 

ある日、いつものように固まっていた私を横目で見ていた夫が、

「推理小説読んでるんじゃないんだからさー。順番に読まなくったっていいんだってば!もっとリラックスしてパラパラ漫画みたいにして読んでごらん。それでさー、目に止まった箇所とか興味ありそうな箇所から読んで、つなげていけばいいんだよ。」って。

そんなアドバイスをもらってから、気が楽になりました。最近は「パラパラ漫画」そのもので(笑)

 

2007,12,8のブログ「資料との上手な付き合い方」に、もう少し詳細に書いてあります。このブログより内容濃いです^^;

興味がある方はご覧くださいませ。

 

少し前に楽譜整理をしていたら古いピアノ譜を見つけました。

たぶんボストンに留学する前の頃、参考にした楽譜だと思います。

いわゆるスタンダード名曲集みたいな。

その中の一曲 ♪HERE'S THAT RAINY DAYに、書き込みがしてありました。

☆や?の他にコードも。パラパラしていて気になったのかな?

最近はこの曲をよく弾いています。

いい曲ですね♡

 

少しづつ秋の気配、皆さま寒暖差にお気をつけくださいね。

ではでは。


好きな言葉はなんですか?

2022年01月20日 | 練習・アドバイス

こんにちは

2022年は出来る限り毎日練習しよう!

と、夫と約束した(勝手に)のも束の間、5日目に断念( ・∇・)

それなりの理由があったとはいえ、情けない…と思い

翌日は午前中に「昨日の分!」と言い訳。

午後は「今日の分!」で良しとしました。

 

基本的に、練習は、手を解す意味も含めて

スローな曲、譜読み中の曲からスタートします。

それからメトロノームを使ってのリズム練習もします。

リズムと言えば、ジャズの場合は3連符は初期の段階から必須だと思います。

夫のレッスンでは単語に置き換えていました。

16分音符は「焼きそば」って言ってたけど3連符の言葉はなんだったんだろ?

 

昨年末の話なのですが、小学生の生徒が3連符練習の曲に入りました。

12月と言うこともあり「サンタ」にしました。

3連符は問題ないのですが、4分音符に戻った時のタイムができません。

これ、初心者でなくても案外難しいです。

4分音符の時も「サンタ」と言い続ける必要があります。

で、ずーっと「サンタ」もナンだし、

残りは好きな言葉を考えて練習しましょうと話しました。

 

翌週、その生徒は得意げな顔で楽譜を開き…。

一緒に歌って!との要望に応えましたよワタシ( ◠‿◠ )

 

「さとう」「たける」「ちどり」「だいご」

もちろん課題クリア!好きな事、楽しい事を取り入れるって大事ですね。

練習も楽しくなるし。

○○ちゃんがポツリと

『「のぶ」も好きなんだけど2文字なんだもーん』

いえいえ大丈夫よー。近々8分音符♫と3連符の混合レッスンするからね〜

っと心の中で言いました!

佐藤健&千鳥に感謝!!!

次回、アンプの事を書こうと思います。

ではでは。

 


自分を知る

2021年10月25日 | 練習・アドバイス

つい最近まで冷房ガンガンだったのが嘘のように寒くなりました。

皆さま体調など崩されていませんか?

 

先日、夫の幼少の頃のアルバムを見ていたら

小学校の通知表が挟まっていた。成績はともかくとして

先生のコメント欄が面白かった。

”落ち着きがない”とか、”集中力がない”とか。

私が知っている彼は、真逆の性格だ。

大人になるにつれて変化することは珍しくないが、夫の場合は

猛烈に反省して改善するタイプだった。

だからどこかで自分なりの方法で改善したのだろう。

例えば、集中力なんて…

フレーズ練習やテクニック練習を始めると、朝までなんてしょっちゅう。

本人曰く、『オイラは飲み込みが遅いからね。』

で、2~3時間眠ったかと思うと、ムクッと起きて再び練習。

きっと夢の中でも練習してたのかも。

 

それで思い出したのですが、お互いの生徒さんの練習状況をチェックした時のこと。

いわゆる勉強ができる人は理論説明時の理解力が早い。だからといって

弾けるようになるのが早いとは限らない。

つまり、『理解=弾ける』ではない。『弾く』って作業は運動だからね~。

私達はコーヒーを飲みながら、毎日そんな話をしてました。

 

話を戻すと、飲み込みが遅いことは決して欠点ではなく、そのぶん

反復練習を人一倍するので、かえって良いかもしれません。

大事なのは、『自分を知る』ってことかも。

というわけで、弾けるようになるためには反復練習あるのみ!

もちろん、理解もお忘れなく。

ではでは (^_^)

 

 


オープントライアド

2020年07月08日 | 練習・アドバイス

新型コロナウイルスは、中々しつこいですが、

如何お過ごしですか?

気長に予防するしかないと思っている今日この頃です。

 

さて、

ロワー、アッパーストラクチャー、ノンハーモニックなど、

様々なケースでプレイする3和音。

転回形を色々工夫しても所詮3和音、

アイデアが、ちょっとマンネリ化してきたりする事もあると思います。

そんな時にはオープントライアド。

開離の3和音ですね。

練習メニューに加えてあげると楽しいと思います。

 

 


グラントグリーンは危険!

2018年11月29日 | 練習・アドバイス

以前グラントグリーンのことを書いたけど、

ちょっと追加で一言、

その時も書いたように、グラントグリーンは素晴らしいし、ボクもファンなんだけど、

ちょろっとコピって安易に弾くと危険だと思う。

テーマはアングリするほどストレートに弾くこともあるし、

フレーズも、シンプルなヤツをひたすら連続したりとか・・・

あれはグリーン先生のタイム感とか音楽的オーラで弾くとクールなのであって、

そこら辺のアンチャンとか、あっちら辺のオッサンとか、が弾くと

鼻血が出るほどダサくなることもある!

ん~お互い修行が必要っすな!

 


ブライト トゥ ダーク③

2009年06月22日 | 練習・アドバイス
メロディックマイナーから派生する7つのモードの
ブライト トゥ ダーク

上方がブライト
下方がダーク

Lyd-Aug(Ⅲ)
1 2 3#4#5 6 7 
Lydb7(Ⅳ)
1 2 3#4 5 6b7
Mixb6(Ⅴ)
1 2 3 4 5b6b7
MM(Ⅰ)
1 2b3 4 5 6 7
Loc#2(Ⅵ)
1 2b3 4b5b6b7  
Dorb2(Ⅱ)
1b2b3 4 5 6b7
Dim-Whole(Alt)(Ⅶ)
1b2b3b4b5b6b7

メジャー、ハーモニックマイナー、メロディックマイナーと
ブライト トゥ ダークを書きましたが
これら以外、ハーモニックメジャーなども
書いてみて下さい。

全てのスケールのモードを
一括にミックスして
ブライト トゥ ダークを把握するのも良いと思います。
試してみて下さい。

ブライト トゥ ダーク②

2009年06月05日 | 練習・アドバイス
ハーモニックマイナーから派生する7つのモードの
ブライト トゥ ダーク

上方がブライト
下方がダーク

Lyd#2(Ⅵ)
1#2 3#4 5 6 7
Ion#5(Ⅲ)
1 2 3 4#5 6 7
Dor#4(Ⅳ)
1 2b3#4 5 6b7
HM(Ⅰ)
1 2b3 4 5b6 7
HMP5↓(Ⅴ)
1b2 3 4 5b6b7
Loc#6(Ⅱ)
1b2b3 4b5 6b7
Alt bb7(Ⅶ)
1b2b3b4b5b6bb7

ブライト トゥ ダーク①

2009年05月27日 | 練習・アドバイス
メジャースケールから派生する7つのモードの
ブライト トゥ ダーク

上方がブライト
下方がダーク

Lyd
1 2 3#4 5 6 7
Ion
1 2 3 4 5 6 7
Mix
1 2 3 4 5 6b7 
Dor
1 2b3 4 5 6b7
Aeo
1 2b3 4 5b6b7   
Phr
1b2b3 4 5b6b7
Loc
1b2b3 4b5b6b7

カラートーンorキャラクタリスティックノート

2008年12月13日 | 練習・アドバイス
前々回のブログで‘カラートーン’という言葉を使用した。
キャラクタリスティック・ノートまたはキャラクター・トーンと同義。
理論書等ではキャラクタリスティック・ノートという表現を
より見かけるかもしれない。
実際にはカラートーンという表現を好むプレイヤーも多く、
相当浸透している。
打ち合わせ等で必要性がある場合、
コミニケーションがスムーズな方を選べばよいと思う。

だらだらフレーズの原因 ②~音の安定度

2008年11月22日 | 練習・アドバイス
ここ数日、すっかり冷え込む。
ヨダレも凍ってしまいそうな寒さだ。
そんなこんなで今年も残り僅かとなってきた。

さて、前回の②④、

②呼吸感を意識していない。
 8分音符で弾きっパ。リズムバリエーション、休符、ブレスが少ない。
④フレーズの終止感の不足。音楽的センテンスの句読点不足。
 一つのフレーズを言い切らないうちに、次のフレーズに行ってしまう。
 フレーズの文尾が曖昧。

…あたりの対処策だが

②については
・弾きっパになりやすい人は
 スペースを空けることに不安をもってしまうことが多い。
 音を伸ばしたり、ストップする場合、妙な音を選択してしまうと
 不協、衝突が際立ってしまう。その事実から逃避するために
 ひたすら弾き続けてしまうという状態に陥る。
 で、まず、休符を使いなれる。
 弾く小節、弾かない小節を交互に(1小節毎、2小節毎など…)
・フレーズを弾く際は、息を吐く、休む際は息を吸うなど
 サックス、ラッパ、ヴォーカルなどをイメージして
 自然なブレスを習得、無機質なブレスレスフレーズを防ぐ。

④については

 ‘ここ数日すかり冷え込むヨ
 ダレも凍ってしまうな寒さだそん
 なこなで今年残り僅かなてきたョ’

 …みたいに、コミニケーションが困難なフレーズになってしまう
 ということだ。
 ま、一生懸命日本語猛勉強中のフィリピーナと会話しているみたいで
 楽しそうではあるが…

 フレーズを終止したい場合はスムーズに、音を跳躍させず
 安定した音をターゲットに締めくくれば容易だ。
 例えば
 メジャー終止で
 最も安定しているのは
 ルート
 次いで
 5th
 次いで
 3rd
 … テンション、7th … アウトサイド という感じ。

 上記はオーバートーンシリーズ(倍音列)での出現順や
 スタンダードのテーマの最終音の統計のようなイメージで
 捉えてみるとよいと思う。

 メージャーコード以外のコードタイプの音の安定度も
 同様に考える。

 細かく書くと
 7thコードは自然和音なので
 ルート、5th、3rd、b7th…テンション…
 マイナーやハーフディミニッシュ、ディミニッシュは
 類推的コードなので、上記の自然和音を根拠に同じように。
 
 終止感とは話が段々ずれてくるが
 安定/退屈
 不安定/スリル
 は、表裏一体、諸場の剣なので
 音を考察する際、
 安定感という視点からと
 スリル感という視点からでは
 逆方向という感じだ。

だらだらフレーズの原因

2008年11月15日 | 練習・アドバイス
‘だらだらと切れ目が無い、掴み所が無いインプロになってしまう’
という症状、悩みを割とよく聞く。

まず、絵に例えると解かりやすいと思うが、
キャンパスをやたら塗りたくり埋め尽くすことが
良い結果に繋がるということではない。
ある程度スペース、緩急があって、均整、バランスが取れる。

切れ目無しのだらだらフレーズ、ソロになってしまう原因としては
主に以下等が考えられると思う。

①スケール等、音数が多い束、単位で考え過ぎている。
②呼吸感を意識していない。
 8分音符で弾きっパ。リズムバリエーション、休符、ブレスが少ない。
③音の優先順位、
 どの音をメインに、またはサブにという捉え方が不得手。
④フレーズの終止感の不足。音楽的センテンスの句読点不足。
 一つのフレーズを言い切らないうちに、次のフレーズに行ってしまう。
 フレーズの文尾が曖昧。

など…

いくつか対処策のようなことは次回書く予定。多分(笑)

①③は以前にも類似することを記したと思うけど
②④あたりをもう少し詳しく…と思っています。

瞬発力

2008年05月24日 | 練習・アドバイス
基礎力としての
ガイドトーン、コードトーン、スケール、
コードの転回、代理コード等にしても
その他、様々なアプローチ、アイディアにしても
条件反射的に指板上で具体化できるようになるまで
トレーニングすると望ましいと思う。
あっ!とアイディアが浮かんでも、次の瞬間にえーっと?!と
いう時間を持ってしまうと
タイミングは遅れ、曲はどんどん先に進んでしまう。
コード、コード進行、メロディー、リズムや
他のプレイヤーのきっかけに対して
即、反応できるか
自身のツールをよくチェックしたいものだ。
覚え、練習した諸要素は、瞬発力が伴う段階までこなれると
初めて自分の言葉として活きてくる。

情報の波

2008年04月03日 | 練習・アドバイス
「資料との上手な付き合い方」でも書いたが、
ジャズギター関連の情報も他分野同様、豊富な昨今である。
ネット等で得られるそれらの類も
良い情報、誤情報が混沌と氾濫している。
新しい知識等を得る事は、大変なスリルだが
ともすると自らを混乱に落とし入れる原因にもなり得る、諸刃の剣だ。
‘知らない事だらけだ…’
‘どこから手を着ければ良いのか…’
‘視点が増えすぎて、何がナンだか…’などなど。
実際、個人単位でその時々のタイミングに必要な情報、
ハンドルできる情報の数など相当限られてくる。
それ以外の余分なモノは時として
無視したり、捨てたり、保留したりする作業も求められる。
まして、‘楽器を弾く’という観点で言えば、
‘それは聞いたことがある/見たことがある’という消化度合の情報は
全くと言っても過言ではない程、意義を形成しない。
インプロヴァイザーとしては、即、楽器上で具体化できる度合に
消化している必要性にせまられる。
‘情報収集に費やす時間’の数倍、‘楽器と接する時間’を割く、且つ
両者の関連付けを如何にスムーズ/有効にするか?というあたりを
考察されると良いのではないかと…
情報の波を快適に乗りこなし、
呑み込まれないために…
(ナンかのキャッチコピーみたいだ(笑))

資料との上手な付き合い方

2007年12月08日 | 練習・アドバイス
昨今、教則書、楽譜、CDなど
以前と比較すると、入手可能な資料は非常に充実している。
それにネットでも有益な情報が多々ある。
ありがちな状況として
たくさんの資料を只々収集し、
それらとしっかり対峙する前から弾けた気分になってしまうのは
あまり好ましいとは言い難い。
とは言え、
教則書、楽譜などを一冊ずつ、しっかり消化するのも
なかなか骨がポキポキ折れる。
ちょっとした提案として、
本の最初から最後のページまで順番に弾きまくるなんて気張らず、
しかし本棚の肥しにしない手として…
入手したら、まず、索引に目を通し、次にパラパラと全体をチェックする。
どんな曲、トピックについて書いてあるか、
なんとなくインプットしておくわけである。
…で、しまう。
そして自分がフォーカスを絞って練習しているタイミングに合った資料を
‘あっ、あれに、この曲/アプローチについて書いてあったナ!’
という具合に活用していくわけだ。(部分的でも構わない。)
当たり前のようだが、
‘このテキスト良さそうなんだけど練習タイヘンそうだな…’
と、気負けしてしまったり、
読んでないけど/弾いてないけど
なんか買っただけで満足しちゃった症候群を
防ぐ有効手段の一つである。

端的に一言で言えば
卒読‐熟読の併用、積ん読の回避だ。

しかし、自身の現在の練習状況には
どの課題/練習/資料が有益で
何が参考程度で良いのかを見極めるのはナカナカ困難だ。
そんな時には…
ウチの教室に通うのがイイと思う…(ナンだ!宣伝かい!?)

リラ~ックス!

2006年07月05日 | 練習・アドバイス
倍テンのフレーズ、速いパッセージ、
チェンジが激しいコードワーク、など
これはムズイなという場合、無意識に、知らないうちに
指、手、腕、肩、体全体に力が入っていまうことが多いものです。
しかし無駄のない迅速なフィンガリングが必要な場合、
力が入ると手の筋肉などが動きにくくなるので、
逆に力が抜けたリラックス状態で弾くことが
望ましいと思います。
タイム感、スイング感の側面から考察しても、
力んで良い結果に繋がることはあまりないと思います。
力みを防ぐために、定期的に、肩の力を抜く、
手をブラっとするなど
リラックス状態に戻す工夫をすることをお勧めします。