室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

トライアド オーバー ベース ②

2006年03月31日 | 分数コード、スラッシュコード
マイナートライアド編です。

Cm/Db  ハイブリッド
Cm/D   b9を含む
Cm/E   ④で説明予定
Cm/F   ハイブリッド
Cm/F#  b9を含む
Cm/B   Cmmaj7/maj7th b9を含む


Cm/Eb  単一的なON BASSなのでカット
Cm/G   単一的なON BASSなのでカット 

Cm/Ab  Abmaj7  ロワーストラクチャーなのでカット
Cm/A   Am7b5  ロワーストラクチャーなのでカット
Cm/Bb  Cm7/7th, Eb6/5th サウンドが限定されるのでカット

次はリストアップしたもののコードスケール編だよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トライアド オーバー ベース ①

2006年03月30日 | 分数コード、スラッシュコード
使用するトライアド オーバー ベース(メジャートライアド編)
アッパーがトライアドでロワーが単音です。

C/Db     ④で説明予定
C/D      ハイブリッド  
C/Eb     b9を含む
C/F      ハイブリッド
C/F#     b9を含む
C/Ab     Abmaj7#5
C/Bb     C7/7th
C/B      Cmaj7/maj7th b9を含む 

アッパーストラクチャー、ハイブリッドの環境ではb9インターバルもOK。

C/E, C/Gは単一的な性質のON BASSなのでカット。
C/AはロワーストラクチャーでサウンドがAm7なのでカット。

次はマイナートライアド編です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アッパーストラクチャートライアドとテンションコード

2006年03月29日 | 分数コード、スラッシュコード
例えば、D/Cmaj7≒Cmaj7(9♯,11,13)なんだけど、
表記の方法が違うだけで一緒か~と思うと
そうでもなくて(どっちやねん?)
アッパーストラクチャーらしく聴かせるには、
ロワー(Cmaj7)のトップとアッパー( D)のボトムの間に
ある程度のインターバル(4度~6度位)を空けて
ヴォイシングするとよいです。二元的な感じに聴こえると思います。
ギターのみでは難しいことが多いけど。

それから、ちょっと用語の説明
・ロワーストラクチャートライアド
⇔トライアドがロワーのコードの構成音に含まれているもの。
 Dm7だったらFトライアドとかね。
・アッパーストラクチャートライアド
⇔前にも書いたけどテンション1つ以上含んだトライアド
・ノンハーモニックトライアド
⇔ノンハーモニックな音を1つ以上含んだトライアド

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スラッシュコード

2006年03月27日 | 分数コード、スラッシュコード
○/○という具合に表記される分数コード、スラッシュコードの類の話。
大きく☆印で2つに分けてと.....。


☆コード/コード(アッパーもロワーもコード)

・アッパーストラクチャートライアド 
 基本的に、3和音/コード
 アッパ-のトライアドはロワーのコードのテンションを1つ以上含む。
 もちろん、ロワーはコードと言ってもフルにヴォイシングするとは限らない。


☆コード/単音(アッパーはコード、ロワーは単音)

・ON BASS コード
 ベース指定 転回表記
・ハイブリッド コード
 アッパーのコードにロワ-の音の3度を含まない。
 俗にいうオカマコード。  
・トライアド オーバー ベース
 言葉どおりだと、3和音/ベース で非常に広義なのですが、
 ON BASSコードや
 ロワーストラクチャーなうえ単一的な性質のもの以外の、
 二元的な性質、サウンドを持つものに限定します。
 実用的には、アッパーストラクチャートライアドのアイディアで、
 ボトムの音はロワーのコードの構成音もしくはテンションから
 1音だけ選ぶという感じです。
 アッパーストラクチャートライアドは
 ギター的にハーモニーとしてサウンドを充たすのが困難なので、
 ロワーからは1音のみ選ぶという手法は大変有効です。

ツラ-っと簡単に書いたので、
ちょっとわかりにくいと思うけど(しかも五線なしだし)、
詳しくは、また後々、ブログで、もしくはレッスンで。
特にアッパーストラクチャートライアドとトライアドオーバーベースに
関してはまた書くと思います。(たぶん)
この他、ポリコード、バイコードなんて言い方もあるよん。
スラッシュコードという言葉自体も、和音/単音という意味で使う人と、
分数コード全体という意味で使う人がいて、
共通認識として統一感があるかは、やや疑問です。
それから表記も
和音/和音は上下に―で分母分子に分けて表記、
和音/単音は/(スラッシュ)で表記
と分類するのがだんだん共通認識化しているのですが、
このブログでは文字入力的都合により全て/で表記します。
(注釈はできる限り付けます。)
そんなこんなで、人によって多少用語の捉え方や定義、
表記が違うので、あまりこだわらない方がいいと思います。
ポイントさえ掴めてくれば問題ないです。んじゃ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コルトレーン チェンジ

2006年03月26日 | 練習・アドバイス
ご存知コルトレーンのジャイアントステップス等での
長3度下降のコードプログレッション。
長3度上行下降に拘わらず
3トニックシステムと言うこともあります。
ジャイアントステップス等でプレイするだけでなく、
一発もの、ⅡⅤ等いろいろなケースに
スーパーインポーズして使うことも多いです。
その際効果を上げるためには、
あまりスケールワイズ、ホリゾンタルにアプローチせず、
トライアド、ペンタ等でチェンジの流れをはっきり出したほうが
いいかもしれません。
5度進行とやや勝手が違うので集中的な練習が必要だと思います。

GIANT STEPS,MY FAVORITE THINGS,
COLTRANE'S SOUND等をはじめアトランティック時代
あたりのレコーディングを参考にして下さい。

コルトレーンチェンジを使用したトレーンのオリジナル曲と
関連性があるスタンダード

COUNTDOWN⇔ TUNE UP
FIFTH HOUSE⇔WHAT IS THIS THING CALLED
LOVE
UNTITLED ORIGINAL(EXOTICA)
⇔I CAN'T GET STARTED
SATELIGHT⇔ HOW HIGH THE MOON
26-2⇔CONFIRMATION .....,ETC.

プラス BODY AND SOUL,
THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES,
BUT NOT FOR ME等もトレーンチェンジでリハモ。
コリ性だな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

QUARTAL(4TH INTERVAL) VOICING

2006年03月25日 | 練習・アドバイス
機能和声/非機能和声、
トーナル/モーダル、
3度堆積/4度堆積などなど、
いろいろなコントラストというか切り口があります。
切り口といっても、きっぱり分かれていて別物と捉えるのではなく
お互いの関係性によく注意を払って意識するといいでしょう。
例えば、3度堆積でG7をヴォイシングするとG,B,D,Fです。
では、それをSUS4にするとG,C,D,Fです。
次にそれをドロップ2するとD,G,C,Fです。
というわけで4度堆積になりました。
一見、対照的に思われるものも密接な関係があったりします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チョワ~ン

2006年03月24日 | Weblog
今日はちょっと調べものというかオ勉強をしていて、
そこら中の理論書やらをひっくり返していました。
英語力はすっかり落ちているので、
ちょくちょく‘なんだそりゃ’と言いながら、
愛用のナゾルだけで和訳するペン型電子辞書を活躍させています。
だんだん頭がヨジレてきたところで終了し、
リラックスタイムには、
以前購入したスティールギターの教則ビデオを鑑賞。
休憩の時まで‘うっ、今のフレーズはなんだ?
すんげー響きだ!コピらなきゃ?’なんてやってたら
鼻血が止まらなくなっちゃうので、まったりスティールはベスト。
ここ数日、頭がチョワ~ンとスライドしっぱなしでしょ~がないんだよね~。
春だからかな?ヒトリゴト言わないように気をつけなきゃ。(笑)
ところでスティールのビデオは
シンディ・キャッシュダラーという人なんだけど、エグイ名前!
‘ギャラは現金でトッパライよ!!’って感じスかね?
当然、芸名だと思うけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南国化

2006年03月22日 | Weblog
リーモーガンが、99の岡村氏に見えて仕方がない今日この頃、
皆さん、ギター弾いてますか?
自室を大掃除したついでに、
シダ柄のカーテンやモンステラ柄のランプ、
トックリヤシの人工観葉植物などを揃えて、
ますます南国化してしまいました。
しかし、何かが足りないと思い、よく考えると
スティールギターです。
早速、ネットでナイスなフェンダーを見つけたのですが、
すでに売却済み。残念。
ちなみにウチはハワイアン教室ではなくジャズ教室です。
間違ってウクレレを抱えて教室にきても困るけど、教えてもいいよ。(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビブラート

2006年03月20日 | 練習・アドバイス
ビブラート。英語的にはヴァイブラートの方が近いかな?
まぁ、言い方なんて何でもいいと思います。
アルタードロクリアンとかも
ロクリアン#2でもロクリアンナチュラル2でもいいし、
アルタードもオルタードでもディミィニッシュド-ホールトーンでも
スーパーロクリアンでも、なんだったら
旋律的短音階第7とかでもいいかも(良くないか)。
で、ビブラートなんですが、
ネックに対して左指を平行に揺らす、垂直に揺らす等がありますが、
平行にかける場合は押さえてるフレットの音程に対して、
まとわりつくようにピッチが上下します。
垂直の場合は上がる、戻るの繰り返しです。下がりません。
平行は落ち着いた感じ、
垂直は少し誇張した感じに聴こえるかもしれません。
何はともあれ聴感上、効果が違うので、使い分けるといいと思います。
あとはエイドリアンブリューみたいに
ネックとボディーをワシ掴みにしてグリグリするやつとか.....。
カッコいいけどギターの寿命は縮みます。
個人的には、ボディーを持ち上げて、エンドピンあたりの右手と、
ネックで音を押さえた左手を支点に
クリンクリン回すのが気に入っています。
見た目は笑えるし、音も効果的に揺れるのだ~。
マネしないでね!したい人いないと思うけど。(爆)
だんだんふマジメになってきたので本日のブログ終了。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

編成によるプレイの違い

2006年03月15日 | 練習・アドバイス
デュオ、トリオ、カルテットなどなど、
編成によってギターの演奏をどう対応させるか。
ヴォイシングを例に書いてみます。
デュオ等、少ない編成やベースがいない場合など、
ある程度サウンドを安定させるため
ボトムにしっかりルートがあるヴォイシングを中心にする。
ベーシストがいる編成の場合、ルートをボトムに置いたものも構わないが、
ルートレスヴォイシング、ボトムがルート以外のインバージョンも
積極的にプレイしてみる。
ピアノがいて且つそのピアニストが充分サウンドを充たしている場合、
ギターはガイドトーンをはじめとする2声程のヴォイシングで
充分かもしれないし、
まったくストロールしてしまうのが効果的なケースも多い。
などなどです。
それから、ハーモナイズドベースラインは
ギターどうしやピアノ+ギターのデュオなどベーシストがいない場合、
もしくはベーシストのソロでの伴奏として弾いて下さい。
あたりまえだけど、念のため。
ジャズギターらしくてカッコイイからといって、
やたらと弾くとベーシストとの人間関係に問題が生じるヨン。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギターはスケート?

2006年03月13日 | 練習・アドバイス
ギターは、ピアノのペダルのような役割を果たす機能がないので、
音が切れて聴こえやすい楽器です。
で、ギターは押さえたり離したりする楽器だという認識が
強すぎる場合は、
迷わずプチ・プチ君になってしまいます。
トリノオリンピックは終わったけど、
フィンガーボードがスケートリンクで、
自身の左指はスケート選手みたいなイメージで
ギターをさばくといんじゃねーのと思います。
押さえる離すというより滑るという感じですね。
もーれつに左手のフォームをチェンジ、移動しなくてはいけない、
で、ど~しても切れてしまうという箇所は
スライドその他工夫をして‘切れていないように聴かせる’のも手です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソロの構成(後編)

2006年03月11日 | 練習・アドバイス
ソロに緩急をつけるための大切な練習の一つとして、
音数をコントロールするトレーニングが考えられると思います。
まず白玉を中心とした大きめの符割で数コーラス弾いてみて下さい。
基本的な音の把握力があれば、
その時々の重要な音を確実に選択できると思うので、
任意の音をピックアップしたら、ゆったりその音を味わう感じで、
デッサンのように大きなラインを描いていきます。
‘止まると死ぬ!’みたいなプレイが癖になっている場合にも
非常に効果的な練習です。
次は、普通に8分中心に数コーラス。
次に倍テンを中心に数コーラス。
倍テンのフレーズは、ともするとスケールを右往左往するだけの
退屈なものになったりするので、普段から練っておくなど、
倍テンになってもフレーズのクオリティをキープできるような工夫もすると
良いと思います。
以上の練習がこなれてくると場や気分にフィットするように
自由にペースが切り替えられるようになっていくと思います。
ソロに緩急をつけるためには、この他、
レンジのコントロール、コンソナンス、ディソナンスのコントロールなどなど、
たくさん考えられると思います。
ソロの構成という意味では、クライマックスやピークの設定なども
一考の価値があります。
またその辺のことも後々ブログで書いてみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソロの構成(前編)

2006年03月09日 | 練習・アドバイス
各場面に対応するフレーズ、ネタはそれなりにあるんだけど、
ソロ全体としてなんか退屈になってしまうというケース。
構成を練る、考える段階だと思います。
パーツパーツが良いフレーズでも、
ず~っと8分音符で休符もなくだらだら一本調子で弾いたりすると、
つらいです。
まずコンピングしている共演者がつらい。というかダルイ。
次に聴衆もダルイというか帰りたくなる。楽しいのは御本人様一名のみ。
な~んて悲しいですね~。ぜひアボイドしたい場面です。
ソロに緩急をつける。どうぞお心がけ下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初心者(2)

2006年03月03日 | 基本・基礎
基本的な事はだんだん吸収しつつあるし、ぼちぼちスタンダードを
覚えていこうかなという方々にワンポイントサジェスチョン。
慣れるまで、譜面だけではイメージを掴みにくいので
CD等の音源を参考に聴くと思うのですが、ギターをはじめ、楽器ものは、
テーマ、メロディをかなり崩しているものや
原型をとどめていないものも多々あるので、‘ホントにこの曲?’とか
‘なんだこりゃ?わけわからん’なんて状態になったという話を
よく耳にします。そこで登場するのが歌物です。
勿論メロを崩している物もあるのですが、
楽器ものと比較すれば、そうでもないものが多いし、
当然、歌詞もあったりするので、‘この曲ってどんな感じ?’という場合、
全体的に把握するという意味では相当参考にしやすいです。
ケッセルやガルブレイス等、ギターが伴奏しているものは
歌伴のイメージまで掴めるという特典付。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初心者

2006年03月01日 | 基本・基礎
‘初心者なんですけど大丈夫でしょうか?’
という問い合わせがしばしばあります。
教室はオールレベル対応なので
‘弾きたいという気持ちがあれば大丈夫です。’という類の
お答えをしています。初心忘るべからずという言葉があるように、
最初の気持ちはとても大事なものです。
どんな名ギタリストも最初からバリバリ弾けた人はいるはずもなく、
音楽やギターを大事にして、楽しみながらも
時間や労力を惜しまなかった人に音楽も答えてくれるのだと思います。
音楽に対するスタンスは人それぞれ違います。
費やせる物理的時間も違うと思います。
自身の状況を把握してペースをつかめば、
音楽はずっとそばにいてくれるのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする