室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

やっぱり♪ナマ音はいいね!

2022年07月13日 | 基本・基礎

こんにちは。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はすでに夏バテぎみです。

エアコンの設定温度は高めに……無理です!

アイス枕、ひんやりシーツ、電気は最小限、の努力はしていますので許して~

という感じです。

 

少し前のことですが、生徒さんH氏が夫に会いに来てくださいました。

H氏は、夫がこの世で最期にレッスンした生徒さんでした。

次回からハウ・ハイ・ザ・ムーン♪をするのに資料だけもらっていたとのこと。

順当に行くと本来は別の曲でした。

いつものコーヒータイムで

「〇〇クン、次の曲は予定変更で♪ハウ・ハイ・ザ・ムーンにしようと思うんだよねえ。」

その理由も喋っていた記憶はあるのですが思い出せません。

あっ、〇〇クンとはH氏のニックネームで、ここでは書けません。

ご本人には謝罪とともにお話しましたが(・_・;)

夫は生徒さんのニックネームをつけるのが得意で…もちろん親しみをこめてですが。

さすがに年上の方々はフツーに「〇〇さん」でしたよ!

 

ところで、

たまたまスマホで撮影した試奏映像をご覧いただくと

最近の先生の弾き方と違うとのことでした。

その撮影は2014年なので、興味のある方は同年の7月3日をチェックしてみてください。

ピッキングのことが書いてあります。

(映像はありませんm(_ _)m)

 

で、

それから約4年後、私の発表会のゲスト出演をお願いしたのですが辞退されちゃいました!

その理由が、最近ピックの持ち方を変えたので今までのと自由に操れるように練習したいって。

ってことは、2014年から継続してたってこと?!

いや~、だったとしたら日々の話題になってるはず。

実現はしなかったけど、次回は演奏するって約束してくれていたので

この件は解決したんだと思います。

ここ最近は、手首や指先をクルクルして弾いていたような気がします。

自由に操れるようになってたのかなあ。

 

H氏には、お願いをして弾いていただきました。

久しぶりに聴くナマのギター音。

なんとも言えない懐かしくてホンワカした気持ちになりました。

 

次回の候補ネタ、3つくらいあるのですが…。

その時の気分ってことで。

ではでは。

 

 


ホッとするべからず

2022年03月21日 | 基本・基礎

皆様こんにちは

桜の開花がニュースで流れたと思ったら冬のような寒さで。

三寒四温どころではないですよね(*^^*)

 

今回は2分音符の話をさせてください。

2分音符っていうか全音符など長い音符全般なんですが、ホッとしません?

特に3連符とか16分音符とか32分音符が連続だったりした直後なんて…。

ところが、これって案外クセモノなんです。

そもそも初心者さんはメトロノームに合わせることが難しいようです。

小さな子供に至っては、「速いほうがスゴイ!」みたいなところもあり、

「カチカチとピッタリ合わせられるかな?」とレッスンしています(笑)。

中~上級者でもキチンと待てない方、多いです。

 

今年成人式を迎えた生徒が、発表会デビューをした15年前の話です。

後日、発表会のDVDを観ていたら例のごとく夫のチェックが始まりました。

ダメ出しが多い中で、5歳の彼の演奏後

「巻き戻して、もう1回聴かせてよ。」

そして、

「ん~、スゲ~なあ、5歳でこのタイム感。フツー走るぞー。」

二十歳になった彼のタイム感は今も変わっていません。

タイム感、音感は良いのですが…彼の弱点は楽譜が読めない、書けない。

まったく、どんな先生に教わっているのやら(・_・;)

 

ところで、笹塚十号坂商店街の「八幡せんべい」さんが5月で閉店されるとのこと。

夫は大ファンだったのでショックを受けていると思います。

2~3年前に近所の「岡田屋製麺」が閉店したときは、閉店までの一週間

毎日が蕎麦でした。

昨年秋、和菓子屋さん「清風堂」が閉店したのもショックだったと思います。

「オイラのつぶあん~(T_T)」って大騒ぎしたよ、絶対に!

そういえば新宿に住んでいた頃の「森本肉店」のメンチカツは世界一!

って言ってたのも思い出しました。

お気に入りの店が閉店って悲しい気持ちになります。

 

次回は何を書きましょうか…膨大な量のメモの話が書けると良いのですが。

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サークル・ストローク、フィギュア・エイト・ストローク

2019年09月23日 | 基本・基礎

直接的に弾く、弾かないに関わらず、

ジャズ・ギター弾きにとって非常に重要な四つ刻みの習得ですが、

リズムが直線的になったり、固くなったり、縦ノリになったりすると好ましくありません。

リズムを丸く、連続性を持たせ、スウィングするために以下のストローク奏法が

有効な手段の内の一つ(二つ)だと思います。

①サークル・ストローク(サークル・ピッキングじゃないよ)

 リズムを丸くしたいんだから本当に丸を描いて弾いちゃう(笑)

 いや、(笑)じゃなくて、

 ジム・ホール氏が、刻みの際、この手の弾き方をしていました。

 この弾き方をしているプレイヤーは多いと思います。

②フィギュア・エイト・ストローク

 8を横にした∞のような曲線を描いて弾く。

 奇数拍と偶数拍のトーンに変化をつけられるし、①と並んで良いアプローチだと思います。

 スティーブ・ジョーダン(※)氏をはじめ、リズム・ギターが直接的に重要だった

 ビッグ・バンド期のプレイヤーが、結構この弾き方をしていた印象があります。

 ※ ベニー・グッドマン、アーティ・ショウ、スタン・ケントン等の楽団を股にかけ、

   リズム・ギターの名手として、フレディー・グリーンと並び称される。

 

勿論、正解は一つではないので、上記のような弾き方をしなくてはいけないわけではありません。

取り入れようと思った方々は是非。

刻みのストロークは、アクセント、裏のゴースト、各種装飾音、シンコペーション、

クロマティック・アプローチ、ダブルクロマティックアプローチなど、

自在にコントロールし、気持ちよくスウィングするのは難しい面もありますが、

やりがいがあると思います。

ちなみに、ちょっとブランクを作ってしまったり刻んでなかったりすると、

速攻でブサイクなリズムになったりします(笑)


100

2018年11月29日 | 基本・基礎

前回の更新から季節も移ろい、

街並みもすっかり冬の装いに・・・ とかお茶を濁しつつ・・・

 

で、練習の話なんだけど、

相変わらず、ジャズギターは難しいとか、実際悩んでいるオトモダチも多いと思うけど・・・

ま、簡単じゃないけど・・・、特に、常に進歩したいとか思ったら泥沼です・・・

いや、言い方わるいな・・・ライフワークです。っと

でも、とりあえずジャズを楽しめるという所に行けるかどうか、という意味でお話すると、

コードとかスケールとかアルペジオとか、取りあえず”100”程覚えれば 

軽くヨダレが出るくらいには楽しめると思います。

100って大変じゃん!て思うかもしれないけど

バラバラに100じゃなくて

関連性があって10ずつくらい束になっている感じなので

10×10 的な・・・

整理しながら覚えていくと10個も覚えればイイだけだよ!

それでもムリとか思っちゃう人は・・・

どうしてくれようか?・・・考えときます。

 


ピッキング➁

2014年09月02日 | 基本・基礎

前回ピッキングの傾斜、アングルの話を少し書きましたが、

どちらから傾斜をかけるかということだけなので

そんなにサウンドが変わるわけはない!と思いきや、変わります。

ベンソン系のグリップはサウンドがイイ!とわざわざ右手のフォームを変える話も多々ありますね。

私もトーンのバリエーションとして、このグリップで時折演っていましたが

昨今は頻度が増しています。

トーンが変わる大きな要因の一つは実は気の抜けるような話です。

ピックをホールドしている親指と人差し指以外は手の平を大きく開いてフォローする感じになるので

その手の平が若干反響板のような役割をしてサウンドにリバーブ感、マイルド感を与えるようです。

 

このグリップの場合、発音する弦以外のミュートの問題もありま~す。

単純に左手でのミュートの精度を上げれば良いのですが...

手の平が上向きに開いているのが、本来このグリップらしいフォームながら、

私の場合、親指の付根の腹が弦に触れるように閉じて対処したりもします。


ピッキング

2014年07月03日 | 基本・基礎

弦に対して平行にピックをあてるような弾き方は、

サウンドが薄く細くなるので

ジャズではあまり好まれない傾向です。

そこでピックに傾斜を与えるのですが

ハーブエリス、マンデルロウ、パットマルティーノ等のように

親指の先が下向き気味になる感じのグリップをするタイプ、

ジョージベンソン、ジムホール、ジミーレイニー等のように

親指の先が上向き気味になる感じのグリップをするタイプに

ざっくり大別できるかもしれません。

ピックに与える傾斜が逆になります。

詳しくは、かなり長くなるので省略しますが

それぞれの奏法の利点、不利な点など考察してみるのも面白いと思います。

 

アルタネイトピッキングで弾くか否か...なんてーのも

良く耳にする、目にする話ですが

体にリズムを条件反射的、習慣的に吸収させるというか、

リズムの側面からでは、アルタネイトは非常に優れた奏法です。

リズムに不安な要素がある人の場合は徹底的にこの奏法でトレーニングすることを

強くおすすめします。

体にしっかりリズムができている人の場合は

アルタネイトと共にトランスヴァースピッキングも練習することをおすすめします。

トランスヴァース?(横断)・・・要は、エコノミーピッキング、スイープピッキングみたいな類です。

あまり偏執的にこの奏法で、と考えるとアクセントのコントロールの難しさ、左手への負担等で

平坦になりやすくジャズ的なニュアンスが失われがちです。

ジャズ的なトランスヴァースピッキングというか、落としどころのようなものが

あるように思います。

いずれの奏法も自在にコントロールでき、臨機応変に使い分けるっつーと

素晴らしいですが、中々難しいですね...

私も精進したいと思います。

 


Mr.ブルー

2009年02月14日 | 基本・基礎
ブルーノート、ブルーススケール…
ブルージーなアプローチは誰がナンと言おうと
大切な要素だ。

録音物等を参照する場合、
基本の段階の人の中から
どこがブルーな部分だか、そうではない部分だか
よくわからないという話をしばしば聞く。

わかりやすくするため、極端に言えば
ブルースプレイヤーにとって
ブルーススケール等を中心とした語法は
主食のようなもの。
ジャズプレイヤーにとっては
欠かす事のできない大切な調味料のようなもの。
ブルース者にとってはゴハンのような…
ジャズ者にとっては塩胡椒のような…
両者双方にとって重要だけど
弱冠、そのニュアンスが異なるというか…

ジャズはハーモニー等を主眼にしたフレーズに
ブルージーなフレーズが調味料のように混ざってくることが
基礎を構築している最中の人を悩ます部分だと思う。
調味料のようなモノだから
プレイヤーによって
濃い味(ブルー度が濃い、多い)が好みの人、
薄味が好みの人、人それぞれだし。

ブルージーな部分をうまく抜き出して
‘ここがっ!’という具合に参考にするのが難しいとか
‘オレ/アタシのブルージーなフレーズ、ダッサイな~’という人は
グッとくるモロブルースのプレイヤーを直接、参考にすれば、
ブルージーなフレーズの研究という上で、よりやりやすい。
そりゃ、主食だし…
クールなダブルストップブルーノ-トリックなんかもイッパイあるョ…

そしてコーダルフレーズなりモーダルフレーズに
いかにブレンドするか!?というステップに進むとスムーズにいくかな。

ジャズとブルースは親戚というか兄弟というか…
オジさんの家に遊びに行く感じで!?!

Ⅱm7の6th②

2008年12月07日 | 基本・基礎
前回の件について…

Ⅱm7/Ⅴ7等のⅡm7部分で6thがプレイされている場合…
Ⅱm7/Ⅴ7を、
まとめてⅡm7のみと想定してインプロしたり
まとめてⅤ7のみと想定してインプロしたりする…こともある。
定石的なアプローチと言えるだろう。
Ⅱm7(サブドミナント)/Ⅴ7(ドミナント)/Ⅰ(トニック)は
機能和声の基本単位だが、
SD-D-Tを
SD-Tや
D-Tとして
アプローチするということになる。

後者(Ⅴ7のみ)と意識してプレイした場合、
Ⅴ7として3rdを弾けば
Ⅱm7から見れば6thだ。
例えば
Cキーで
G7(Ⅴ7)の3rdはB、
BはDm7(Ⅱm7)から見れば6th。

機能和声は
サブドミナント、
ドミナント、
トニック、
の3グループに
カテゴライズされるということが根本だが
しばしば、
サブドミとドミナントをセットで1グループとし、
サブドミ-ドミナント、
トニック、
の2グループとしてハンドルしたりする。

Ⅱm7の6th

2008年11月29日 | 基本・基礎
スウィング、バップ等、機能和声をベースにした環境下で、
小さな音価で経過音としてプレイするのは構わないが、
長い音価では回避するべき…というのがアヴォイドノート。

ところが実際コピってみると
Ⅱm7で6thが堂々とプレイされていることはしばしば。
疑問に思ったことがある人も多いだろう。
モーダルな環境ならカラートーンということになるが
バップ期のプレイヤーだって積極的に6thをヒットしていたりする。

なぜか?…

…つづく…(笑)

曲の徹底攻略/レパートリー

2008年09月05日 | 基本・基礎
ある曲を徹底的に研究、練習するという事…
レパートリーを増やすという事…
別枠として捉えてみては?という話をしてみたい。

ブルース、リズムチェンジ、任意のスタンダードなどから
ある一曲を選び、徹底的に攻略してみると
‘世界が変わる’ということが起こりやすい。

例えば、
その曲のテーマ、
必要なコード、スケール、
ソロ、伴奏
イントロ、エンディング
オーソドックスなアプローチ、モダンなアプローチ
…などなど
考えられる限りあらゆる切り口で
丁寧に練習していく。
曲に対しての理解、処理、演奏、即興などのスキルを
一曲集中で確実にアップさせる…という事なのだけど、

スタンダードなど、ジャズで演奏される曲は
ⅡⅤ、ターンアラウンドをはじめ
パターン、パーツ化して練習できる部分も多い。
ということは、ある一曲を題材として練習したある要素が
他の曲でも再登場し、再利用できるケースが多いということだ。
極端に言うと、たった一曲しか練習していないのに
気がついたら他のこの曲もその曲も弾けるようになっていた的な
感触に近い。

逆に、あの曲もこの曲も演らなきゃと焦って
たくさんの曲を関連性、類似性も曖昧なまま
雑な方法で練習してしまうと、
どの曲を弾いても
消化しきれていない、クオリティーが低い演奏になってしまう
という結果に繋がってしまうこともしばしば…

無論、レパートリーをどんどん増やしていく段階、時期も必要だし、
そのことに焦点を絞ることもあるわけだが、
上記のように、雑に多くの曲と接してしまう事と
混同された状態になってしまっては
望むべき次のステップに持っていきにくい。

再度、まとめると…
曲に対しての理解、処理、演奏など、スキルアップ自体を
念頭に置いているのか…
レパートリーを増やすことを念頭に置いているのか…
確実に意識して楽器と向かうことを
おすすめしたい。

スケール、コードトーン…w/リピート、装飾…

2008年08月19日 | 基本・基礎
ウチのレッスンにしても、
様々なジャズの資料を参考にしても、
その他あらゆるソースで
スケール、コードトーン、ガイドトーン等が
重要な基礎になるという類のことを見聞きすると思う。
時折、それらをもとにプレイしても
いわゆるジャズらしいソロにならないのですが?
という趣旨の質問を受ける。

人それぞれ対処すべき原因は異なるが…
まず、リズム的な問題のケースが多いけど、
それは、ここ最近、このブログでも幾つか書いたので
そちらを参考にして頂くとして、
それ以外、2点程、解決に繋がりやすいポイントを書いてみよう。

スケールにしてもコードトーンにしても、
上行にしても下降にしても跳躍させるにしても、
だらだら羅列し過ぎない/しない。
スケール、コードトーン全部を弾かなくては…などとは決して思わず
一つでも2つでも3つでも任意の音を選び、
一度プレイした音列、それに伴ったリズムをリピートする等して
メロディックモチーフなり、リズミックモチーフなり、
音楽的センテンスを構築していくことを意識する。

刺繍、
インダイレクト・レゾルーション、
(メイン、ターゲットの音を隣接した上下の音で挟む。詳細は別機会)
クロマティック、他により
音を装飾していく。

…あたりが即効性が期待できる対処策だと思うが、

一点目の
‘一つでも2つでも3つでも任意の音を選び’という事にしても
スケール、コードトーン等自体を把握していなければ
音を選びようがないし、
2点目の装飾も、
装飾すべきターゲットの音
(スケール、コードトーン等の一部)自体を認識していなければ
飾りようがない。

というわけで、モチーフ、装飾などは
また別枠として研究するとしても
スケール練習等は、その段階のためにも、プリリクイジット的に
重要だ。

実際的に
モチーフをどう構築するか?
どのように音を装飾するか?ということで
トランスクライブ、コピーの必要性、有用性も出てくる。

‘スケール練習の類はダルイけどコピーは好き!’
‘スケール練習はコツコツするけどコピーメンドクサッ!

どちらも気持ちはわかるけど、あまり感心はできないサ~。
両方共、楽しんでできるように自己コントロールできるといいネ。

カウント

2008年08月09日 | 基本・基礎
練習の際、カウントを取らずに弾き始める人をよく見かけるけど、
そうすると、大抵は自身の好むテンポで弾いてしまうことになる。
ミディアムアップで…、スローで…等、
実際に弾くであろうテンポ、
弾きたい特定のテンポ等をしっかりイメージして
カウントを取ってスタートしたい。
リズムの重要性は、頭のみで理解するものではない。
身体が自然にカウントを取り、テンポを取り、
リズムを取っている状態になれば
身体の芯からリズムを大切にしているということになると思う。

カウントの間、硬直していて、
弾き始めで急にバタバタとリズムに乗ろうとする人も多いが、
カウントの間にできるだけ迅速かつ具体的に曲のリズムをイメージする。
練習では特に、足のタップ、フィンガースナップ等でリズムを長い間取って
グルーブを掴み体勢ができてから
‘1、2、3、4’とスタートしても一向に構わない。

極論すれば、
自身をギタープレイヤーと認識するよりも
ギターを弾くドラマー(?)、もしくは
ギターを弾くダンサー(??)とか認識するくらいの勢いで、
リズムの重要性を身体に染み込ませるという意味では丁度いいと思う。

なにしろ…
ジャズを演るからにはリズム感を鍛えないと…
リズムが悪いジャズプレイヤー…
泳げない魚…
ネズミが怖いネコ…
女好きのオカマ…?(普通じゃん!?)
…ナンか困っちゃうよネ?

跳ね過ぎ注意!

2008年07月25日 | 基本・基礎
ジャズの重要かつ特徴的なリズムといえば
スウィング。
スウィングは3連をベースにしている。
譜面上でもJazz,Swing等という指示があれば
通常の8分音符として表記してあっても暗黙で2:1でプレイする。
基本的には…
この基本的には…というのが中々曲者で、
伴奏では、ほぼ額面通りにハネて解釈しても
さして問題に直面することは多くはないが、
メロディー、ソロとしては考えものだ。
バップ以降のジャズを念頭に置いている場合は特に。
無論、古いスタイル、ファンキーなニュアンスなど
バウンス感を強調するケースもあるが、
自身のメインのノリとしては、
ハネ感をセーブ、コントロールするスキルの体得は
良い結果を得る上で必須だ。
では、どの程度ハネるのか?もしくはハネないのか?
残念ながら解答はない。と言うより、解答は一つではない。
先人達の優れた演奏を聴いても
かなりハネる人、ベタベタ気味にプレイする人、人それぞれだし
フレーズとリズムのフィールがフィットするように
ノリをフレーズ単位で変化させたりもする。
それでも、共通、共有しているジャズのリズムとしての
価値観、普遍性、ナマリ、クセは確実に存在している。
それらを掌握してしまえば、しめたものだし、
それらが身体に浸透している限り、あとは自由だ。
…中々難しいネ。
文章で書くのも難しい。
いつか改めて‘リズム’を、より細かいトピックに分けて書いてみたい。
レッスンではより実際的に演っていくけど。

スケール、コード、多々あるアプローチ…
時間を割かなきゃ…というトピックは数あれど
実はそれら以上に時間を割き重要視すべきポイントは
‘リズム’だっ!だだっ!

トライアド+7(b7)/ルート+トライアド

2008年07月11日 | 基本・基礎
3度堆積4和音のダイアトニックコードと
ロワーストラクチャートライアド(インナーストラクチャートライアド)の
関係。

ロワーストラクチャートライアドとは
コードの構成音内から抽出されるトライアド。

Cキーで。

まず、以下は列記するまでもないが

トライアド+7(b7)

Cmaj7 
C トライアド+maj7
Dm7 
Dmトライアド+b 7
Em7 
Emトライアド+b 7
Fmaj7
F トライアド+maj7
G7
G トライアド+b 7
Am7
Amトライアド+b 7
Bm7b5 
Boトライアド+b 7

そして

ルート+トライアド

Cmaj7
ルート+Emトライアド
Dm7 
ルート+F トライアド
Em7 
ルート+G トライアド
Fmaj7
ルート+Amトライアド
G7
ルート+Boトライアド
Am7
ルート+C トライアド
Bm7b5 
ルート+Dmトライアド

いつでも自由に意識変換できるようにしておくと
何かと◎。

2拍目&4拍目 補足

2008年07月04日 | 基本・基礎
2拍目、4拍目のみ
メトロノームのクリック音を鳴らす練習方法…
違和感があってリズムのキープさえ厳しいという人。
クリック音をクローズドハイハット、コンガ、スネア等と
イメージして演ってみて…

違和感が無くなり、白玉、八分、倍テン、シンコペーション他、
何を弾いても安定するようになると素晴らしい。