murota 雑記ブログ

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マルクス、その唯物史観をどう見るか。

2018年05月03日 | 歴史メモ
 マルクスの歴史観によれば、その時代における物質的生活の生産様式が社会の経済的機構を形成し、同時代の社会的、政治的、精神的生活諸過程一般(意識)を決めていくという。つまり、人間の意識がその時代における社会的存在を決めていくのではなく、その時代における社会的存在が、政治経済や芸術・道徳・宗教といった同時代の意識そのものを決めていくというものだ。そして、人間の社会的存在を下部構造、人間の意識を上部構造とよび、つねに時代とともに変化する下部構造のありようが、その時代における上部構造の変化を必然的にもたらすものとした。このようなマルクスの歴史観が唯物史観といわれているものだ。 . . . 本文を読む