ムジカでは5機種のフォノアンプを発売しています。
それぞれに特徴があります。
フォノアンプの主要な回路はフォノイコライザー回路です。
アナログレコードは
米国レコード協会(RIAA)が策定した再生カーブ(RIAAカーブ)によって録音されています。
このレコードを正常な音で聴くためには
RIAAカーブをもった特別な増幅回路を経由しなければなりません。
そのための回路がフォノイコライザー回路です。
フォノイコライザー回路にはいくつかの方式があります。
大きく分けると4つ
NF型
CR型(LCR型)
NF型とCR型のハイブリッド
デジタル方式
です。
これらにはそれぞれに音の傾向があります。
ここではそれぞれの特徴をお話してみたいと思います。
まずはNF型です。
この方式は最もポピュラーで、
現在発売されているフォノアンプの90%以上を占めると思われます。
当社のフォノアンプではiris-phono以外のフォノアンプがNF型です。
ノイズが少なく作りやすい方式です。
ただし、とても利得が高い増幅回路のNFBにコンデンサーがはいりますので
そのことを嫌う方もいます。
音質はダイナミック、力強い、キレが良い等々。
アナログレコードの特徴と重なる部分があります。
JAZZやポップスにはよく合うと思います。
次はCR型です。
次回に続きます・・・