ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

真空管ラジオ!!vol.5

2016-08-20 | オーディオ部品のうんちく
「真空管ラジオ!!vol.4」の続きです。

人間は1KHzを中心にバランス良く落ちる特性を自然に感じるようです。

例えば、1KHzの上3オクターブは8KHz

下3オクターブは125Hzです。

125Hz〜8KHzというとフルレンジスピーカーにはよくある周波数特性ですが

これが意外と聴きやすかったりします。

ところが最近のスピーカーは高域特性は素晴らしいので

125Hz〜20KHzとなってしまいます。

高域が伸びるから良さそうな気がしますが

これはむしろバランスが崩れて嫌な音になります。

上を20KHzまで伸ばすのでしたら

下は70Hzまで出ていないと不自然に感じるのです。

偶然かもしれませんが

アンティークラジオの周波数特性は

意外とこの法則に当てはまります。

アンティークラジオの音が聴きやすい理由の一つかも知れません。

次回に続きます。





お知らせ その1です。

現在進行中のキャンペーンの一部をご紹介します。

(1)Raicho Lucido-int 発売記念キャンペーン



期間:8月31日まで

内容:Raicho Lucido-int(\360000)と

  ドイツ・クアドラル社ロジウム200(¥98000)のセットを特別価格で販売。

販売価格:128000円(税別・セット)


(2)スピーカーキャンペーン 001



期間:8月31日まで

内容:ドイツ・クアドラル社ロジウム200(¥98000)と

ロジウム200専用天然黒御影石スピーカーボードセット

販売価格:89800円(税別・セット)


ご注文は、お名前、ご住所、電話番号、ご注文商品、おい支払い方法(代引・振込)

を明記し、メールで   eigyou@musika.jp   までご注文ください。





お知らせ その2です。

ドイツ・クアドラル社の輸入元ネットワークジャパンと当社の協同イベントを行います。



8月27日(土)、場所はムジカ試聴室です。



ブログで実験したスピーカーセッティング法も試聴していただこうと思います。

また、輸入元の担当者による技術的な解説も予定しています。

詳細はこちら
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真空管ラジオ!!vol.4

2016-08-19 | オーディオ部品のうんちく
「真空管ラジオ!!vol.3」の続きです。

1960年代の真空管ラジオをパワードスピーカーとして使用したとき

なんとも懐かしく癒される音に出会いました。

けっしてHiFiではありませんが聴いていて疲れない音です。

この音を一般的なオーディオシステムで再現してみましょう。

まずは周波数特性を検証します。

簡易的な方法ですが、

iPadとヘッドホンを用意します。

iPadにはグラフィックイコライザのアプリをインストールしておき

ヘッドホンでモニターします。

これとラジオからの音を聴き比べて特性が近づくように

グラフィックイコライザを調整します。



女性ヴォーカルやオーケストラ、ストリングス等

色々な音源で微調整をしたものが下図のようになりました。



見事なカマボコ特性です。

こんなレンジの狭い再生音のどこに良さを感じるのでしょう?

この再生特性をよく見えると1.5KHzを中心に

高域も低域もバランス良く落ちています。

この点が重要です。

人間は1KHzを中心にバランス良く落ちる特性を自然に感じるようです。

次回に続きます。





お知らせ その1です。

現在進行中のキャンペーンの一部をご紹介します。

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期間:8月31日まで

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(2)スピーカーキャンペーン 001



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真空管ラジオ!!vol.3

2016-08-18 | オーディオ部品のうんちく
「真空管ラジオ!!vol.2」の続きです。

今回は音源としてiPhoneを使用しました。



iPhoneのヘッドホン端子からラジオに信号を送ります。

音を出すにあたって

このラジオには不思議な名前のツマミが2つあります。

まずはトーンコントロールスイッチです。

表示は『OFF-HI-MID-LOW』となっています。



音質から考えて

『オフ-高音多-高音普通-高音少』というトーンコントロールです。

私のなかでは、電源スイッチとトーンコントロールスイッチが兼用されているというのは

けっこうなカルチャーショックです。

昭和40年ころはこれでよかったのでしょう。

音質は2~8KHzあたりが持ち上がるという感じです。

8KHz~もコントロールされているのかもしれませんが

このラジオのスピーカーではさっぱりわかりません・・・。

次は、ボリュームです。

表示は『SOFT-LOUD』となっています。

『弱弱しい-やかましい』ということになります。

なんとも斬新な表示です・・・。

音質は、単に音量が変化するだけでした。

さて音質ですが、

トーンコントロールのポジションはLOWがバランスが良いようです。

意外に高域は伸びています。

アンティークラジオでもマグネチックスピーカーが使われているとキンキン、

初期のダイナミックスピーカーはボンボンとなるのですが

このスピーカーはとてもバランスの良い高域と低域です。

AMラジオを聴くならば十分な帯域です。

1950年代の女性ヴォーカルを再生してみましたがとても良いバランスで鳴ってくれました。

とくにヘレン・メリルはナカナカでした。

次回に続きます。





お知らせ その1です。

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期間:8月31日まで

内容:Raicho Lucido-int(\360000)と

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真空管ラジオ!!vol.2

2016-08-17 | オーディオ部品のうんちく
「真空管ラジオ!!vol.1」の続きです。

あまり知られていませんが

この時代の真空管ラジオには外部入力端子をもったものが多くあります。



PUと書いてあることが多いのですが、

Pick upの略で今風に言うとレコードプレーヤーのカートリッジを指します。

当時のカートリッジはロッシェル塩を用いたクリスタルピックアップが主流でした。

このカートリッジは負荷抵抗を適切に選ぶと

SPレコードの再生カーブに近似してしまうという

まことによくできたピックアップです。

適切な負荷抵抗の値は2.2MΩあたりで

これがまた、検波段のグリッド抵抗にあっているため

グリッドから1本電線をひっぱるだけで外部入力端子のできあがりです。

この端子はインピーダンスも高く、

信号レベルも現在のラインレベルと変わらないため

ここにCDを接続すると真空管ラジオが

真空管アンプ内臓のパワードスピーカーに変身します。

このラジオの場合スピーカーが2つありますので

ステレオでの再生も可能です。

今回はここにiPhoneを接続して音をだしてみました。



音質ですが・・・次回に続きます。

次回に続きます。





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真空管ラジオ!!vol.1

2016-08-16 | オーディオ部品のうんちく
真空管ラジオを手に入れました。

温故知新といいますが

私は真空管ラジオである特定の音源を再生したときに

思わず振り返るような経験をしたことが何度もあります。

例えば、

美空ひばりさんの『悲しき口笛』という曲があります。

1949年のレコーディングです。

60年以上前の音源ですので低域も高域もだら下がりで歪も多く聴こえます。

以前、この曲を6D6 6C6 6ZP1 12FKという真空管を使用した

昭和20年頃の高一型ラジオで聴いたときに

なんともいえないリアルな音にびっくりしたことがありました。

このタイプのラジオはラジオとしても高級品と言えるようなものではなく

音はそこそこです。

そこでこんな推論が生まれます。

『当時の音源はラジオで聞くことを前提にミキシングされていたのではないか?』ということです。

当時レコードはSPの時代でとても高価なものでした。

日常的にレコードを聴くという人は一部だったとおもわれます。

当然テレビもなく、

メジャーな音楽メディアといえばラジオでした。

そこで収録する際にリファレンスはラジオからの音だったのかもしれません。

つまり、当時の曲を聴くためにはラジオのような特性をもたせたアンプで再生すると良いのでは?ということです。

そんな研究のために古い音響機器をテストしています。

今回のラジオは三菱製のラジオです。



昭和40年代のものではないかと思います。

真空管時代の最晩年のラジオです。

中波と短波が受信できるようになっています。



真空管は全てミニチュア管です。



スピーカーはアルニコマグネットを使った内磁型です。



全て自社のパーツを使っているのはさすが三菱です。

もう少し詳しく見てみましょう。

次回に続きます。





お知らせ その1です。

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期間:8月31日まで

内容:Raicho Lucido-int(\360000)と

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