プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲マルトン(エヴァ) ドミンゴ(プラシド) ミッチェル(レオーナ) ユニバーサル ミュージック クラシック 2006-06-07売り上げランキング : 7047おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
秋は、オペラ・・・ということで、引き続きオペラネタを取り上げます。
トゥーランドットは、プッチーニ最後にして未完に終わった作品。
わたしが一番好きなオペラです。中国のある王朝に氷のように
冷たい心をもった美貌のお姫様トゥーランドットがいるのですが
そのお姫様の心を他国の王子カラフが手に入れる物語です。
冷静に見れば「中身より外見にほれた単純な男の物語」なのですが
この驚くほど単純なストーリーが、実はオペラの魅力でもありまする。
ところで、このDVDは、わたしが観たトゥーランドットの中では
最高の作品。この作品、あまり劇場で観る機会はないのですが
ここ最近では、2006年春にサントリーホールで、コンサートホールオペラが
ありました。このときのオペラ、運よく初日にチケットが取れたのですが
なんと当時の首相小泉さんと金メダリスト荒川さんが、主催者側の招待で
いっしょに観劇していました。トゥーランドットを優勝曲とする
金メダリストを招待するなんて、サントリーの粋な計らいです。
ところで、エセ文化人と呼ばれるわたしは、舞台装飾が派手だとか
衣装が豪華とかいうことで高得点をつけがちですが、このDVDは
ほんとーにすごいです。歌手の実力も含めて、すべてにおいて迫力満点です。
自分が好きな場面になると頼まれなくても自然に感情移入。
序曲ですでに涙が出てきてしまうのは、ちょっとやりすぎかもしれませんが。