
学芸大西口商店街のとある一角。
異様に存在感のある店構え。

迫力ある手書き看板のせいかもしれない。
ショーケースに並べられたサンプルのせいかもしれない。
とにかく「年季の入ったうまさ」がプンプンしてくる店である。
ちょっと急な階段を、ギシギシ鳴らしながらあがる。
いわゆるランチタイムからは少し外れた時間。
客はアタシのみ、らしい。

壁に貼られたメニューも、チェックのテーブルクロスも、ちょっと破れた椅子も、
照明も、おじさんの折り目正しい接客も、何もかも、レトロ。
特にレトロなのは時計。
まさに大きな古時計的時計。
ぼ~~~んって鳴るやつ。
なんだか、吉田篤弘の世界、『つむじ風食堂』に来ちゃったみたい。

ハンバークやポークチョップやピカタなど、魅力的なメニューの中から
帆立貝のフライを注文。程なくしてやってきたのがコチラ↓。

大きなホタテである。たっぷりのタルタルソースがうれしい。


ナイフで割ってみると、中からジュワ~っと熱々の湯気と汁。
冷めないうちに急いでパクつく。衣が薄くてサクサク~♪
扱いが悪いと生臭さが残ってしまう魚介類だが、
臭みはまったくなく、甘みがある。
野菜とご飯と味噌汁と、三角食べして見事完食♪
アタシが帰る頃には、他にもお客さんがやってきて
Bランチ(チキンカツレツとコロッケ)を注文していた。
次はアタシもそれにしよう。
***
ちなみに、食後は学芸大駅前の「かふぇりどぅあんぐいゆ」にてコーヒーを。

五番町ブレンド(マイルド)は、空気がたっぷり入っているようなまろやかな舌触り。
大好きなサーバジアカフェ(多磨霊園)のコーヒーと舌触りが似ているのでありました。
お代わりが250円でできるというのが、とっても嬉しい。