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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

崔家の校洞法酒@慶州

2011年01月20日 | 散歩・旅のこと


慶州の校洞というところにある崔家。
校洞法酒はその崔家で代々作られている秘伝のお酒である。

その作り方は重要無形文化財に指定されるほどで、現在の技能保有者は90歳を超えたおばあさんだそうだ。
1日16本しか作れないという貴重なお酒を、崔家の古宅の一角で試飲させていただいた。



きれいな琥珀色の液体である。
香りがよく、口に含むとほんのり甘く、とろりとしている。
正月に飲んだお屠蘇に若干似ている気もするが、こちらのほうが格段に美味しい。

900mlを2本、お土産に購入。
注意点は、絶対にお燗にしないこと、10度以下で保存しできるだけ早く飲むこと。

帰国後、たいちゃんの実家で酒盛り。非常に評判がよく、あっという間になくなってしまった。

買い物を済ませた後は、崔家の建物とお庭をちょっとだけ見学させていただいた。



慶州崔家は新羅時代から続く名門の家系。李朝鮮時代は両班ヤンバンだったそう。

ちなみに、この周りは崔氏一族の家が並ぶところで、
宗家のお宅も見せていただいた。そのお宅がこちら↓。



女性が生活する領域は裏手の方にあり、外から見えないように工夫されているそうだ。
未だに人が住んでいるので、奥まで入ることはできないが、女性の生活区域の入り口から見学。



崔家の庭には、両班ヤンバンとしての崔家の家訓が掲示されていた。
時代や国を超えて通じる内容だと思った。