52 Crescent Street

東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

Rachmaninov Works

2007年10月15日 | 音楽オペラ
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今年のゴールデンウィーク、有楽町の東京国際フォーラムで開催された
「ラ・フォル・ジュネ・オ・ジャポン」で、ラフマニノフを聴きました。
今頃思い出し、再びロマンティック気分に浸りたいと
引っ張り出してきたのが、このCDです。名盤中の名盤(らしい)。

むかしむかし、クラッシックに対する興味がにわかに高まる中
「ラフマニノフ聴くならこれだよー」と、このCDをくださったO氏。
東大法学部に通いながらも、音楽家になる夢を捨てきれず
NYに音楽留学しちゃったり、CDを編集しちゃったり。
人生そのものがロマン溢れるO氏お勧めのCDでしたが
価値がわからないエセ文化人は、CDラックに入れたまま
ほとんど忘れ去っていた・・・というどうしようもなさ。
ごめんね、O氏。

ラフマニノフの交響曲第2番はあまりにも有名ですが
わたしはこのCDに収められている交響曲第3番が好きです。
特に第1楽章。力強く始まったかと思うと、寂しげなメロディが続き
なかなか郷愁溢れる趣です。このメリハリ、生で聴きたい。
近々どこかのホールで演奏されないかな。
だれかコンサート情報知っていたら、教えてくださいな。

モスクワビザなし滞在 だんなバージョン

2007年10月14日 | 散歩・旅のこと
昨日アップした旅行記にだんなさんからクレームがつきました。
どうも抜け落ちているところがあったらしく、いろいろ指摘されたあげく
書き直されちゃいました。

以下、だんなバージョンお読みください。

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過去の旅を振り返る、エストニア―ラトビア編。

エストニアの首都タリンで終了していた旅を再開すべく、アエロフロートで出発。モスクワからタリンまでの乗り継ぎがよくないため、モスクワのトランジットホテルで1泊する手筈になっておりました。

がっ!シェレメチェボ空港のアエロフロートのおばちゃん係員にクーポンを見せると、首を傾げながらあちこち電話をかけ始めました。イヤ~な予感が。

30分ぐらい待ったところで、やはり!ホテルの予約が取れていない!かといってビザがないから入国もできない!

何と言ってもここはロシア。
「どうなっているのですか?」
「トランジットホテルには泊まれませんスカヤ」
「予約していたはずなのですが」
「私らの責任じゃありませニエット」
「他のホテルには泊まれませんか?」
「入国できませんからシニコフ」
じゃーど~すりゃいいの??

・・・みたいな展開を想定してビビっておりましたが、おばちゃんたちは意外にやさしく、何とかなりそうな雰囲気が漂っています。

開き直って待つことさらに1時間。アエロフロートの日本人係員のお兄さんの助けもあって、トランジットホテルに泊まれることになりました。

入国審査の長蛇の列を横目に空港の裏口に連れて行かれ、お迎えのバンに乗り込み、近くのホテルへ。正式に入国をしていないので、正面ロビーからは入っちゃいけないらしく、バンはホテル裏へと向かいます。

裏口専用フロントでチェックインを済ませると、ガタイのいいお兄さんたちに囲まれて、建物奥にある秘密のエレベーターで上階へ。他の正規の(?)客に合わせてはいけないらしい。犯罪者か、私たちは?

5Fに着くとお兄さん(おじさん?)のひとりが説明を始めました。言葉は全てロシア語。でも何となく、この階以外には行ってはいけないとか、食事はルームサービスのみとか言っているのがわかる。ほとんど軟禁状態です。

まあすぐに寝てしまえばいいだろうと思っていましたが、しばらくするとお腹がすいてきた。これじゃ寝られんと、ルームサービスを注文することに。ルームサービスはさすがに英語が通じるだろうと思ったら、知ってるのはNo English!の2単語だけらしい。

あきらめかかったものの、空腹に耐えきれず、だんなさんがロシア語で再挑戦。どんなものが出てくるやらと思ったら、注文通りの品が到着しました!だんなさん、やるぅ!ちょっと惚れ直した瞬間でした。

さてさて記念に料理を写さねばと、この旅行のために新たに購入したリコーのカメラを取り出してみれば、いきなりフタが壊れていて、どうやっても直りません。初日からなんてトラブル続きな旅だ!

しかしだんなさんによれば、ロシアで物事がまともにいくほうがおかしい、とのこと。カメラの故障はロシアのせいじゃないのでは?でも、まあそう考えれば気持ちも楽ですね。

翌日、フライトまで時間があるのに「時間だから出るスキー」とお達しが。そのわりにはバンが来るまでロビーでさんざん待たされます。監視のお兄さんたちのロシア語のおしゃべりを聞くともなく聞きながら、ロシア的時間が流れていきます。

それにしても、あのままわたしたちがホテルから消えたとしても入国記録はなし。日本人のカップルなんて存在しませんでしたってことになってしまったのでしょうか。

モスクワビザなし滞在

2007年10月13日 | 散歩・旅のこと
過去の旅を振り返る、エストニア―ラトビア編。

前の旅行がエストニアの首都タリンで終了していたので
そこから続きを開始するべく、アエロフロートで出発。
モスクワからタリンまでの乗り継ぎがよくないため、
ビザなしモスクワ1泊滞在をすることになりました。

ビザなし滞在って、犯罪者的に扱われるのでは?ぐらいの
恐怖感がなんとなくあったのですが、実際は見方によっては
これってVIP待遇?と思えるぐらい至れり尽くせり。

まず、通常1時間以上並ぶ入国審査はパス。
空港建物の裏口に、お迎え車両が横付けされ
黒いスーツに身を固めた強面のお兄さんに付き添われ
今夜の宿へ。(もちろんホテルは選べません。)

他の宿泊客には会ってはいけないらしく
専用フロントでチェックイン。がらんとした
広い空間に革張りソファが2つ。強面のお兄さんと
向かい合って座り、軍服を着たほかのお兄さんが
部屋の隅に立って一応こちらを警戒しています。
ホテルのフロント係がやってきて、手続きを済ますと
建物の裏にある秘密のエレベーターへ。
移動はもちろん前後に強面の兄さん2人がつく形。
エレベータが5Fにつくと、受付みたいなデスクがあり
そこで色々説明を受ける。例えば、この階以外には
行ってはいけないとか、食事はルームサービスのみとか。
ほとんど軟禁状態ですね。

部屋でちょっとくつろいだあと、ルームサービスを注文することに。
英語が通じるかなーと恐る恐る電話をすると、「No English!」と
バッサリ。このままでは、2人で飢え死にしてしまうと、だんなさんが
必死になってロシア語を思い出し、なんとか注文成功。
届いた料理も注文通りで、本人はご満悦。

記念に写真を撮ろうとカメラを出したが、この旅行のために
新たに購入したリコーのカメラがなんとぶっ壊れているではないですか!
怒り心頭どうにもならず、今回の旅は写真なしと腹をくくり
2人でふて寝。

次の日のチェックアウトは、やはり強面兄さんに付き添われ
専用フロントで無事終了。空港までも昨日のルートを
そのままビデオで巻き戻したみたいに帰っていった。気がついたら
昨日モスクワに到着したときの状態にもどっていたって感じ。

それにしても、あのままわたしたちが消えたとしても
日本人のカップルなんて存在していませんでしたってことに
なってしまったのでしょうか。

ちゃんこ川崎@両国

2007年10月11日 | 食べ物のこと
日本語教育ゼミOBの集まり。
とはいっても、たった4名のOB会です。

今現在、日本語教育に携わっているOBは数少なく
わたしも含め、だいたいは別の職業に転職しています。
そんな中ベトナムの日本語教育界で活躍していたロディが帰国しました。

ロディ以外の3人は、同時期に台湾にて日本語を教えていた仲間。
梅さんが首都の台北、黒さんが文化の街・台中、南部の高雄にはわたし。

今回は、両国にある「ちゃんこ川崎」が会場に。
けっこう渋い門構えですが、いまいち入り口がわかりづらく
間違って裏口を開けちゃった。恥ずかしい・・・

気を取り直して中に入ると、すでに女性陣は到着していて
近況報告会が始まっていました。
2人ともおめでたいこと続きです。

梅ちゃんは待望の赤ちゃんができたし、黒ちゃんは長年付き合った
アメリカ人の彼と結婚。ビザの手続きが如何に大変かという話や
産婦人科やマタニティ秘話など、別世界の話がやたら新鮮。
話に夢中になりすぎて、前菜の焼き鳥を食べ終わるのが遅かったらしく
お店の人に催促されてしまった。


ちゃんこ鍋が煮えるころには、ロディも到着。
10年近く住んでいたベトナムを離れるのは
さぞかし辛かっただろうけど、これから先の人生に
希望や楽しみも多そう。がんばれ、ロディ!

ひとしきり思い出話に花を咲かせ、仕上げは
野菜や肉などから旨みがたっぷりしみだした出汁で
雑炊をおなかいっぱいいただきました。
ごちそーさま。


プロジェクト開始

2007年10月10日 | 徒然のこと
今週の月・火は、わたしにとって久しぶりの連休。
雨が降ろうが晴れようが、待ちに待ったうれしい休日です。

近所の図書館へ本を返しに行った帰り
ちょっと遠回りして雨の中をお散歩。

金木犀のいい香りがする中、小さな手芸店を発見。

ウールの毛糸がセールになっているのをみて
プロジェクト開始を思い立ちました。

今年のプロジェクト第一弾は、金木犀色(にしては黄色いか?)のマフラー。
二目ゴム編みでただいま格闘中。


ゼッフィレッリ自伝

2007年10月09日 | 本のこと
フランコ・ゼッフィレッリは、映画監督・脚本家・
オペラ演出家といろいろ肩書きはありますが、
わたしの中では、やっぱりオペラのゼッフィレッリです。

先日のブログで取り上げた歌劇「トゥーランドット」は
ゼッフィレッリ演出。豪華絢爛舞台セットと美しい衣装は
やはりゼッフィレッリならでは、です。

そのゼッフィレッリが演出する歌劇「アイーダ」が
なんと2008年3月に新国立歌劇場にやってきます!

これはもう、ぜったい行かなきゃっ。

オペラそのものとは関係ありませんが、予習と称して
「ゼッフィレッリ自伝」を本棚から引っ張り出してきました。
彼の生い立ちから、キャリア前半での苦労話、シャネルや
マリア・カラスとの親交、ルキノ・ヴィスコンティとの
愛憎まみれる関係などなど、彼の人生そのものも
豪華絢爛オペラの一幕のような趣。

本書では、彼の演出に影響を与えた風景や人々など
作品と絡めて語られています。次にその作品を見るときには、
いつもと違う角度から作品を楽しめそうです。


歌劇「トゥーランドット」

2007年10月07日 | 音楽オペラ
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秋は、オペラ・・・ということで、引き続きオペラネタを取り上げます。

トゥーランドットは、プッチーニ最後にして未完に終わった作品。
わたしが一番好きなオペラです。中国のある王朝に氷のように
冷たい心をもった美貌のお姫様トゥーランドットがいるのですが
そのお姫様の心を他国の王子カラフが手に入れる物語です。
冷静に見れば「中身より外見にほれた単純な男の物語」なのですが
この驚くほど単純なストーリーが、実はオペラの魅力でもありまする。

ところで、このDVDは、わたしが観たトゥーランドットの中では
最高の作品。この作品、あまり劇場で観る機会はないのですが
ここ最近では、2006年春にサントリーホールで、コンサートホールオペラが
ありました。このときのオペラ、運よく初日にチケットが取れたのですが
なんと当時の首相小泉さんと金メダリスト荒川さんが、主催者側の招待で
いっしょに観劇していました。トゥーランドットを優勝曲とする
金メダリストを招待するなんて、サントリーの粋な計らいです。

ところで、エセ文化人と呼ばれるわたしは、舞台装飾が派手だとか
衣装が豪華とかいうことで高得点をつけがちですが、このDVDは
ほんとーにすごいです。歌手の実力も含めて、すべてにおいて迫力満点です。

自分が好きな場面になると頼まれなくても自然に感情移入。
序曲ですでに涙が出てきてしまうのは、ちょっとやりすぎかもしれませんが。

三国志(9)(10)(11) (北方謙三)

2007年10月06日 | 本のこと
三国志〈9の巻〉軍市の星三国志〈9の巻〉軍市の星
北方 謙三

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三国志〈11の巻〉鬼宿の星三国志〈11の巻〉鬼宿の星
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泣けます。。。

この3巻は、涙なくして読み進めることはできません 

稀代の英雄、英傑と呼ばれた人々が、みんな死んでしまった。

涙の塩分で、コンタクトレンズがガビガビです。


秋は、オペラ

2007年10月05日 | 音楽オペラ
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銀座の松屋でイタリアなんとか展なるものが開催されています。
お昼のお弁当を買いに行くときにちょっと通りかかると
さすがイタリア展らしく、オペラが流れています。

昼にちょこっと耳にしたイタリア・オペラの歌声に刺激されて
引っ張り出してきました、サラ・ブライトマン。

歌劇「トゥーランドット」の「Nessun Dorma」(誰も寝てはならぬ)
歌劇「ワリー」の「La Wally」(さようなら、ふるさとの家よ)
歌劇「ランメルムーアのルチア」の「Regnava Nel Silenzio」(あたりは沈黙に閉ざされて)

などなど、大好きなオペラ曲が収録されています。

う~ん、やっぱり人の歌声って美しいなあ。
今年もオペラ観に行きたくなってきた♪

Cafe La Boheme 新宿御苑

2007年10月04日 | 食べ物のこと
少し前に、元同僚と久しぶりにランチ。
この元同僚、わたしより3つほど年下なのですが
いわゆる才色兼備という人です。
以前の職場では、いっぱいお世話になりました。
感謝感謝。

彼女は、思い切ったキャリア・チェンジで
今は看護学校の学生です。看護学校の授業や実習など
持ち前の洞察力で、毎回ユニークな話を聞かせてくれます。
看護学生はとっても忙しいので、長期休暇のときくらいしか
会えないけど、毎回とっても楽しみです。

今回ランチに行ったのは、新宿御苑のラ・ボエームです。
というか、彼女と行く場所はいつもここ。

ラ・ボエームは都内にいくつもお店があるのですが
今のところここが一番いい。理由は、長居ができるから。
いつもコーヒーを3杯おかわりして、おしゃべりに興じています。

それ以外にここに来る理由もあります。それは天井が高いから。
日本のビルってたいてい天井が低く、どうも息苦しくなってくるのに
このお店は真ん中が吹き抜けになっているのと、南側は天井まで
窓なのとで、とっても開放的。窓外の新宿御苑の緑が、これまた
よいインテリアとなっています。

あと、高い天井からは大きなランプが垂れ下がり
昼間でもちょっと幻想的なのがまたよいのです。

さてさて、今回もこの4ヶ月の間、お互いの生活に起こった変化を
報告し合いました。わたしは、翻訳の仕事を始めたこと。彼女は、
それこそいろいろあったなあ。実習の話やカレの話など、幸せそうでした。