栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

うさぎと亀

2013年01月28日 | おしょうの思い出

子供の頃近くの河原で大きな亀を見つけました。

うれしくて、あわてて家に連れて帰り、亀を飼う水槽を必死に洗っていると、おばあちゃんが 「亀は本当は歩くのが早いから、そんな所に放しているとすぐに逃げられちゃうよ。」と言われました。

「そんな事あるわけないよ。亀はノコノコ歩くんだよ。」 とおばあちゃんを見て笑っていたその時、チラッと亀の方を見て見ると、ものすごい速さで亀が逃げようとしていました。

その歩く速さを見て、亀は本当にウサギに勝ったんだと思いました。僕は危うくウサギになるところでした(笑)。

何事にも・・・油断大敵。

昔 昔の遠い記憶の思い出です。

       合掌   栄久山 妙善寺

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松の木

2013年01月23日 | おしょうの思い出

妙善寺の境内に、何百年も生きて来た立派な松の木がありました。

先代の住職はその松の木が大好きで、根元の大きな石に腰を掛け、松の木をいつも眺めていました。

「人生には、時として1+1=2にならない事があるんだよ。」と松の木の下でよく話していました。

それから数年後、先代が亡くなったお通夜の晩、不思議な事に松の木の葉はすべて茶色くなり、一晩で松の木は枯れてしまいました。

今もあの大きな石に腰を掛け「人生には1+1=2にならない事が・・・」と「人生は2にも3にも5にもなるからなぁ。」と教えてくれている様な気がします。

      合掌   栄久山 妙善寺

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遠い夏の思い出

2012年07月11日 | おしょうの思い出

今年は 何だか 朝晩と肌寒い日が続いて “あ~暑い~” と言う日が ありませんでしたが ここ2,3日急に暑くなって来ました。

昨日 ?“み~ん み~ん みんみん み~ん”♪ と蝉の鳴き声が聞こえ 暑さに追い打ちを・・・

浅草のほうずき市のほうずきを 今年もいただきました。

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ほうずきを玄関先に飾ると いよいよ夏だなぁ~と しみじみ感じます。

そして昨日 もう一つ思わぬ夏のプレゼントを いただきました。

かき氷を作る かき氷器です。

子供達は大喜びで さっそくかき氷を作って食べました。

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イチゴ味に ブルーハワイ 食べ終わった後の 子供達の舌は 赤や青色になって “見て 見て” と舌を出して はしゃいでいました。

昔私が子供の頃 近くの銭湯によく通い 帰り道 氷屋さんで かき氷を食べさせてもらいました。

子供だった私は 早くかき氷を食べたくて お風呂につかりながら いつも “早く出ようよ~ もう出ていい?” と言っていました。

風呂上がりのかき氷は とても美味しくて いつもイチゴ味を頼んでいました。

母が “イチゴミルクも美味しいよ” と言っていましたが 子供ながらイチゴミルクは ちょっぴり贅沢の様な気がしていて 頼めませんでした。

今になってみると 子供の頃 贅沢に思えたイチゴミルクは 私にとって もうちょっと大きくなってからと言う 心の楽しみでだったのかも知れません。

大人になり ちょっぴり笑える 親に遠慮していた頃の 遠い思い出・・・です。

皆さんにも そんな思いでありませんか?

    合掌    栄久山 妙善寺


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母の日

2012年05月11日 | おしょうの思い出

5月13日(日)は 母の日です。

初めて母の日に プレゼントをあげたのは 小学生の頃でした。

姉がプレゼントを用意しているのを知り 慌てておこづかいを握りしめ お花屋さんで 1本の赤いカーネーションを買い 母にプレゼントしました。

たった1本のカーネーションに 母はとても喜んでくれた姿を 今でも覚えています。

年を重ね 母の日のプレゼントも 1本のカーネーションから 鉢植えのカーネーションを送るようになりました。

でも今は あの時の様に素直な気持ちで “お母さんいつもありがとう” と 言えなくなっているような・・・

年々 母に感謝する気持ちは 大きくなっているのに・・・

1年に1度の母の日 普段は照れくさくて言えない “ありがとう” の感謝の気持ちを 笑顔で贈りましょう。

       合掌   栄久山 妙善寺

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桃の缶詰

2012年01月25日 | おしょうの思い出

今年もインフルエンザの流行が 本格化して来ました。

うがい・手洗いを心掛け 充分注意して下さい。

先日 久し振りに熱を出しました。

幸いインフルエンザではなかったので 薬を飲んですぐに良くなりましたが 半日休んでいる時に ふと 昔の事を思い出しました。

子供の頃 熱を出して寝ていると いつもは怖い母親が 

「困ったね~ 何が 食べたい?  何か食べれるといいのだけれど・・・。」 とやさしくしてくれました。

私は 母に「桃の缶詰。」と言うと 母はわざわざ買いに行って 桃の缶詰を食べさせてくれました。

母が食べさせてくれた桃の缶詰は 甘くて とてもおいしく 今でも忘れられない味です。

普段 こわ~い母親が 病気の時だけは みょうにやさしく・・・

なぜか熱を出すと 思い出す 桃の缶詰。

皆さんにも そんな思い出は ありませんか?

     合掌  栄久山  妙善寺

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