先日 子供の頃から 可愛がってくれていた 檀家のおばあちゃんが 亡くなりました。
お経を唱えながら おばあちゃんの 顔をさすっていたら 昔の事を思い出し 涙が止まらずお経の声がつまってしまいました。
昔 このおばあちゃんと お供え団子を作った事があります。
その時 おばあちゃんがひび割れた手に メンソレータムを塗っていたので 団子がメンタムの味になってしまい 二人で大笑いをしました。
たとえ身内の葬儀でも “お坊さんは涙を人に見せてはいけない” と師匠に教わっていたのに お経中に涙が 止まらなくてゴメンネ。
安らかに そして今までありがとう。
合掌 栄久山 妙善寺
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日本では 恵比寿さま・大黒さまは 七福神の神で有名です。
豊作の神・大漁の神として 昔から招福・商売繁盛の神・福の神さまとしても 親しまれています。
豊かさや幸福を求めて 人気のある神様ですが もともと神様は幸福をもたらす力と いましめる力も持っている事を知っていますか?
幸せばかりを求めてしまう 現代 神様に感謝の心を持って 手を合わせる心 お忘れなく・・・
稔るほど 頭を垂れる 稲穂かな
本当の人格者は 決して傲慢になることはない という格言ですが 本当にそのとうりですね。
めまぐるしく動く 現代社会
時には 足を止めて 今まで出会った人に 感謝してみてはどうでしょう
新しい 大切な ご縁が 稔るかもしれませんよ。
妙善寺には 色や形そして玉の種類がまるでバラバラな数珠があります。
その数珠は 先代の住職(祖父)が生涯一番大切にしていた数珠です。
ある一人の方が時をかけて 1つ1つ数珠の玉を集めて 奉納して下さった数珠です。
そのため玉の色や 大きさなどがバラバラなんだそうです。
心のこもっている 温かい数珠 今は私が大事に使っております。
そんな先代(祖父)の口癖は 「坊さんは真心を込めてお経を唱えろ。それだけでいい。」と言っていました。
今日はそんな先代(祖父)の命日です。
人は困った事があると 神社やお寺に行き 神様・仏様に “どうか どうか お願いです・・・” と困った時の神頼みをしますが
もし願いが叶った時 願いを聞いてくれた 神様・仏様にお礼に行っていますか。
あ~よかった!と 思う前にきちんと “ありがとう” を伝えましょう。
茶碗蓮が咲きました。
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