未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

ヤンキー論 (偏り有り)

2015-10-15 18:40:42 | 雑感
少年部では兎に角色んな動きに挑戦させるようにしています。目的は健康面や身体能力の向上は勿論ですが、挑戦するというのが本筋です。

出来る事をどんどん増やす。子供の時に凄く大事なことですね。但し習い事のように受動的に賄うのではなく、飽くまで能動的に増やす事。可能性や興味の幅を広げておくと将来何をしたいか見据えやすいと思うのです。

さて、ヤンキー論と題しましたが私はこのヤンキーと呼ばれる者たちが生理的にダメなのです。そう教えられたのもありますが理由を付けるならば労することを知らないから、でしょうか。

若者は暇を持て余すと非行に走り易いと言われています。

じゃあ何故暇なのか?
する事がないから。

じゃあ何故する事がないのか?
出来ることが無いから。

何故出来ることがないのか?
見つけて来なかったから。



…とまあこんな具合でしょう。
色んな事から目を背けて来た結果です。だから目を合わせられるとやたら怒るのかもしれません。吠えるのは自信の無さの顕われです。引いてくれれば傷つかないで済む。

けど若いから名誉欲のようなものが燻る。俺を見てくれ!といった主張の成れの果てがあのバイクや車の爆音であるわけです。あれは乗り物が目立っているのであって決して本人が注目されている訳ではないのですがね。

道場が交通量の多い道路に面しているので毎日ヤン僧が笑われてるとも知らずドヤ顔で通って行きますが、ああは成らない為に目の前の課題や出来ないことに挑む気概を持ち続けていて欲しいものです。よい教材です。

彼らを見ていると若い10代の内でさえ取り返し・やり返しのつかない事は多々あるのだなと思うのです。
昔水泳のイアン・ソープ選手が10代で金メダルを獲った時の実況で古舘伊知郎氏が
「世界一に成ろうとしている10代が居る、地べたに座って屯している10代も居る」という風な事を言っていたのを思い出しました。





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