未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

丹後旅【帰り道編】

2019-07-15 23:59:54 | 旅行
福知山駅に寄りたいと言う息子。ナビで調べると来た道を引き返さずに済みそうなので一安心。帰りはこの道の崖側を走るのか…とガクブルしていたのでホッとしました。

経ヶ岬から下り西に行く178号線は最高に気持ちいい道でした。交通量極少、信号無し、右手に日本海。潮風。バイク冥利に尽きる、そんな感じの道でした。
写真残せないのが残念。大型でも取らん限り二度とバイクでは来ないでしょうけど(苦笑)

しかし寒い。なんで?今日だけのピンポイント?
寒いから道の駅やコンビニに避難したり。時間が嵩みます。3時間弱掛かって福知山駅到着。すっかり夕暮れ時。


駅ではきょーつけ。

入場券を買って中へ。

丁度ハシダテやキノサキら特急が揃い踏み。5つ居ました。

田舎やのに7番線まであるで!と謎の興奮。
伊根より喜んどるやないかい。

嗚呼、日が暮れる…

綺麗けども。もっと居てあげたいのは山々ですがあまり夜中になると学校にも響くので特急が全部去ってから帰ることに。

恐怖の山道。
やはり飛び出してしまったのでしょう、子鹿が斃れてたり大き目の蛇が潰れてたり。頼むからこっちに飛び出てくるんじゃねえぞとビビりながら、しかし迷惑にならぬ速度で家路を急ぎ?ます。

何をそんなに急いでいるのかバンバン煽られますね。
よく山道を推定80km/h以上で飛ばせるもんだなと思いますがきっと人生まだまだ浅く恐怖を知らんから出来るのでしょうな。

9時半頃に川西市に入りましたが知った場所にくると心の底からホッとします。肩の力もフッと抜けるのです。

ラストオーダー間際の讃岐富士を掲げる某うどんチェーン店に滑り込み。後ろで半分寝掛かっていた息子も目が覚めました。

想定外の寒さもあったとは言え、しかしまあこんなに疲れるとは。走行距離330粁。110ccぐらいじゃ精々片道100kmまでですね。息子ももうバイクで行きたいとは思わないそうです。辛さを知る。ある意味いい経験をしたのではないでしょうか。我が息子ながら10時間以上も跨がって中々な根性してましたが(笑)

次は豊岡に行ってみたいそうです。
豊岡といえば一度見てみたい玄武洞のあるところ。調べたら丁度100粁ほど。さてバイクか車かどうしたものか。付いてきてくれる内に出来るだけ色んな処へ連れて行ってやりたいなとは思います。バイク旅は景色に集中するのでやはりバイクかなあ。




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丹後旅【経ヶ岬編】

2019-07-15 23:49:26 | 旅行
さて、行って見たかったのは経ヶ岬。近畿地方最北端の地です。昔から何かと「北」には縁があると思い込んでいるので行っておこうかなと。

舟屋からは約20km。30分程の所ではありますが運転の怖いこと。標高&崖、道の狭さ、突如現れる猿。
何となく自然に対する畏怖みたいなものがあってこういう場所に入ると引き返したくなります。

なんとか灯台近くの駐車場に到着。凄い景色です。これだけ高くても波の音が近くに聞こえます。眼前全部海!

ここにも猿が。

ちょっとだけ歩きます。

割と階段キツし。

前日の雨で泥濘み度強し。滑る、汚れる。

まだ新しい白の靴が…

10分程で灯台到着。



此処が近畿の最北端か。あの穴ポコに行ってみたい。

景色の他に何にもありませんが他に何も要らないこの感じ。空之巻が言っているのはコレなのでしょう。願わくば夕焼けを眺めとう御座いました。

この時点で16時。
鉄道ファンの息子は福知山駅に寄るよう催促してきますし日没後の山を走らねばなりません。前回は福知山でタヌキだかアライグマの親子か飛び出してきて急ブレーキ踏んだので戦々恐々です。バイクだと転倒必至。鹿なんかに当たった日にゃカブなんて負けそうですもの。

これから今度はこの山を降らねばならないというのも相まって非常に不安な帰路へつくのでありました。山道は煽られますからね〜。




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つづく


丹後旅【伊根の舟屋編】

2019-07-15 23:23:38 | 旅行
5時間を要し辿り着いた伊根の舟屋。


疲れが取れるような気がする美しさ。春、頭上の桜は堪らんでしょうな。

タコが優雅に這っております。

自然のタコをみて興奮の息子。逃げずに近寄ってくるサービス精神。さすが観光地ですわ。息子がどないか捕まえて食べたろとしてる間に何処かへ行きました。

向井酒造にて前回売り切れていた紅い日本酒をゲット。爺ちゃんへのお土産です。
先のG20で振舞われたそうです。バイクなので試飲も出来ないし、実家に送ったら帰省時には絶対残ってないので持っていく。

海鮮丼で有名な油屋。伊根に来た目的の半分を占めます。

11時開店だと思っていたら12時開店との事。1時間前でも既に沢山並んでおり、どうせ並ぶ羽目になるのだからもう先に散歩することにしました。

今回は前回散策した湾の反対側へ。

バイクか歩きかで迷いましたがせっかくなので歩くことに。

水が綺麗で魚がよく見えます。


舟屋よりそっちが気になってしゃあないみたいで。

舟屋を開放してくれているお宅もあります。



ずっと居りたい…宝くじ当たったら此処に棲む(笑)

舟屋の向かいの家は何件か現代風に建て替えられてたり。
しかし結構長いな。

うーむ、素晴らしいですな。



餌やりは怖いみたいです。

端に到着。

ウニ盛り盛り。

1時間半ほど歩いてました。油屋に戻るとやはり並んでおります。

来たからには食べる。

1時間半並んで漸くありつけました。

素晴らしい。

前回来た時は息子は海鮮丼食わず嫌いでしたので隣の食堂に入った(其処もかなり美味)のですが、今回は食べてみたいと言ってくれました。遂に空気読む力が備わってきたか(笑)

口に運ぶや「おわぁ!」と声を上げ。
感動的美味さ、らしいです。初海鮮丼がこれとは贅沢な話ですが。

店を出たらもう15時。
予定ではもう帰る筈の時間ですが折角此処まできたら行っておきたい場所があったので外す訳には行きません。
獣蠢く山の夜道をバイクで走るのは避けたかったのですが、それは覚悟して次に向かうことにしました。



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つづく




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丹後旅【出発編】

2019-07-15 23:05:26 | 旅行
夜も白み始める前の4時に起床。
余裕を持って用意させ、目覚ましテレビのオープニングを見たいと言うのでそれを見てから出発。

基本的には道なりに真っ直ぐ走るだけ。
ナビでは3時間半程度となっておりますが大抵縮まるので3時間程かな。

しかし想定外に寒い。
福住まで来て堪らずホットコーヒー注入。

しかしこれが裏目に出てションチカ親子と化した我々はトイレ休憩が増える憂き目に遭うのであります。此処出てものの数分で膀胱充填完了(´・ω・)

やはり寒いのでトイレ序でに2回目の朝食。一発目には絶対無理だな。否、二発目でもパンチありますが少し温まりました。

福知山駅を越えた辺りで息子曰く、一年前この近くに阪急電車を置いてある家があったとのこと。そういえばそんなこと言ってたなあと思いながら走っていると

ありましたがな。176号線の喫茶店横に。

彼の解説によると2800系。かつて京都線の特急車として活躍したそうです。

なぜこんなものが一民家の庭に?カーテンあるけどまさか家として住んでるのか?

調べてみるとやはりこれ自体が民家でございました。
こんなのも良いなあ。電車の平屋とか流行りませんかね?流行らんか。高校時代、マンガの湘南純愛組で主役の片割れ弾間龍二が恋人の渚と廃バスに住んでいるのに若干憧れた事があります(笑)

息子がこれをたっぷり堪能してから出発。
宮津も近づいてきたかなという時にバカボンのパパが出現。

バカボンファンでコミックも集めている息子。バイク旅は気になると直ぐに引き返せるという利点がありますね。寒いしトイレ近いしだいぶ肩・腰にきてるけど。

暫く走ると右手に日本海が見えてきました。名勝天橋立を横目に当然写真も撮れずに走り抜け漸く伊根に到着。
所要時間5時間。な〜にが3時間か!寄り道と休憩が多かったにしてもチト掛かり過ぎましたね。


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つづく



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丹後旅【準備編】

2019-07-15 22:45:28 | 旅行
「海の日は伊根の海見に行きたいなー」
なんて洒落たコトを言っていたので、よしじゃあ車予約するかという話をしていたら、


「バイクで行きたい」


いやいや、カブはしんどいやろ。
と言っても言い出すと中々引かんので覚悟を決めてバイクで行く事にした先週。若干雨が降るのを期待して(笑)

今までスルーしてきたスマホ充電システムを遂に。スマホホルダーと充電器の一体型。便利です。

工賃が本体より高い…しかしカバー外した状態も武骨で良いなあ。

念のためガソリン携行缶も用意。自分で給油したらダメなんですね。そういえばセルフスタンドのアナウンスで言ってるような。結局車借りた方が安いんちゃうのという支払い額になりましたが付けたら付けたで腹も決まりました。

当日は5時台に出たいので土曜は夜更かしさせて日曜は早起きをさせ夜は20時台に寝かせました。興奮して寝ないかと心配しましたがコロッと。乳幼児時代でも果たしてそんな時間に寝てくれたコトがあったかな。

不可解な寝相。

けどやはりソワソワしてるのか何度か起きて時間を確認するので私が寝不足気味であります。



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つづく。



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