未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

light your fire.

2018-06-17 23:38:04 | 審査会
神戸地区少年部の審査会。こちらは私が教える子が毎回片手で足りるぐらいしか受けませんので情を捨てて審査に徹することが出来ます。だからコメントも厳しくなります御容赦ください。

下の帯に上の帯の在り方を見せるとの意図から3部構成で行われ、第1部は白&黄帯。黄帯にはもっとしっかりしたところを見せて欲しかった。覇気がない。空手なんて別に下手でも弱くてもいいけど挨拶ぐらいはしような。キツい言い方をすると白帯の参考にはなりませんでした。

第2部が柿&青。ここも似たような感じ。青ともなるとしっかりした子も出てきますが極少数で白と黄がそのまま単に色変わっただけのような。うーむ。

最後が紫、緑そして茶。ここはしっかりしてる子が多く見やすかったです。紫帯は黄帯より出来てるのではないかな。


全部通して感じたことは、基礎や基本稽古を甘く見てるなという事です。茶帯なんて4人中2人が堂々手抜きしてましたね。あれで黒帯を巻いてしまうと後々自分の首を絞める事になりそうですが5年生前半は時期尚早なのではないかなあ。お稽古の一つの証として黒帯が欲しいのでしょうが黒帯は常に「黒帯なのに」という前提から入ってこられますからね。

土地柄スタイリッシュに在りたいのかもしれませんが、武道にスタイリッシュなどありませんし必要ありません。武道に限らず色々やっても熱がないと結局平均値界隈のなぞり書き人間に成るだけでしょう。サボって取り組んでも本気でやっても過ぎる時間は同じなら一生懸命やった方がええんちゃうのと基本稽古嫌いそうな子らに思いました。

習い事を多くこなす事でズルさを覚えてしまっては本末転倒。私も嘗てそうでしたが何の為にやってるのか、或いはやらされてるのかが見えないと子供には見返りのない苦行になりかねません。審査会は自分を売り込んだり試したりする場ではなくなりつつあるのかな。こちらがウオー!となるような熱い審査会は随分長いことお目にかかれておりません。

もっと子供らしく
熱をもて熱を。





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