未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

文の部分

2017-12-04 22:15:47 | 雑感
川西の昇段審査合格の二人にレポート提出の旨を伝えました。子供における文章力の有る無しの差は凄まじいですから苦手な子は大変でしょうね(笑)しかし私は阿呆に武道は出来ないと信じておりますので佳作を期待しておきます。

文武両道。好きが高じて昔卒論の題材にした吉川英治の『宮本武蔵』の中で沢庵和尚が武蔵に「文武二道と言うが二つを備えてひとつ道だよ」みたいな事を言うシーンがあり脳裏にこびりついているのですが、これ一つ知れただけで大学四年間は報われたと思っております。

文と言っても算数が得意とかそういう話ではなく、探究心があるかどうかが大事なのだろうと思います。色々な動きや理論がある中で、何故この動きなのかという懐疑的な所から入って深いところを探る考察力がなければ自身も周りも発展しませんからね。機械みたいに繰り返したり周りの空気に迎合するだけなら誰にだって出来ます。子供のうちはそれで良いのですがこれから先何かの道に進んだ時に独りでも寂しくない強さ?を持つ事は必要なんじゃないかなと思ったり。

大人であれ子供であれ段を持つという事は少なからず発展の担い手となる義務を負う事だと考えてますので、文が武を生かし武が文を生み出すような武道家であってほしいし私もそうでありたいなと思います。
そうすれば最低でもビール瓶やリモコンで人を殴るような人間にはならんでしょう。




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