未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

才能のあるなし

2018-05-24 11:52:19 | 雑感
少年部の子が辞める時に親御さんから「向いていないので」とか「才能ないので」と言う事由をしばしば言われます。

家庭の方針ですので口出しは出来ませんが心中はチョット待ってくださいよ、と。何をもって空手の才能を測るのか私には解りませんが、才能がなければ続けちゃいかんのですか。正味な話世の人間の99%以上に才能は有りません。運が良くて見つかってない状態。誰にでも才能があるなんてあれは大嘘です。ないもんはない。序でに言うと空手をするのに才能など不要。

才能があるから良いのかと言えば必ずしもそうでもありません。挫折や孤独感が強く潰れてしまう人も間々居ます。才能の中にも差は有りますしそれを抱えて生きるのは中々辛い事だと思うのですが。そして秀才と天才は全く違います。

秀才は周りが求めたり期待する結果の80〜100点を出せる人。
天才は周りの期待など関係なく0点〜∞(上限無し)を生きる人。

才能はなくても秀才にはなれるのです。
才能が無いから出来た時の嬉しさも一入。出来て当たり前を求める大人には分からないかもしれませんがそんな時は自分の子供時代を思い出して。ほら、言うほど出来た子ではなかったでしょう(笑)大人目線で子に求めるのはフェアではありませんね。父さんは(母さんは)コレぐらい出来たなんて検証不能な事例を持ち出すのも卑怯です。

私はピアノが好きですが才能がありません。
好きなのに辛く続けられなかった理由は母に才能を求められたからです。今自分で練習していて初級レベルですが一小節ミスタッチなく弾けるだけで凄く嬉しいのです。出来ないのが分かっているから進んでいるのが分かるのです。

我が子に才能があれば鼻高々なのは分かりますが、何でも本人が楽しいから続けるのであって誰かの価値観に寄り添う為の作業として続けるものではないと云うことは考えて欲しいかなと思います。

我が子と云うだけで完璧でそれ以上のものはありません。



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