スケージのゴムを譲っていただきました。木でホルダーを作ります。
接着剤で組み立て、木ねじで補強します。
荒砥で研磨します。
木製の手作りスケージを使っていますが、衣服用の撥水スプレーをかけておけば、木製でも気になりません。組み立て前にかけてしまうと、接着性が悪くなりますので、作成後にかけます。
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新しいシルクスクリーンに合わせて 23cm 幅のスケージ(スキージ)を作ります。
ポリエステル樹脂のものとラバーのものを使ってきましたが、私にとって使いやすいポリエステル樹脂で作ってみます。
アクリサンデーのポリエステル樹脂板です。厚み 1mm、サイズ 20 x 30 cm です。
23cm x 15cm にカットします。
ポリエステル樹脂板のカットは馴れが必要です。カッターやハサミでカ . . . 本文を読む
T シャツの反応染料の防染を、差し色に絞り染めで置き、地色をムラ染めしようと試みましたが、防染がうまく抜けませんでした。
しかし、ムラ染めの上がりが良かったので報告します。
生地に染料を付与する方法は幾つかありますが、サラダスピナーで脱水する方法を考えてみました。使用したサラダスピナーで、T シャツ1枚がちょうど入ります。
差し色(赤色)は失敗でしたので省略します。T シャツをサラダスピナ . . . 本文を読む
昨年7月に染めたT シャツを重ね染めして今年も着ようと思います。
柄部分を生かしたロウケツ染めを試みます。
ロウを溶かすのは、前と同じ器具です。
筆で柄の上をロウを置いていきます。
感性で筆を動かしていった方が味がでると思います。
染める条件です。
染料 Sumifix Yellow GR
染色濃度 owf 3%
ソーダ灰 20g/L
芒硝 50g/L
浴比 1:30
染色温度 40℃ . . . 本文を読む
Batik は天然染料やナフトール、インディゴゾールのような染料で染められています。伊藤さんは、反応染料を使って Batik の品質の改良を試みています。
その活動がYouTube に紹介されています。
== この動画は、現在削除されています。 ==
紹介記事1
== このサイトも現在繋がりません。 ==
紹介記事2
大相撲ジャカルタ巡業の力士に浴衣をプレゼント
伊藤さんのホームページ . . . 本文を読む
差し色、地色ともに、反応染料を使う防染にて、Tシャツを染めてみました。
反応染料には、VS 染料(レマゾール、スミフィックス)と MCT 染料(カヤシオンP)の2種類あります。この反応基の違いを応用した方法です。VS 染料の反応基は、亜硫酸ソーダと反応しセルロースと反応できなくなります。地色にVS 染料、差し色にMCT 染料と亜硫酸塩を使えば防染できます。
差し色のレシピです。
MCT反応染 . . . 本文を読む
昨年の春頃、シルクスクリーンを始めた頃です。
型枠も画材用の枠を転用していました。紗張りも手足で押さえていました。
その時の、スケージ(スキージ)です。 ポリエステル樹脂板を使っています。
スケージもゴム製のものを考えていたのですが、スケージ用のゴム板は非常に高価です。天然ゴムのゴム板で作ってみました。厚さ5mmで、スケージとして使える硬度です。
木板をガイドにして、スケージの刃 . . . 本文を読む
手芸染色用に白地で仕上加工していないTシャツが販売されています。
水に浸漬し充分濡らした後、脱水器にかけ、凧糸で絞ります。
インディゴの調液は標準通りです。(下記)
”30秒浸漬 → 30秒空気酸化” を3回繰り返します。
さらに、5分空気に曝し酸化させます。時々、動かして均一に酸化するようにします。
水洗し、絞った糸を解き、更に水洗します。40℃の湯で洗い乾燥させます。
このよ . . . 本文を読む
昨年末に、「反応染料1相法」というブログの中で、燻製器の筒を利用した蒸し器を紹介しました。
この燻製器では、高さが不足していましたので、継ぎ足すためトタン板を購入しましたが、この際、筒をトタン板で自作してみました。
0.3mmのトタンですが、曲げるのが大変です。凧糸と養生テープで丸く縛って、数日置いて馴染ませます。
使用した接着テープと接着剤は、耐熱性のいい下記2点です。
耐熱アルミガラ . . . 本文を読む
住化ケムテックの技術資料から、スレンの化学構造を引用します。
スレン染料が染着する機構を同じく住化ケムテックスの資料から引用します。
スレン染料は、キノン型のような構造をしており、水に不溶です。分散剤で、水に分散するようになっています。スレン染料を水に分散させ、還元剤(ハイドロサルファイト)とアルカリ(苛性ソーダ)を加え、加熱すると、黄褐色になります。キノン型の染料が還元されて、ロイ . . . 本文を読む
2018.7.2 一部改定しました。
抜染は、染料で染めた生地に抜染剤を付与して、染めた染料を無色にします。染料の化学構造の中に発色団というものがあります。この発色団を破壊することにより染料は無色化されます。
反応染料の抜染には、還元剤が用いられます。すべての反応染料が抜染可能ではありません。還元剤によって染料が破壊されても無色にならず変色するだけの染料もあります。
白色抜染可能な代表的な染 . . . 本文を読む
2018.7.3 リンク切れを修正しました。
「差し色」を大辞林で調べると、「単一の淡い地色に,濃い色を柄のように小さく配すること。」とあります。
淡色地色に濃色を差すことはできますが、濃色地色に淡色を差すには防染・抜染の技法が必要です。
防染と抜染の違いは、差し色を捺染した時点で地色が繊維に染着しているかどうがです。防染は差し色が捺染された時点では地色は染着していません。一方、抜染は地色 . . . 本文を読む
2018.7.5 一部改定しました。
工芸、手芸でよく使われていた反応染料、Procion M は反応性が高く、アルカリを添加すると室温でも反応していきます。工芸、手芸には向いていたのですが、工業的には使用量が伸びず生産中止になりました。VS 染料は、商品名 Remazol, Sumifix、無地染めや2相法で使われています。2相法とは、反応染料で引き染め、筆描き、シルクプリント等をし、乾燥後「 . . . 本文を読む
前回は、反応染料を筆描きし、2相法で固着しました。今回は、反応染料の無地染め(吸尽染色)で、BATIK に挑戦しました。生地は、シルクのデシンです。シルクも反応染料で良く染まります。
工程は、
ロウ置き → 無地染め → 水洗(常温) → 乾燥
を繰り返します。最終に脱ロウ兼ソーピングします。
何回もロウ置きするので、使用後保温にしておきます。
VSタイプ反応染料の無地染めは、50℃が . . . 本文を読む
準備が整い、挑戦してみたが、直にCANTINGが詰まってしまってうまくいきません。湯煎なのでロウは溶けているものの温度が低いため直に固まってしまうためです。オイルバスに変更を考え、熱媒体に通常は植物油が使われるのですが、耐熱性のよいシリコンオイル、信越シリコンKF-96-300cs を購入しました。
110-120℃が適当のようです。
CANTINGでロウ置きします。
反応染料 . . . 本文を読む