前回は、反応染料を筆描きし、2相法で固着しました。今回は、反応染料の無地染め(吸尽染色)で、BATIK に挑戦しました。生地は、シルクのデシンです。シルクも反応染料で良く染まります。
工程は、
ロウ置き → 無地染め → 水洗(常温) → 乾燥
を繰り返します。最終に脱ロウ兼ソーピングします。
何回もロウ置きするので、使用後保温にしておきます。
VSタイプ反応染料の無地染めは、50℃が最適ですが、湯で脱ロウできるワックスを使用していますので、染色温度を40℃にしました。
最終の染めまでは、常温の水洗です。
最終上がりです。
Yellow, Orange, Blue と色を重ねてきました。最後の Blue が濃度不足でしたが、BATIK らしい CRACK も入りました。
シルクの染色は、薬品濃度を綿に比べて少なくします。
ソーダ灰 5g/L
芒硝 30g/L
です。
染色のフローチャート 40℃恒温法
最初に染料と芒硝を溶かし、生地を入れ、10分キープ
ソーダ灰の1割を添加し、5分キープ
ソーダ灰の2割を添加し、5分キープ
残りのソーダ灰を添加し、30分キープ
です。
浴比1:50です。生地にも依りますが、ロウ置きしてあるのでこのぐらいが限界と思います。