気ままに

吉田雅夫のブログです。染色・版画・料理・パソコンなど、気ままに記録しています。

大きな柄の分割製版 ジョイントを考慮した分割(2)

2015年03月08日 | 製版

大きな柄を分割して製版する方法、 ジョイントを考慮して切り取る方法を報告しました。

この方法では、縦のピクセル数がズレる可能性があります。
この柄を分割してみます。インドネシア、バンドン付近で撮った写真を GIMP で画像処理したものです。
ピクセル数は、2048 x 1536 です。


分割した2つの画像のピクセル数は、
 1162 x 1527 と 1035 x 1524
です。
縦のピクセル数は誤差範囲なので問題ないのですが、簡単なことでこの問題が解決できました。

「パス」のツールオプションで、多角形をクリックしておきます。
編集で4隅を外線上に置くことができます。


左半分を切り取ったところです。きれいに切り取られ残渣がありません。


右半分も切り取りましたが、先に切り取られた空白部も含まれています。


プレビューで必要部分を切り取ります。

分割した2つの画像のピクセル数は、
 1176 x 1536 と 1095 x 1536
です。
縦のピクセル数を揃えて分割できました。

横のピクセル数が違います。プリントアウトする時、サイズを合わせる必要があります。
エプソンの PX-K150 の場合、「イメージ全体をプリント」にするとサイズ調整の値が異なってきます。


サイズ調整を小さい方の値に統一します。


プリントアウトしたものをトレス台でジョイント部の型合いを確認し、星を打ちます。