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セクシー?エロ?多分それはちょっと違う。
わりと直截的にセックスを歌う女性シンガー・もりばやしみほ。あざとい、とか歌詞が苦手、とか感じる人も少なくないと思う。私はそれほど熱心なファンと言うわけではないけど、何か気になる。キュートで才能のある女性だな、と。近くにいたら、いろんな意味で振り回されそうでちょっとコワイけど。そう、「魔性の女」のオーラが出ているのだ。
hi-posiが残した8cmはこの3枚。3枚とも、全ての作詞・作曲は、もりばやしみほ。編曲のクレジットはあったりなかったりだが、全てハイポジだろう。
「身体と歌だけの関係」(1995)
「重力をなくして」(1996)
「かなしいことなんかじゃない」(1996)
この当時は、もりばやしみほと近藤研二(G)のふたり組だったハイポジ、2000年からはもりばやしのひとりユニットになった(オフィシャルサイトによれば、正確には「1人と1匹ユニット」らしい)。
左上、「身体と歌だけの関係」
①身体と歌だけの関係
ゆったりとしたグルーヴに、フルートが絡んでいくアレンジは70'sソウルを思わせる。もりばやしの歌は、さらっと聴けてしまうが、よく見ると1行目から「がんがんやって 早くあきてね」という歌詞。耳元で囁いているかのような声も、セクシー系と言えばそう取れないこともないが、やはり全体としては「エロ」とか「エッチ」なムードは希薄だ。逆にそういう湿り気を感じさせないキャラだからこそ、こんな題材を歌っても大丈夫、ということなのだろう。「僕ら」と「あたし」という一人称が混在する歌詞。男女両サイドから「身体と歌だけの関係にしよう」と宣言されたあと、最終的には「歌だけがのこる」という結論。音楽に対する強い確信について歌っているようだ。ハイポジの代表作。
②あと何日?
こちらはアンビエント系のトラック。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で200円。
こちらを見つめるもりばやしさん、ぼーっとしているようで決意のようなものも感じさせる、味のあるピンボケ写真だ。
左下、「重力をなくして」
①重力をなくして
編曲:Hi-Posi、ストリングスアレンジ:栗原正巳
珍しく、ストレートにポップな曲調。やはりソウル・ミュージックの影響を感じさせる、ハネるリズムが気持ちいい。胸やお尻の張りがなくなってきて「神様 重力をなくして」という内容。上のシングルとは全く違うファニー・タイプの歌い方だ。
②最高の前戯
編曲:Hi-Posi
ポップソングで「前戯」なんて単語、なかなか出てこないよな。「ぬれちゃった」「かんじちゃう」などとさらっと歌ってOKなのは、この人くらいかも。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
右、「かなしいことなんかじゃない」
①かなしいことなんかじゃない
basic arrange:もりばやしみほ、orchestra arrange:栗原正巳、additional arrange:近藤研二
ストリングスやホーンの使い方がどことなくビートルズ・テイスト。珍しく性的なワードを封印した曲でもある。
②最高の前戯 (Naked Version)
編曲:Hi-Posi
バックはギターのみ。おそらく一発録り。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で200円。
黒い衣装に、黒のアイマスクのもりばやしさん。撫で付けたショートへアに、真っ赤な口紅。青空をバックに、眩しいほどの太陽光が降り注ぐ中で、このどうにもマニアックな雰囲気。傑作短冊ジャケットの1枚だと思う。
性的なモチーフを巧みに利用したシンガーとしては、後に椎名林檎が大メジャーとなった。隠喩によってセックスを歌うシンガーは、清志郎をはじめとして大勢いるが、逆にセックスを用いたメタファーで別のテーマを表現しようとする試みが成功しているのは、もりばやしと林檎くらいか。林檎は「商売としての性風俗」のイメージではあるが。
もりばやしみほ、朝日美穂、川本真琴によるコーラスユニット「ミホミホマコト」が始動。7月5日にミニ・アルバムが出るようだ。
わりと直截的にセックスを歌う女性シンガー・もりばやしみほ。あざとい、とか歌詞が苦手、とか感じる人も少なくないと思う。私はそれほど熱心なファンと言うわけではないけど、何か気になる。キュートで才能のある女性だな、と。近くにいたら、いろんな意味で振り回されそうでちょっとコワイけど。そう、「魔性の女」のオーラが出ているのだ。
hi-posiが残した8cmはこの3枚。3枚とも、全ての作詞・作曲は、もりばやしみほ。編曲のクレジットはあったりなかったりだが、全てハイポジだろう。
「身体と歌だけの関係」(1995)
「重力をなくして」(1996)
「かなしいことなんかじゃない」(1996)
この当時は、もりばやしみほと近藤研二(G)のふたり組だったハイポジ、2000年からはもりばやしのひとりユニットになった(オフィシャルサイトによれば、正確には「1人と1匹ユニット」らしい)。
左上、「身体と歌だけの関係」
①身体と歌だけの関係
ゆったりとしたグルーヴに、フルートが絡んでいくアレンジは70'sソウルを思わせる。もりばやしの歌は、さらっと聴けてしまうが、よく見ると1行目から「がんがんやって 早くあきてね」という歌詞。耳元で囁いているかのような声も、セクシー系と言えばそう取れないこともないが、やはり全体としては「エロ」とか「エッチ」なムードは希薄だ。逆にそういう湿り気を感じさせないキャラだからこそ、こんな題材を歌っても大丈夫、ということなのだろう。「僕ら」と「あたし」という一人称が混在する歌詞。男女両サイドから「身体と歌だけの関係にしよう」と宣言されたあと、最終的には「歌だけがのこる」という結論。音楽に対する強い確信について歌っているようだ。ハイポジの代表作。
②あと何日?
こちらはアンビエント系のトラック。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で200円。
こちらを見つめるもりばやしさん、ぼーっとしているようで決意のようなものも感じさせる、味のあるピンボケ写真だ。
左下、「重力をなくして」
①重力をなくして
編曲:Hi-Posi、ストリングスアレンジ:栗原正巳
珍しく、ストレートにポップな曲調。やはりソウル・ミュージックの影響を感じさせる、ハネるリズムが気持ちいい。胸やお尻の張りがなくなってきて「神様 重力をなくして」という内容。上のシングルとは全く違うファニー・タイプの歌い方だ。
②最高の前戯
編曲:Hi-Posi
ポップソングで「前戯」なんて単語、なかなか出てこないよな。「ぬれちゃった」「かんじちゃう」などとさらっと歌ってOKなのは、この人くらいかも。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
右、「かなしいことなんかじゃない」
①かなしいことなんかじゃない
basic arrange:もりばやしみほ、orchestra arrange:栗原正巳、additional arrange:近藤研二
ストリングスやホーンの使い方がどことなくビートルズ・テイスト。珍しく性的なワードを封印した曲でもある。
②最高の前戯 (Naked Version)
編曲:Hi-Posi
バックはギターのみ。おそらく一発録り。
③①のカラオケ
定価1000円、中古で200円。
黒い衣装に、黒のアイマスクのもりばやしさん。撫で付けたショートへアに、真っ赤な口紅。青空をバックに、眩しいほどの太陽光が降り注ぐ中で、このどうにもマニアックな雰囲気。傑作短冊ジャケットの1枚だと思う。
性的なモチーフを巧みに利用したシンガーとしては、後に椎名林檎が大メジャーとなった。隠喩によってセックスを歌うシンガーは、清志郎をはじめとして大勢いるが、逆にセックスを用いたメタファーで別のテーマを表現しようとする試みが成功しているのは、もりばやしと林檎くらいか。林檎は「商売としての性風俗」のイメージではあるが。
もりばやしみほ、朝日美穂、川本真琴によるコーラスユニット「ミホミホマコト」が始動。7月5日にミニ・アルバムが出るようだ。
ライヴで聴いてビックリした曲のひとつです。
早川さんのヴァージョンを聴いてから、ハイポジの短冊を買った記憶があります。
男が歌う、というのが想像しづらいですが、
早川さんくらい強烈な人ならアリかも…
ジャックスくらいしか聴いたことないんですが、
なんだか怖いヒトってイメージですね。
それもだいぶ前なので、今聴いたら印象違うかな。