令和6年9月12日(木曜日)
令和6年第3回大分県議会定例会、会期9日目。一般質問2日目。
自民党会派からは、今吉次郎議員(中津市、2期)と私・中野哲朗(日田市・1期)が登壇。
今吉議員は、次期海外戦略、障がい者雇用の促進、県民の安心・安全の確保、教育現場における地域との連携、地域振興の5項目。
私は、県北西部地域の道路整備、地域医療、教育、ひきこもり支援の4項目。
国道386号・三郎丸橋の復旧については、「10月末の災害査定に向け、地質調査や国との協議を行いながら橋梁設計を進めている」「復旧工法は、原形復旧ではなく、橋長を伸ばす等の改良復旧にて架替を行う予定」との答弁がありました。
また、地域医療の質問では、今回提案された補正予算案に計上された「医療機関医師等支援事業」の効果に期待する立場から、医師の働き方改革について質問し、医師確保及び地域・診療科の偏在対策についても取り上げました。その上で、県内唯一の医師少数区域となっている西部医療圏の医師確保等ついて、質問しました。
日田市内で分娩可能な産婦人科は3か所あったのが、本年4月以降、2か所が受付を停止しました。また、小児科の休日・夜間の診療体制の充実には、保護者からの強い希望があります。さらに、西部医療圏の中核病院であり、へき地・救急・災害・がん診療などの不採算部門を一手に担っている済生会日田病院では、9月末をもって放射線治療装置の稼働が停止され、婦人科医師の不足は深刻だと聞いています。あわせて、麻酔科医師の深刻な不足により、定期的な手術が滞り、時間外の対応も難しいため、救急医療体制が非常に脆弱です。済生会日田病院が、西部医療圏の二次救急医療機関として成り立たない事態が想定されることに、私は強い危機感を持っていることが、今回の質問の背景です。
答弁では、県とともに事業を組み立てている中津・臼杵・杵築・国東各市の事例等も認識しましたので、最後に日田市、医師会、済生会、県の4者で西部医療圏の諸課題についての意見交換をお願いしたいと伝えました。
また、教職員の広域人事異動について、質問しました。私は、周辺部の自治体である日田市などにとって、教員の確保や教育人材の地域間格差の是正に、この制度は必要だと考えています。
今日のやり取りについては、議会だよりを作成し、報告するとともに、ぜひ県政報告会を開催し、お伝えできればと考えています。閉会後の10月、11月は県外出張等で大忙しですが、可能な限り、頑張りたいと思います。ぜひ、お声かけください。