市議会定例会が終わり、最初の日曜日。
少しゆっくりしながら、事務仕事をしました。
議会としての議会報の原稿、また、私自身の議会だよりの作成にも着手したいと思います。
さて、先日、議決した予算の中で、『学校給食費保護者負担軽減事業』がありました。「今年度に限り」、8月徴収・9月提供分以降の給食費を無償化しようとするものです。
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コロナ禍の中、子育て世代への経済的な支援としては、たいへんありがたい施策であり、反対する理由はありません。
日田市の給食費は、年間の喫食日数に単価(小学生243円、中学生275円)を乗じて得た額を支払回数(小学生、中学1・2年生が11回、中学3年生が10回)で除して、月の納入額を算出しています。小学生4,200円、中学生4,700円となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/8c/275797eba7480086e002985c75f7bad7.jpg?1593350334)
8月徴収・9月提供分の給食費を無償化するという説明は、ややもするとわかりにくいような気もしますが、簡単に言えば、4か月分納入が完了すれば、あとの7か月分(中学3年生は6か月分)が無償というものです。
財源は、今は財政調整基金となっていますが、いずれコロナ対応の地方創生臨時交付金に振り替えられるのではないかと思います。
ただ、一点だけ、気になるのは、この事業が予算化された経緯です。
6月定例会の開会日(8日)には提案されず、この件を質したある議員の一般質問(16日)に対しては検討しているという答弁でした。それが、どうしてこんな短期間で、予算議案として提案できるのか?(24日の議会運営委員会で、議案の追加上程が報告されました)。
3月議会でも、閉会日に予算議案の追加上程がありました。いかに大事な内容であっても、突然提出される議案に対して、様々な角度から深く審議・審査するのは難しいものがあります。
どんなに市民にとっていい事業であったとしても、審議・審査を簡素化したり、ただ賛成するだけの議員でいるわけにはいきません。人事案件を除き、閉会日の議案上程は、議会を軽視しているのではないかと思うほど、疑問を感じます。
今後は、歓迎されるべき事業が、何事もなくスムーズに施行されるよう、お願いしたいと思います。