山に癒されて…♪

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自己世界の超ロ~ング日記です
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大台ヶ原から 台高山脈 堂倉山・地倉山・コブシ嶺へ

2016年10月30日 | 山登り 近畿 台高・高見山方面
2016年10月23日(日)☁ 台高山脈 南端の堂倉山・地倉山・コブシ峰 2







晩秋の香りの大台ケ原 尾鷲辻からの続きです



広い尾根道に出てから 緩い斜面の下りが続き
踏み跡の薄い腐葉土の道をのんびりと下ります






倒木が通せんぼしている事が多い中
青々とした光沢のある葉のミヤマシキミ
樹木の間を 庭木の様に広がっています






黄色く染まる枝は お空を蔽う様に広げ
青きミヤマシキミは地面を覆う様に飾っています

そんな広い尾根はまるで庭園のよう…




尾根道と尾鷲道の出合



尾根道尾鷲道が出会う広場に出ます

そこには道らしき踏み跡が腺を描いて
その先を印してくれます

標識は付けられていますが
ここも標布が無ければ迷いそうな広さがあります



 再び尾根道へ
 
ミヤマシキミの群生




ミヤマシキミの群生の道が 緩やかに続きます







目の前に飛び込んできた1本の

良き目印になりますが そのには…


良いホールドです


猿の腰掛?
妖精の腰掛?
色々な生きものの腰掛?


それとも…
自然のアスレチック
ボルダリングツリー?



色々な想像をしながらも
自然の造形にくぎ付けになります



 

堂倉山



自然の造形に心奪われて間もなく
だだっ広い広場に出ます

そこが堂倉山と気付いたのは
標識を確認しての事でした


もし標識が無ければ 
ここが頂上だとは気付かなかったでしょう
それほど 特徴も無い だだっ広い森の中…
展望も望めません

ただ、山の標識より少し離れた所に 電波中継所があり
それが目標と言えば目標になります



伊勢では堂倉山と呼ばれ、大和からは東之川山と呼ばれ紀伊からは二ノ又山と呼ばれていたと




三重県電波中継所



ここから先の道も分かりにく所です
暫くこの広い山頂を偵察します


東面に古い標布があり そちらに向かうと 
微かに道らしき踏み跡がありますが 途中で消えます
地図を重ねてみると 方向が微かにずれます


一旦戻って地図とコンパスを合わせてみます


先に偵察をしていたチチから

こっちだよう~と呼ばれます







山頂の標識から 電波中継所の前を右寄り つまり
コンパスの方向を少し西よりに進むことで 
白サコへの道が見つかります

そこに 古いテープと踏み跡を確認し 
そこを下って行きます




  最初のテープ  小さな標布




落葉 倒木 湿気た腐葉土
その中で見つけたもの♪

美味しそう~








ってもいいかしら


いいよ っても♪


本当にってもいいの


いいよ 写真にるのはいくらでも



そ…そうですよね…分かってはいました…

命拾いしましたね…キノコちゃん





不謹慎な私 いつか罰が当たりそうです…





 尾鷲道

尾鷲道出合




下った先の広場
尾鷲道に再び合流します

この広々としたところが 白サコです

樹林の丘に囲まれた平坦な窪地のここが
どうして白サコと呼ばれるのかは
定かではありません…

何処をみても 
と関連する様なものは 目につきませんが…



 白サコ





この平坦な平原からの道は分かりにくく
読図も読みづらくなります そして
標布やテープが貴重な道標となります







標識に古道と示されていますが
トロッコ道を歩くのが普通の様です

今回は古道と書かれた 
稜線の西側の尾鷲道を歩く事にします



尾鷲と川上村付近を繋いだと言われる古道…
土倉庄三郎氏が整備した道としてもしられる尾鷲道
なかなかの食わせ物の様です…



白サコから尾鷲道に入った時はテープが
これでもか~というぐらい打ってありましたが
何時までもあると思うな!…という感じもあります




 下って  トラバース  

大台



大台ヶ原ビジター付近の遊歩道とは違い
整備されているといったものではなく 崩壊部分もあり
それを巻いて進む所もあります

基本 樹林帯の中を歩きますが
木々の合間より展望が覗け 
大台や大峰のお山が見え隠れします



 トラバース  標布を確認しつつ歩きます

又剣山と滝口尾根と大峰山脈



釈迦岳をはじめとする大峰山脈をバックに
近くに台高の山々も 望む事ができます
いつの日か あの滝口尾根を歩いてみたいものです



行者還岳


ひょっこりと とんがり帽子の行者還岳も見えます

いつぞやお邪魔いたしましたが
また、行ってみたいお山でもあります




熊野灘



海だよ

えっ!



雲が覆い 空との境界はぼやけていますが
確かに が見えます

この海は…熊野灘
リアス式海岸特有の入江がみえます


この熊野灘からの風が
この台高の山々に大きな影響を与え
神秘の姿を作り上げているのですが
何と眼下に見る熊野灘の穏やかの事…



そう言えば…山から直に海を望める所…
ふと…大分の鶴見山を思い出してしまいます



 下って  登って  登って…



落葉の音と 風の音
自然に出る音だけが耳元を掠めていきます



 ミヤマシキミ 

大蛇嵓と白崩





今日は大蛇嵓の方は 人が多そうですしたが
ここからは人の気配など全く感じません

大台ヶ原を裏から見た事は無く 白崩の白い肌が 
思う以上に嶮しさを感じさせます



 西斜面のトラバース  




苔むした樹木が鎮守の森の立役者の様に
ド~ンと立ちはだかります

長い年月をこうしてじっと佇み 
何を見て 何を悟ってきたのでしょう

重々しさも歴史を刻んだ故でしょうか…




 ⇒  ⇒  ⇒ 




切り株では無く朽ちた株もまた 
その生きざまを見せつける様に残っています

その存在は大きく 目を惹きます




ミヤマキシミ



涸れ幹の傍には ミヤマキシミが群れなし
青い葉の中に赤い実をつけているものもありますが
そのほとんどに 季節外れの蕾を付けています

春に咲き 秋に赤い実をつけるはずなのに…
もしかしたら ミヤマキシミでは無いのでしょうか…
それにしたら とてもよく似ています…



咲こうか 咲くまいか…
咲いたら北風が吹く…
悩むミヤマキシミの花が揺れる…





 展望が開けた稜線

P1402mの分岐点



P1402に立ち寄って見る事にしました




荒谷山


大峰山脈をバックに荒谷山が近くに見えます





紅葉の落葉



途中… 赤い絨毯が敷かれた様に
モミジの落葉が目に留まる所があります

そして 穏やかな尾根道が 岩の混在する急な登りになり
空に突き出た様な岩尾根のピークが 構えておりました




 Pへの登り  P点を望む  P1402m

P1402m




岩の先端に立つと地倉山からコブシ嶺へと 
今から向かう尾根がよく見え
遠くには大峰の山々も広がる様に望めます


ピークの岩に張り付く木の根に腰を据えて
展望を楽しみながら小休憩をとる事にしました…


台高山脈を南下しつつ 見える山々が
誘っている様に思え 心馳せてしまします

決して一人では 歩けないお山だと痛感しつつも
地図を見ては 心浮かれそうになる私でした



まだ…目的のお山にも着いていませんのに…




つづく






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