2016年10月23日(日)☁ 台高山脈 南端の堂倉山・地倉山・コブシ峰
大台ヶ原の前衛峰の白鬚岳に登ってから
既に冬の到来を近くに感じる季節になり
幾重にも重ねて衣替えをしたお山を見たくて
大台ヶ原へと向かう事にしました
今回の大台ケ原のドライブウェイは 濃い霧に包まれ
のろのろ運転で普段の数倍もの時間を要した感じです
それでも、大台ケ原ビジターセンター前の駐車場は
朝早くから賑わいを見せています
大台ヶ原駐車場
車から降りると
冷たい空気が流れます
空の雲の流れます
青いお空が時々
こっそりとこちらを覗いております
駐車場に着いた時にすでに7~8割ほど埋まっておりました
誘導員に案内されながら 駐車スペースを確保して
準備を始めます
今回は 観光化されている大台ヶ原を少し離れて
台高山脈の南の外れまで
行ってみようかと考えております
大台ヶ原ビジターセンター
東大台ヶ原登山口
駐車場のまわりの木々は
秋の装いを深め
色づいた葉を落し始めているのもありました…
紅葉は遅かったのか
それとも木の人生のあり方を見せて下さるのか…
楽しみに 歩を進めていく事にします
コースタイム
8:00 大台ヶ原駐車場 東大台ケ原登山口 1590m 8:15 → 8:54 尾鷲辻 → 9:25 堂倉山 1470m →
9:42 白サコ 1405.4m → 10:50 P1402m 11:00 → 11:19 地倉山 1451.8m →
11:28 コブシ嶺 1410.8m 11:45 → 11:59 地倉山 1451.8m → 13:07 白サコ 1405.4m →
13:46 尾鷲辻 → 14:18 大台ヶ原駐車場 1590m
入山して 人で賑わう遊歩道を
2分ほど歩いた所で分岐に出ます
道は三つに分かれます
左へは 心湯治館
真直ぐは 日出ヶ岳へ
右は 今から向かう 尾鷲辻へ
日出ヶ岳方面と 尾鷲辻の分岐
お宿 心湯治館
苔床に覆われて誘う心湯治館が気になりつつも
右に折れて 尾鷲辻へと向かう事にします
尾鷲辻までの道は
整備された遊歩道で 石畳のようなところもあり
のんびりと散策しながら
色づいた葉の演出を楽しんで歩きます
色々な物語を潜めている中で
悲しい宿命を表す葉の色も
人にとっては癒しのものとなって
愉しませてくれています
樹林深く広がる遊歩道を歩くと
湿気を帯びた冷えた空気に包まれます
人で賑わってはいるのですが どこか静寂さを保って
大台ヶ原らしい趣を崩す事はありません
尾鷲辻への遊歩道
笹の縁取りの道は…
濡れた表面に 舞い落ちた葉を少しづつ溜めながら
秋深く 冬の到来を待つかの様に延びています
道は緩い下り坂が続きます
その道すがら
大台ヶ原の生態や特徴を示した看板が目に留まり
学習しながらの散策です
大台ヶ原の現状 森の衰退 大台ヶ原のササ
お日様の光が 葉を通して 差し込む事があります
その時は 黄葉の艶やかさが一層引き立って
誇らしげに広げた枝を染めて 人の目を惹きます
橋 イワダレゴケ セイタカスギゴケ
苔床
小さな橋を渡った所から 苔が目につく様になり
大台ヶ原らしい雰囲気が一層強くなります
ミヤコザサの林床
青い空が顔を出すと
色づいた葉が 色鮮やかに映えて見えます
林床の青と紅葉の赤が どこか不自然な感じを受けますが
何とも言えない雰囲気を作り出して 楽しませてくれます
尾鷲辻 東屋
尾鷲辻に着くと
その東屋で数人の登山者が休まれていました
ここから先に行く方の雰囲気が変わります
スニーカーを履いた軽装の観光客風の方たちは
ここで ほとんどお別れします
南へと向かう人は少ない様です
ここらは人が少なくなるよ…
チチの言葉通り 尾鷲辻へと向かうのは
登山の格好をした1パーティだけでした
尾鷲道への標識
尾鷲辻から尾鷲道に入ると そこは
人との交わりを絶ったかの様な静寂な森の中でした
台高山脈特有の風情を偲ばせ
苔を纏った木々が迎えてくれます
多雨地帯特有の雰囲気に包まれ
自然の懐へと誘われていく気持ちになります
しかし…
青々としたミヤコザサが林床を覆い
鹿の食害を受けた木を見掛けると
今…大台ヶ原で問題となっている退行遷移を
弥が上にも知らされ 実感せざるを得ません…
ミヤコザサが増え…
鹿が増え…
森林へ被害を及ぼして行く…
伊勢湾台風の爪痕であり
その生態系にも影響を及ぼした証のようです
ただ…生態系の変化が台風の所為となっておりますが
果たして それだけでしょうか…?
自然の起こすことには意味がありますが
自然破壊に関しては 人為的なものが無いわけではないような…
それでも、訪れる者の目には
自然豊かな 懐の大きい鎮守の森であり
人の手の及ぶ所でない世界のようにも見えます…
途中から尾鷲道を外れて
尾根道へと向かいます
そして…人の存在を遠ざけた世界へと入ります
落ち葉を踏む音と風の音だけがします
鳥の声も 人の声も何も聞こえません
葉の擦れる音が 何かを囁いている様に聞こえます
見上げた空が黄色に染まっています
道なき道を登って行くと そこは広い広い尾根に出ます
その尾根は緩やかに傾斜し 自由気ままに歩きまわると
どこかに落とし穴でもありそうな感じです…
ガスったら…ちょっと怖い感じです
標布があるので 確認すれば大丈夫の様ですが
紅葉に見惚れていると 道を見失うかもしれません
踏み跡は薄く落葉に隠れてしまっている所も…
呑気に歩くと あら~って事ですね♪
でも とてもいい感じです
暫く人の居ない尾根道を楽しむ事にしましょう
お山から帰ってから体調を崩し
入院するかしないかの狭間で 治療していまいたが
何とか持ちこたえる事ができ
少しづつ日常生活に戻りつつありますが
ブログがお座成りになってしまいました
もう…この老化した頭では
残る記憶も曖昧になりつつありますが
また ボチボチではありますが
大台ヶ原の記録を綴っていこうと思っております
体調を見ながらの記録ですので
間があく事もあると思いますが
気長に お付き合い下されば嬉しく思います
何時も 気ままな記録ではありますが
ご訪問いただける事に感謝しております
ありがとうございます
大台ヶ原の前衛峰の白鬚岳に登ってから
既に冬の到来を近くに感じる季節になり
幾重にも重ねて衣替えをしたお山を見たくて
大台ヶ原へと向かう事にしました
今回の大台ケ原のドライブウェイは 濃い霧に包まれ
のろのろ運転で普段の数倍もの時間を要した感じです
それでも、大台ケ原ビジターセンター前の駐車場は
朝早くから賑わいを見せています
大台ヶ原駐車場
車から降りると
冷たい空気が流れます
空の雲の流れます
青いお空が時々
こっそりとこちらを覗いております
駐車場に着いた時にすでに7~8割ほど埋まっておりました
誘導員に案内されながら 駐車スペースを確保して
準備を始めます
今回は 観光化されている大台ヶ原を少し離れて
台高山脈の南の外れまで
行ってみようかと考えております
大台ヶ原ビジターセンター
東大台ヶ原登山口
駐車場のまわりの木々は
秋の装いを深め
色づいた葉を落し始めているのもありました…
紅葉は遅かったのか
それとも木の人生のあり方を見せて下さるのか…
楽しみに 歩を進めていく事にします
コースタイム
8:00 大台ヶ原駐車場 東大台ケ原登山口 1590m 8:15 → 8:54 尾鷲辻 → 9:25 堂倉山 1470m →
9:42 白サコ 1405.4m → 10:50 P1402m 11:00 → 11:19 地倉山 1451.8m →
11:28 コブシ嶺 1410.8m 11:45 → 11:59 地倉山 1451.8m → 13:07 白サコ 1405.4m →
13:46 尾鷲辻 → 14:18 大台ヶ原駐車場 1590m
入山して 人で賑わう遊歩道を
2分ほど歩いた所で分岐に出ます
道は三つに分かれます
左へは 心湯治館
真直ぐは 日出ヶ岳へ
右は 今から向かう 尾鷲辻へ
日出ヶ岳方面と 尾鷲辻の分岐
お宿 心湯治館
苔床に覆われて誘う心湯治館が気になりつつも
右に折れて 尾鷲辻へと向かう事にします
尾鷲辻までの道は
整備された遊歩道で 石畳のようなところもあり
のんびりと散策しながら
色づいた葉の演出を楽しんで歩きます
色々な物語を潜めている中で
悲しい宿命を表す葉の色も
人にとっては癒しのものとなって
愉しませてくれています
樹林深く広がる遊歩道を歩くと
湿気を帯びた冷えた空気に包まれます
人で賑わってはいるのですが どこか静寂さを保って
大台ヶ原らしい趣を崩す事はありません
尾鷲辻への遊歩道
笹の縁取りの道は…
濡れた表面に 舞い落ちた葉を少しづつ溜めながら
秋深く 冬の到来を待つかの様に延びています
道は緩い下り坂が続きます
その道すがら
大台ヶ原の生態や特徴を示した看板が目に留まり
学習しながらの散策です
大台ヶ原の現状 森の衰退 大台ヶ原のササ
お日様の光が 葉を通して 差し込む事があります
その時は 黄葉の艶やかさが一層引き立って
誇らしげに広げた枝を染めて 人の目を惹きます
橋 イワダレゴケ セイタカスギゴケ
苔床
小さな橋を渡った所から 苔が目につく様になり
大台ヶ原らしい雰囲気が一層強くなります
ミヤコザサの林床
青い空が顔を出すと
色づいた葉が 色鮮やかに映えて見えます
林床の青と紅葉の赤が どこか不自然な感じを受けますが
何とも言えない雰囲気を作り出して 楽しませてくれます
尾鷲辻 東屋
尾鷲辻に着くと
その東屋で数人の登山者が休まれていました
ここから先に行く方の雰囲気が変わります
スニーカーを履いた軽装の観光客風の方たちは
ここで ほとんどお別れします
南へと向かう人は少ない様です
ここらは人が少なくなるよ…
チチの言葉通り 尾鷲辻へと向かうのは
登山の格好をした1パーティだけでした
尾鷲道への標識
尾鷲辻から尾鷲道に入ると そこは
人との交わりを絶ったかの様な静寂な森の中でした
台高山脈特有の風情を偲ばせ
苔を纏った木々が迎えてくれます
多雨地帯特有の雰囲気に包まれ
自然の懐へと誘われていく気持ちになります
しかし…
青々としたミヤコザサが林床を覆い
鹿の食害を受けた木を見掛けると
今…大台ヶ原で問題となっている退行遷移を
弥が上にも知らされ 実感せざるを得ません…
ミヤコザサが増え…
鹿が増え…
森林へ被害を及ぼして行く…
伊勢湾台風の爪痕であり
その生態系にも影響を及ぼした証のようです
ただ…生態系の変化が台風の所為となっておりますが
果たして それだけでしょうか…?
自然の起こすことには意味がありますが
自然破壊に関しては 人為的なものが無いわけではないような…
それでも、訪れる者の目には
自然豊かな 懐の大きい鎮守の森であり
人の手の及ぶ所でない世界のようにも見えます…
途中から尾鷲道を外れて
尾根道へと向かいます
そして…人の存在を遠ざけた世界へと入ります
落ち葉を踏む音と風の音だけがします
鳥の声も 人の声も何も聞こえません
葉の擦れる音が 何かを囁いている様に聞こえます
見上げた空が黄色に染まっています
道なき道を登って行くと そこは広い広い尾根に出ます
その尾根は緩やかに傾斜し 自由気ままに歩きまわると
どこかに落とし穴でもありそうな感じです…
ガスったら…ちょっと怖い感じです
標布があるので 確認すれば大丈夫の様ですが
紅葉に見惚れていると 道を見失うかもしれません
踏み跡は薄く落葉に隠れてしまっている所も…
呑気に歩くと あら~って事ですね♪
でも とてもいい感じです
暫く人の居ない尾根道を楽しむ事にしましょう
お山から帰ってから体調を崩し
入院するかしないかの狭間で 治療していまいたが
何とか持ちこたえる事ができ
少しづつ日常生活に戻りつつありますが
ブログがお座成りになってしまいました
もう…この老化した頭では
残る記憶も曖昧になりつつありますが
また ボチボチではありますが
大台ヶ原の記録を綴っていこうと思っております
体調を見ながらの記録ですので
間があく事もあると思いますが
気長に お付き合い下されば嬉しく思います
何時も 気ままな記録ではありますが
ご訪問いただける事に感謝しております
ありがとうございます
大台ヶ原は、年間雨量の多い所だそうですね。
写真を見ると、意外に道は整備されてるようですね。
ボクは年齢で山には登れませんが、
いつも景色を拝見させていただいております。
体調にはお気を付けください。
大台ヶ原は未踏ですが、いつか行ってみたいと思って
います。
写真を拝見していますと、人ごみもなく静かな山行のように
お見受けしました。
紅葉の時期は短いので、今がチャンスですね。
実際、お写真を拝見すれば一人ではとても歩けない様な
奥深さが感じました。
紅葉と八ヶ岳を彷彿とさせる瑞々しい苔
素晴らしい空間に身を置きましたね。
体調を崩されていらっしゃるとの事
私も未だまだ飛び回れない状態ですが
お互い無理せずのんびり行きましょう。
大台ヶ原は整備されており、駐車場周辺は 遊歩道ができており、観光客でにぎわいを見せております
ただ、一歩奥に入ると 人の手の及ばぬ自然の驚異が潜んでおります
>いつも景色を拝見させていただいております
嬉しいお言葉 ありがとうございます
拙いブログですが 励みになります
そして労わりのお言葉もありがとうございます
寒暖差が大きいとどうしても体調を崩しやすいです
hide-san様も お身体に気をつけて下さいますよう
優しいコメントをありがとうございます♪
大台ヶ原は 色々な問題を抱えながらも
自然豊かで 四季折々に楽しませてくれます
駐車場付近は 遊歩道が整備されており、宿泊施設もありますので
人の賑わいは半端ないものがあります
しかし 一歩奥に入って行くと、雑踏とした世界から
遮断されて神秘の世界へと変わります
人も 極端に少なくなります
四季折々に楽しめますが
雨が多いのが…雨の大台も又神秘ですが(笑)
一度お越しいただけると嬉しいですね
いいところではあります♪
本当に短い秋…今しか楽しめませんね♪
コメントをありがとうございます♪
大台ヶ原は きっと たか様が木にいる世界の一つになるかも・・・
苔むした 神秘の世界を醸し出して迎えてくれます
だけど…確かに…
一人では行けません…
かなり遭難事故も多い所ですから
それだけに、また、人も少なく、自然がまだまだ残っているという事でしょうが…
チチの後をただついて歩くだけの私ですので…
大台ヶ原は 私にとって難しいお山の一つです
本当にたか様のいう通り
ボチボチですね
一旦崩すと中々元に戻りませんね
暫くベッドに張り付いていましたら
今度は腰と背中が痛くなって…困ったものです(笑)
お互い ゆっくりと長~く楽しむために
急ぎ足はせず のんびりとですね
了解しました♪
何時の時もたか様が傍に居てくれるようです
温かなコメントありがとうございます♪