冬将軍の一行が通る尾根道
モノトーンの世界が広がっています
厳しい顔をして
山に踏み込んだものへの試練を与えようと
行く先すらも隠す勢い
とおりゃんせ…
とおりゃんせ…
ここは どこの細道じゃ…
ちょっと通してくだしゃんせ…
白い魔物の棲む尾根を越していけば
霧氷の織りなす芸術の世界に引き込まれます
枝に氷の結晶が集まって
この季節の装いが 一層寒さと厳しさを教えてくれます
その厳しさに 美しさを感じてしまうのは
何故なのでしょうか
神秘の世界のなせる業でしょうか…
成長した エビのしっぽ?
生まれたばかりの エビのしっぽ?
白い魔物の棲むお山
冬将軍の居座る間
厳しくも美しい 無垢の世界に
我が物顔で息づいて
その時期でしか作得られない世界観を作り上げているようです