山に癒されて…♪

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冬の蝶

2016年12月02日 | ポエム
ふと思い出す事…

寒くなってきて
冬も眠りに入ろうと 葉を落し
落ち葉の絨毯を広げて 冬枯れの木々が寒々しくも
山肌を飾りだしたころに
まだ 小さな蝶を見掛ける事が…

晴れた日の桧塚奥峰でも 
薄黄色した小さな蝶が忙しげに飛んでいたのを思い出します


お写真に収めようと追っかけますが
アングルから外れており、いくら見ても
画像の中にその姿を納めきれずに 写真は1枚も残せていません

寒々しい景色に飛ぶ蝶…
季節外れの蝶…

冬の蝶と呼ばれ 俳句等のなかでは 
凍蝶として呼ばれています
冬越しをする蝶として知られていますが なぜこの季節に…


温かな季節に飛び交う蝶とは違って
どこか 健気さを感じてしまいます





多くの蝶は 卵や幼虫もしくはさなぎの状態で冬を越すのに
この凍蝶は 厳しい季節に羽を広げるのでしょう…

秋に羽化して 大人になったら 花もなく…
六角花の冷たい花の中を飛び交うのでしょうか…



冬の蝶という題名で歌われ
映画の題材にもなるけれど
どれも さびしい 悲しい物語があらわされています







凍蝶は…ほぼ黄色みかかった羽の色をしています

これは蝶の衣…りん粉です

りん粉は 
さなぎの時に外に排出する事の出来なかった老廃物
再利用して作られているそうです
そして 蝶の羽根に黄色い色が多いのは 
老廃物の中にある 尿酸によるものと言われています

このリン酸こそ 蝶を守る役割を担うもので
水をはじき保護するという大切なものなのです…




葉の裏などで 厳しい冬越しをしたキチョウ
春にはボロボロになっていますが
それは… 
厳しい環境を生き抜いたというべきでしょうか… 

小さな羽を一杯動かして飛ぶ姿は
強く 誇らしげでもあります



何事も辛い事があろうが 
必ず春はおとじれる事という事を
身をもって教えてくれるチョウなのかもしれません…



私も そのように強く生きたいです…




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