山に癒されて…♪

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自己世界の超ロ~ング日記です
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リベンジの明神平2 女神様微笑んで 薊岳まで足伸ばしてみたら…

2017年02月21日 | 山登り 近畿 台高・高見山方面
2017年02月19日(日) ☁/☀ リベンジ明神平から薊岳~石ヶ平谷右尾根へ


2月11日の日の撤退した所に立ち
リベンジを成功させるために奮い立たせて進む所からの続です


リベンジの明神平への出発の様子はこちらをクリックしてください







白き化粧をした木々が 癒しの道を作ってくれます
しかし…それでも… 
ペースは上がりません


がんばれ! がんばれ!


白一色の間に 薄らと青い空が見え隠れし始めます


もう少し! もう少し!


何処からともなく 応援してくれているよう






霧氷を纏ったブナの自然林の中で
突然 様相が変わり
規律正しく立つ針葉樹の道は
兵隊さんの並ぶ道のよう…


ファイト! ファイト!
風が頭上で叫んでいます



 重たげに頭を垂れる樹氷の花を潜り…目の前に…



おぉ~


他に言葉は出ませんでした
乱れる呼吸だけが 耳元を通り過ぎていくだけ






もうすぐだぞ!
もうそこだ!


チチの声に導かれるように顔を上げると
丘のようなスカイラインの向こうに

あっ…




明神平



辿り着いたようです!

肩で息をしながらも…
ヨレヨレになりながらも…
今回は アシビ小屋に迎えられ
リベンジを果たした瞬間です♪

ここは 明神平



 寒々としたあしび小屋


風が悪戯に吹いてきます
冷たい風は容赦なく 体温を奪っていきそう

あしび小屋の陰に隠れて 休憩を取る事にします
そして胃袋にも充電です

休んでいる間も 雪煙を巻き上げ
邪魔をする 悪戯風 
それでも 辿り着いた事で心は熱くなっています


今日は 登山者も多い様子
あちらこちらと人の動きが感じられ
静かなるが漂います



ザックを降ろして腰かけた頃・・・
チチが心配そうにのぞき込みながら

大丈夫か…?


頷く私に 
テルモスに入れてきたミルクティー
入れてくれます


飲んでおけよ

はい…



ミルクティーの温かさが
喉を通して体内へと伝わって行きます♪



さて… ここからどうしましょう・・・




ぎりぎりでも 登れるかな…

独り言のようにチチが言います…



ここから先は スノーシューの方がいい
アイゼンは外しなさい


はい…



これは・・・予定していたコースを行くよう…
最終の目標は 薊岳でしたから…


もう少しガンバ


自分の体に 相談しながら
を入れます






スノーシューに履き替えて 出発です



まずは、前山まで行こう…


チチに促され 後をついていきます



 圧雪された雪が歩きやすい 尾根の草原です
 明神岳の分岐です…夏の時とは全く様相が変わっています
 三ツ塚 ここで稜線にでます





稜線歩きになると 
不思議なほど体が軽くなっていくのを感じます

壺足の人の 踏み抜きがある中
快適に歩けるこの解放感


今までのスノーシューによるスノーハイクはなんだったのでしょう・・・
蛇谷ヶ峰・・・の林道歩きでもこんなに軽々歩けませんでした


今までのしんどさが のようです

身体が軽くなっていくような感じを受けます








私の心を表すかのように
空にも青さが戻りつつあります…が
スッキリとはいきません

お空は じらすかのように
晴れたり 曇ったり…

時々風さんなんぞ連れてきて 
悪戯して通り過ぎていきます

それでも 快適に歩を進めていけます♪




 霧氷のトンネル

国見山




国見山をバックに 広がる明神平では
賑やかな声がしています

きゃ~ わぁ~


最初は何事が起ったのかと心配しましたが
ヒップソリで遊ぶ登山者の姿が 
楽しげに賑わいを見せていました

その声に山も空も 目覚めていくようです♪





 前山に向かいます このピークが前山のよう…


空にも活気が戻りつつあり
何とも言えぬ六角花の花だより
青と白のコラボは 最高のご褒美となります




 六角花の花弁が眩しい  稜線 




次第に稜線は狭くなってきます
それでも、スノーシューの快適さは 変わりません♪







稜線の右側に 沿う様に薊岳が顔を出しています

あれ… まだあんなところに…

ちと…遠く感じますよ…

またまた、弱腰の私…

ファイト! ファイト~! 




 空がますます元気になります  急な登りになりに耐え忍ぶ…ゆっくり… ゆっくり…
 
最後の急登




見上げる先のチチ…遠い

軽い眩暈を感じます…


尾根はアップダウンをしながらも
薊岳に近づけば近づくほど 急な登りとなり
この辺りから 
力尽きそうになる私…


振り返るチチ…


先に行って…声にならない声でチチに訴えます


せめてチチだけでも…


時計の針は13時タイムリミット


自分の中で決めていたタイムリミット…
過ぎてしまいます



…と 
開けた痩せ尾根の向こうに 人だかり
もうすぐ頂上なんだと知らされます






薊直下の岩稜は 雪の下
埋もれて白い稜線となっていました


スノーシューで歩くには
所々 厳しい所もありますが
歩けない事はないほど 積雪に包まれ
見事な薊岳の尾根が頂上へと延びています





薊岳山頂




狭い山頂は 登山者で所狭しと賑わっております


最後に登ってきた私を 全員が笑顔で迎えてくれます



こんにちわ~
こんにちわ~



ありきたりの挨拶だけど
ここでは格別の挨拶です …が

どこか 違和感を感じる私…



後で知ったこと…

先に着いたチチと反対側から登ってきた団体さん
この天気にあまりにも感激したのでしょう


私、ここ初めて来たわ~来たことないのよ

…あれ あっ! 以前反対から来たことあるわ!
わぁ~呆けてるわ~



そこでみんながドッと笑っていたところに

 
チチが大丈夫 今 登って来ている人も
いつもそんな事言っているから

ほら…あの人…










一斉に見られていたのを
離合するために待っていてくれていると思い 急ぎます

笑われているなどとは露とも知らず
明るく挨拶を交わしながら 山頂に立つ私♪
展望の素晴らしさに 歓喜しておりました♪




国見山


伊勢辻山 赤ゾレ山


木ノ実屋塚


金剛・葛城山


白鬚山 奥に大普賢岳




女神さま 笑ってくれました



団体さんのパーティが下って行き
一気に静けさが訪れます

そこで ゆっくりと展望をおかずに
軽く食事を撮る事に・・・


食べながら
下りの事を考えると アイゼンの方がよさそうなので
ここで スノーシューを外すことにします

そして・・・
足は軽くなりましたが・・・
背中は重くなり 荷物が増えた感じを受けます




 樹氷のお土産と展望のご褒美



後ろ髪惹かれながらも 下っていきましょう…





これからは 踏み抜きに 注意しながら
どんどん
どんどん


急な痩せ尾根を下っていきます




 エビのしっぽ

石ヶ平谷右尾根分岐




ここを来た方向ではなく 
左側の尾根を 下っていきます



 半端なく急な樹林の下り



急な下りが続きます
一気に下って行くと 次第に膝がい出します

わっはははは~

…ってことはありませんが
下りは嫌いではないので 
私の口元が緩んで笑っています♪



豆腐岩 


あっという間に豆腐岩まで 下ってきました♪

よく見ると 豆腐が凍り豆腐になっています

上に立ってみようかと思いましたが・・・ 止めました
足跡つけるの 勿体無いです♪




 豆腐岩の脇から下っていきます  豆腐岩の横を下る私



植林の林床に残っている 腐った雪の急斜面
半端なく 怠い下りが続きます


 ジャンピングP



少し平坦になった広場
そこはジャンピング・ピークの様です
ここで 暫し休憩を取ります

青い空も 高い樹林に見え隠れ
それでも映える色の青さが癒されます

静寂というにふさわしい佇まい
時の流れを忘れてしまいます





さて もう踏ん張り!


 伐採された折れ枝の山が雪をかぶり 道もわかりにくい
 尾根を外れないように下っていきます
 最後の尾根分岐 ここを右へと 下ります
 斜面の急さは変わりません 急なのでアイゼン外すのも…考えます
 腐った雪がアイゼンにへばり付き 落ち葉付の団子となります
 おお~最後の丸太の橋…バランス崩さない様に…




漸く林道が見えてきました
そして 我が家の車も…


朝…脇に止めたところは 下山する予定の場所だったのです

チチはわかっていたようですが
私は 気付かず 改めて あぁ…



 下って来た 石ヶ平谷右尾根登山口



そういえば 夏にここから 取り付いて登ったのですよね…

今日はその逆コースを歩いた事になります

ヤレヤレ…
禍い転じて福となる… 頑張った甲斐がありました♪


いつもの温泉につかって
いつもの食堂に立寄って
至福の時をいただきましょう♪


 ふるさと定食  空揚げ定食



程好い疲れを感じながら

今回は幸せに包まれて

満足感に満ちたまま 

帰路に着く事が出来ました


リベンジ ばんざ~い




さて…次は どこ行きましょう~か?







最後まで ご高覧いただき
ありがとうございます












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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (錫杖)
2017-02-22 16:35:36
次第に稜線は狭くなってきますの画像

最高です。
この樹林帯を抜けて山頂からのこの景色が見られるのですね

いやあ 快心のリベンジでした。

返信する
お疲れ様でした。 (J-Blue)
2017-02-22 16:37:19
いや~・・・!たいした高山の冬山では無いと思いますが迫力満点ですね!
リベンジ成功! 良かったですね。

一連の冬山の滅多に見られない写真の数々を拝見しました。
良きパートナーと一緒に山行出来るなんて羨ましいです。
此からも冒険?の山行、楽しみにして居ます。
返信する
Unknown (カワjoh)
2017-02-22 16:53:26
薊岳までリベンジですか!素晴らしいです。
昨年秋に歩きましたが、途中の二重山稜が
実に雰囲気があって 鞍部にテントでも張りたくなったのを思い出しました。
ありがとうございます(^^)
返信する
こんばんは! (J-ウルフ)
2017-02-22 17:43:42
早速のリベンジ達成
おめでとうございます (≧▽≦)
一週間で 雪の量もだいぶと減ってきてますね。
無理をせず 引き返した勇気があってこその
今回の 女神さまの微笑みなんでしょうね。

本日 高見山を歩いてきたのですが
登山道沿いの木々には 樹氷も霧氷の欠片もなく
nanekobi5963 さんの山を歩くタイミグの良さに感心させられております。

次回は どこのお山を歩かれるのでしょうか。
楽しみにしております。
返信する
錫杖様 (nanekobi5963)
2017-02-22 21:26:28
こんばんわ

>次第に稜線は狭くなってきますの画像

私も気に行っていました
それを 錫杖様からの「最高」!
私も「最高」に嬉しい気持ちです♪

ありがとうございます

リベンジ・・・本当は駄目かな…と思う所も
ありましたが 何とか連れて行ってもらえました

女神様のご褒美もまた 「最高」でした♪

いつもコメントをありがとうございます♪
返信する
J-Blue様 (nanekobi5963)
2017-02-22 21:34:51
こんばんわ

1400メートルほどのお山ですが
山頂付近はスノーパウダーでした
高いお山ではありませんが
冬のお山を十分体験させてくれるお山でした

お山を細く長く楽しめたらいいなぁ~と
いつも思っております
そう思える事は 本当に幸せな事なのかもしれません

冬山の姿を写真の残せたのも
女神様のお陰 感謝です

J-Biue様のレポもとても楽しみにしております
それと・・・時々アップされる手作りも・・・♪

いつもコメントをありがとうございます♪

返信する
カワjoh様 (nanekobi5963)
2017-02-22 21:41:31
こんばんわ

こちらこそありがとうございます

何とか明神平から薊岳のリベンジ出来ました
殆んど圧雪されており 歩きやすかったので
助けられました(^^;)

明神平周辺のお山をコースを変えて登ると
色々な顔を見せてくれて 
とても好きな所の一つです

三重山稜も魅力溢れる姿を見せてくれます

体力が有れば 明神平にテン泊して
あちらこちらと回って見たいです♪

もしかしたら どこかでお会いするかもですね♪

いつもコメントをありがとうございます
返信する
J-ウルフ様 (nanekobi5963)
2017-02-22 21:45:46
こんばんわ 

そして お帰りなさい お疲れさまでした♪
高見山に行かれていたのですね♪

1週間で雪の様子は全く変わりますね
それどころか 2~3日でも 
ヤマレコで拝見した様子と違う事が有ります

お山は気まぐれで
いいタイミングに出会えると 嬉しくなります

何の J-ウルフ様の山の様子も
いつも羨ましく拝見させて頂いております

今度はお互いどこのお山にいるのでしょうね
レポを楽しみにしております
返信する
Unknown (山帽子)
2017-02-24 17:47:41
素晴らしい雪山と驚くような雪景色、超大作にに”リキ”は入っていますね。これだけ雪と戯れることできればリベンジどころか、新規巻き返の巻き返し言葉が似合うような
当日でしたね
青空もちょいと覗いて やはり青空は頑張ったご褒美だったようですね。
ふるさと定食、からあげ定食で 締めて! これなくしては
忘れ物した気分?でしょうね
なにはともあれ、これだけの雪山遊び、まずは あっぱれ!。画像での霧氷?樹氷の濃さに圧倒されました。
返信する
山帽子様 (nanekobi5963)
2017-02-27 13:47:02
こんにちわ
レスがとても遅くなって申し訳ございません

ありがとうございます
リベンジできたことで「力」がかなり入ってしまいました(笑)
巻き返しできたと思ってよろしいでしょうか~?
山帽子様にそういわれると 自信になります♪

雪山にはやはり青い空が似合いますよね
そして下山後の至福の時は 外せませんね♪

素敵な励みになるコメントをありがとうございます♪
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