白馬岳頂上宿舎 テン場からの続きです
山では 時間の流れというものが下界とは違うように思います
暗い闇夜の中で 小さなテントが幾つも肩を寄せ合うように張られ
その小さな空間で、自分の居場所を確保しています
風の音が轟々となり
フライを弄ぶようにパタパタと揺さぶっています
長い夜が過ぎて 外はまだ暗い中
周りから何やら動きが感じられます
早発ちの人が既に始動している様子
まだシュラフにくるまって暗い空間を見つめて
自分の体を確認する
頭痛…今はない
吐き気…今は治まっている
ふらつき…起きていないので 分からない
ただ頭の芯の方で、鈍い錆びついた音がする
頭の回転は悪そう…
ゆっくりとシュラフから抜けだすと
体はやはり重い…
しかし、軽いめまいを感じながらも 動けない事はない…
ここで下山するのか
それとも先に進むものか…自分なりに考えてみます
欲とは怖いもの…
煩悩の塊の私…
ここまで来て 帰るなんて…考えられません
2000m級の山に入ると、強弱の差はありますが
必ずといってよいほど 高度障害は起こる私
しかし、いつも、時間の経過とともに慣れてくるのも事実…
今回も同じ…そう考えていました
チチも起き出します
どうだ…体は?
大丈夫よ♪
本当か?と 言わんばかりに 人の顔を覗き込むチチ
もう3時過ぎているから 準備しなくてはね…
誤魔化すようにシュラフを片づけ始める私
それをしばらく見つめるチチ
…
…
… そうだね
このときのチチの気持ち 計り知れなかったと思います
テン場は白いガスに包まれていました
闇夜の中で蠢くガスが 生き物のようにテントの間をすり抜けていきます
白け始めると テン場のテントの灯りが 一つずつ消えていきます
ぎっしり詰まったテントの間に ポツポツと隙間ができ始めた頃
我が家も出発の準備が整います
食欲はなくても 口にものを入れて、飲み込みます
チチが… 考えた風に…私を見つめ…
ゆっくりでいいからね…
自分のペースで登るんだよ…と…
チチは 引返す事をしなかった…
頑固な私の性格を熟知しているチチ…
うん…分かった…大丈夫よ
ゆっくりいくわ…
ホッとするとともに 責任を押しつけてしまった罪悪感が心に残ります
東の空が赤く燃え始めます
燃える
燃える
白いガスも赤く染めて
今日のいう日の幕を開けんとばかりに 燃えています
お日様が顔を出したり
隠されたり…
今日はこんな天気だよ…
雨は降らないと思うから 大丈夫だ…
チチに励まされるように出発します
白馬岳頂上宿舎
留まるもの 出発するもの それぞれに 此処を起点に動きます
お世話になりました♪
小さく呟いて先に進みます
稜線に出ても 視界はゼロ
振り返ると テン場は
お日様を迎えながらも
赤く染まったガスに包まれ 別世界の様子を見せています
別れを告げてゆっくりと進みます
色々な様子を見せる空
体調はいまだ戻らない私だけど
様子を見ながら ただ只管 歩くのみ…
チチは何も言わずに 時折振り返りながら 先を歩きます
後ろにつかれる事を極端に嫌う私への配慮ですが
チチの背中に 言い知れぬものを感じ始めます
だけど、自分の口から 帰りたいとは言わない私です…
それを知っているチチだから
何も言わずに…
先の見えない稜線を
ザックの重みを感じながら歩いていきます
ざれた道を進むと 途中 「頂上」と書かれた標識が足元に小さく立てられております
杓子岳への道標のようです
振り返って私の様子を見るチチ…
行ける?
うん…
…
…
だったら行こうか…
この時 私は…
このお山すら登れなかったら この先は行けない…
お荷物どころの話ではなくなるはず…
自分で自分の体調を量りに掛けていました
迂回道を使わず、杓子岳へと向かいます
急な斜面を九十九折りに登って行きます
戯れた道は 崩れやすい所もあり 落石には注意が必要です
杓子岳 2812m 白馬三山
展望は白いカーテンの向こうで 望めません
狭い頂上では 遮るものもなく、風と直接対決なので早々に
水分補給程度の休憩を撮って 直ぐに下って行きます
杓子岳の東壁を左眼下に見ながら稜線を歩き 迂回道と合流します
振り返っての 杓子岳
杓子沢コルあたりで振り返ります
一瞬ガスが退いて 杓子岳が姿を見せてくれました♪
見返しながら…
登れる…!
今日は大丈夫…!
昨日よりは少し高度に慣れてきたのかも知れない…!
この時は良い感触を受けて 自分に言い聞かせていました…
ただ…気温が昨日より低く 空気の冷たさが癒すように纏わり付き
暑さよりも涼しさに 何か違う所で感覚を麻痺させていたのかもしれません
このときはまだ その事には…気づきませんでした
今日も頑張って歩きますね♪
杓子岳に別れを告げて再び ガスの中の稜線を歩き始めます
次は、 鑓ヶ岳を 目指します
歩ける♪
歩ける♪
荷物は昨日より重く感じるけど…?
歩ける♪
体調が回復しつつあるような錯覚に陥ります
このときはまだ、昨日のように足も攣りません
もしかしたら、もう 大丈夫…? 行けるかも!
どこに?
唐松岳えお越えて、五竜岳山荘まで…
一人淡い期待をしてしまいます
現実は厳しいものだと、後で知る事になりますが…
ガスは不気味に動いております
それでも、雨を降らせるものではなく お天気としては恵まれています
空は、悪戯に挑発しながらも 守ってくれているのでしょうか…
ザレ場の急登を登ります
登りは どんな時でも 超! 弱い私…
一気にスピードダウン…それでも、チチに付いて登ります
ホッサ ホッサ ドッコラショ!
冷たい風が応援して 火照る体を冷やしてくれます
そのおかげ?余り汗も出てこない…?
白馬岳がガスの間から見え隠れしています
不気味に動く雲
何を弄ぼうとしているのでしょう…
歩いてきた稜線
その向こうで微笑む白馬岳を背に 必死に登る私
雲の吐息が 稜線に絡むように纏わり付いて離れません…
道は天に向かって延びております
羽が欲しい
流れる雲さん 筋斗雲となって 私を運んでおくれ…
甘い 甘い
何を仰るウサギさん
自分で歩いてここまでおいで…
軽いめまいを感じます
小鑓
小さなピーク
されど 今の私には 大きなピーク
背中の荷が食い込むほどに重く感じます
ゆるい下りの道は 呼吸を整えるのに丁度良い…
挫けそうになる心を奮い起こします
ガスが下から湧きたちます…とその時
お~い! ○×∴▼※…!
チチの声が耳を掠めていきます
何かしら…?
だけど 何を言っているのか聞き取れない私…
顔を上げると 指差して 何かを言っている
その指の方に顔を向けると…
ブロッケン現象
あぁぁ~~~
手が震えて 中々カメラが取り出せません!
慌てる手でシャッターを押しますが 一番きれいなブロッケンを撮る事ができません
それでも ご褒美です♪
時代が時代なら
荷物を放り投げて アラーの神よ!ではありませんけれど
ハッハハ…と ひれ伏して拝むところでしょう(^m^)
そして、一瞬にして ガスは流れ 青空を見せブロッケンは掻き消されてしまいます…
落ち着かない空と共に 鑓ヶ岳を目指して もうひと踏ん張りです
しかし…体調が良くなってきたと思った今日もまた…疲れが溜まり始めた感じがします
そして…
疲れた体に…再び悪夢が…
足が攣り始めます
誤魔化すようにカメラを向けて撮るふりをして休憩したものの…
なぜか体は鉛のようで…
回復してきたと 思った体調がここにきて…辛くなってきます…
それでもシャッターを押す私
画像はカメラの性能に託して ただ撮るだけ…
山頂を指す標識
鑓ヶ岳への標識が 何もない稜線で しっかりと道案内をしてくれています
鑓ヶ岳 2903.2m 白馬三山
白馬岳…杓子岳…鑓ヶ岳…白馬三山到達!(笑)
俯いて歩く私がふと顔を揚げると
そこには絶景がいつも存在し
癒しを与えるかのように 目に飛び込んできます
あぁ…来てよかった
俯いて歩くときは…何度も…
もう駄目かな…
そんな思いを繰り返し歩いていました
チチは、時折そんな私の様子を見ていたようで
休憩のときに写真を撮っている私に向かって 苦笑いしながら ボソッと…
お前が、写真を撮らなくなったら 終わりかもね…
えっ?
確かに…
いつの時も、カメラを向ける私の姿を 呆れてみているチチでしたから…
鑓ヶ岳の頂は 人の賑わいでお祭り見たいです♪
そこだけ活気に満ちており
稜線での静かな趣は 何処へやら…です
薄いベールに包まれた太陽も
柔らかい光を差して 優しく微笑み返してくれています♪
さて…
私の体…早く回復してほしい…のですが…
はたして、高度障害だけの問題でしょうか…?
余り汗もかいていないように感じます…
お日様が余りにも優しい光で包むせいか
暑さを余り感じません
喉も渇いてきません…
しかし、服に触れると…濡れています
あらぁ… 汗は掻いているんだわ…
まるで他人事のように感じている私…
喉が渇かなければ 水も飲もうとはしません
チチが、無理にでも、水は飲んでおけよ…
そう声をかけますが…
欲しくない水を 無理して飲もうとしない私です
これは、後に重大な問題を引き起こす原因となるのですが
人間とは…いえ 私は…
切羽詰まらなければ 危機感として受け止めないようです
まずは、ここから天狗山荘に向かいます
そこで休憩を取って…
最悪の場合は 鑓ヶ岳の先の分岐から下る事も 頭を過った事もありますが
チチが何も言いません
行ける…きっと…
そう信じて 天狗山荘へと急ぎます…
つづく
山では 時間の流れというものが下界とは違うように思います
暗い闇夜の中で 小さなテントが幾つも肩を寄せ合うように張られ
その小さな空間で、自分の居場所を確保しています
風の音が轟々となり
フライを弄ぶようにパタパタと揺さぶっています
長い夜が過ぎて 外はまだ暗い中
周りから何やら動きが感じられます
早発ちの人が既に始動している様子
まだシュラフにくるまって暗い空間を見つめて
自分の体を確認する
頭痛…今はない
吐き気…今は治まっている
ふらつき…起きていないので 分からない
ただ頭の芯の方で、鈍い錆びついた音がする
頭の回転は悪そう…
ゆっくりとシュラフから抜けだすと
体はやはり重い…
しかし、軽いめまいを感じながらも 動けない事はない…
ここで下山するのか
それとも先に進むものか…自分なりに考えてみます
欲とは怖いもの…
煩悩の塊の私…
ここまで来て 帰るなんて…考えられません
2000m級の山に入ると、強弱の差はありますが
必ずといってよいほど 高度障害は起こる私
しかし、いつも、時間の経過とともに慣れてくるのも事実…
今回も同じ…そう考えていました
チチも起き出します
どうだ…体は?
大丈夫よ♪
本当か?と 言わんばかりに 人の顔を覗き込むチチ
もう3時過ぎているから 準備しなくてはね…
誤魔化すようにシュラフを片づけ始める私
それをしばらく見つめるチチ
…
…
… そうだね
このときのチチの気持ち 計り知れなかったと思います
テン場は白いガスに包まれていました
闇夜の中で蠢くガスが 生き物のようにテントの間をすり抜けていきます
白け始めると テン場のテントの灯りが 一つずつ消えていきます
ぎっしり詰まったテントの間に ポツポツと隙間ができ始めた頃
我が家も出発の準備が整います
食欲はなくても 口にものを入れて、飲み込みます
チチが… 考えた風に…私を見つめ…
ゆっくりでいいからね…
自分のペースで登るんだよ…と…
チチは 引返す事をしなかった…
頑固な私の性格を熟知しているチチ…
うん…分かった…大丈夫よ
ゆっくりいくわ…
ホッとするとともに 責任を押しつけてしまった罪悪感が心に残ります
東の空が赤く燃え始めます
燃える
燃える
白いガスも赤く染めて
今日のいう日の幕を開けんとばかりに 燃えています
お日様が顔を出したり
隠されたり…
今日はこんな天気だよ…
雨は降らないと思うから 大丈夫だ…
チチに励まされるように出発します
白馬岳頂上宿舎
留まるもの 出発するもの それぞれに 此処を起点に動きます
お世話になりました♪
小さく呟いて先に進みます
稜線に出ても 視界はゼロ
振り返ると テン場は
お日様を迎えながらも
赤く染まったガスに包まれ 別世界の様子を見せています
別れを告げてゆっくりと進みます
色々な様子を見せる空
体調はいまだ戻らない私だけど
様子を見ながら ただ只管 歩くのみ…
チチは何も言わずに 時折振り返りながら 先を歩きます
後ろにつかれる事を極端に嫌う私への配慮ですが
チチの背中に 言い知れぬものを感じ始めます
だけど、自分の口から 帰りたいとは言わない私です…
それを知っているチチだから
何も言わずに…
先の見えない稜線を
ザックの重みを感じながら歩いていきます
ざれた道を進むと 途中 「頂上」と書かれた標識が足元に小さく立てられております
杓子岳への道標のようです
振り返って私の様子を見るチチ…
行ける?
うん…
…
…
だったら行こうか…
この時 私は…
このお山すら登れなかったら この先は行けない…
お荷物どころの話ではなくなるはず…
自分で自分の体調を量りに掛けていました
迂回道を使わず、杓子岳へと向かいます
急な斜面を九十九折りに登って行きます
戯れた道は 崩れやすい所もあり 落石には注意が必要です
杓子岳 2812m 白馬三山
展望は白いカーテンの向こうで 望めません
狭い頂上では 遮るものもなく、風と直接対決なので早々に
水分補給程度の休憩を撮って 直ぐに下って行きます
杓子岳の東壁を左眼下に見ながら稜線を歩き 迂回道と合流します
振り返っての 杓子岳
杓子沢コルあたりで振り返ります
一瞬ガスが退いて 杓子岳が姿を見せてくれました♪
見返しながら…
登れる…!
今日は大丈夫…!
昨日よりは少し高度に慣れてきたのかも知れない…!
この時は良い感触を受けて 自分に言い聞かせていました…
ただ…気温が昨日より低く 空気の冷たさが癒すように纏わり付き
暑さよりも涼しさに 何か違う所で感覚を麻痺させていたのかもしれません
このときはまだ その事には…気づきませんでした
今日も頑張って歩きますね♪
杓子岳に別れを告げて再び ガスの中の稜線を歩き始めます
次は、 鑓ヶ岳を 目指します
歩ける♪
歩ける♪
荷物は昨日より重く感じるけど…?
歩ける♪
体調が回復しつつあるような錯覚に陥ります
このときはまだ、昨日のように足も攣りません
もしかしたら、もう 大丈夫…? 行けるかも!
どこに?
唐松岳えお越えて、五竜岳山荘まで…
一人淡い期待をしてしまいます
現実は厳しいものだと、後で知る事になりますが…
ガスは不気味に動いております
それでも、雨を降らせるものではなく お天気としては恵まれています
空は、悪戯に挑発しながらも 守ってくれているのでしょうか…
ザレ場の急登を登ります
登りは どんな時でも 超! 弱い私…
一気にスピードダウン…それでも、チチに付いて登ります
ホッサ ホッサ ドッコラショ!
冷たい風が応援して 火照る体を冷やしてくれます
そのおかげ?余り汗も出てこない…?
白馬岳がガスの間から見え隠れしています
不気味に動く雲
何を弄ぼうとしているのでしょう…
歩いてきた稜線
その向こうで微笑む白馬岳を背に 必死に登る私
雲の吐息が 稜線に絡むように纏わり付いて離れません…
道は天に向かって延びております
羽が欲しい
流れる雲さん 筋斗雲となって 私を運んでおくれ…
甘い 甘い
何を仰るウサギさん
自分で歩いてここまでおいで…
軽いめまいを感じます
小鑓
小さなピーク
されど 今の私には 大きなピーク
背中の荷が食い込むほどに重く感じます
ゆるい下りの道は 呼吸を整えるのに丁度良い…
挫けそうになる心を奮い起こします
ガスが下から湧きたちます…とその時
お~い! ○×∴▼※…!
チチの声が耳を掠めていきます
何かしら…?
だけど 何を言っているのか聞き取れない私…
顔を上げると 指差して 何かを言っている
その指の方に顔を向けると…
ブロッケン現象
あぁぁ~~~
手が震えて 中々カメラが取り出せません!
慌てる手でシャッターを押しますが 一番きれいなブロッケンを撮る事ができません
それでも ご褒美です♪
時代が時代なら
荷物を放り投げて アラーの神よ!ではありませんけれど
ハッハハ…と ひれ伏して拝むところでしょう(^m^)
そして、一瞬にして ガスは流れ 青空を見せブロッケンは掻き消されてしまいます…
落ち着かない空と共に 鑓ヶ岳を目指して もうひと踏ん張りです
しかし…体調が良くなってきたと思った今日もまた…疲れが溜まり始めた感じがします
そして…
疲れた体に…再び悪夢が…
足が攣り始めます
誤魔化すようにカメラを向けて撮るふりをして休憩したものの…
なぜか体は鉛のようで…
回復してきたと 思った体調がここにきて…辛くなってきます…
それでもシャッターを押す私
画像はカメラの性能に託して ただ撮るだけ…
山頂を指す標識
鑓ヶ岳への標識が 何もない稜線で しっかりと道案内をしてくれています
鑓ヶ岳 2903.2m 白馬三山
白馬岳…杓子岳…鑓ヶ岳…白馬三山到達!(笑)
俯いて歩く私がふと顔を揚げると
そこには絶景がいつも存在し
癒しを与えるかのように 目に飛び込んできます
あぁ…来てよかった
俯いて歩くときは…何度も…
もう駄目かな…
そんな思いを繰り返し歩いていました
チチは、時折そんな私の様子を見ていたようで
休憩のときに写真を撮っている私に向かって 苦笑いしながら ボソッと…
お前が、写真を撮らなくなったら 終わりかもね…
えっ?
確かに…
いつの時も、カメラを向ける私の姿を 呆れてみているチチでしたから…
鑓ヶ岳の頂は 人の賑わいでお祭り見たいです♪
そこだけ活気に満ちており
稜線での静かな趣は 何処へやら…です
薄いベールに包まれた太陽も
柔らかい光を差して 優しく微笑み返してくれています♪
さて…
私の体…早く回復してほしい…のですが…
はたして、高度障害だけの問題でしょうか…?
余り汗もかいていないように感じます…
お日様が余りにも優しい光で包むせいか
暑さを余り感じません
喉も渇いてきません…
しかし、服に触れると…濡れています
あらぁ… 汗は掻いているんだわ…
まるで他人事のように感じている私…
喉が渇かなければ 水も飲もうとはしません
チチが、無理にでも、水は飲んでおけよ…
そう声をかけますが…
欲しくない水を 無理して飲もうとしない私です
これは、後に重大な問題を引き起こす原因となるのですが
人間とは…いえ 私は…
切羽詰まらなければ 危機感として受け止めないようです
まずは、ここから天狗山荘に向かいます
そこで休憩を取って…
最悪の場合は 鑓ヶ岳の先の分岐から下る事も 頭を過った事もありますが
チチが何も言いません
行ける…きっと…
そう信じて 天狗山荘へと急ぎます…
つづく
私も一気に上がると、頭痛に襲われます(T_T)
でも、そんなところにグロッケン現象に出会えたことにはテンション上がりますね~。
なんとか先に進めたようで…頑張りましたね
何とか先に進むことができました♪
>そんなところにグロッケン現象に出会えたことにはテンション上がりますね~。
そうなんです~♪
もう~感激してしまいました
でも…ガスの動きが早くて すぐに消えてしまうんです(T_T)
何とか撮れてよかったです
今回のお山は、試練沢山でしたが
景色もまた、恵まれて沢山の感激を頂いております
コメントありがとうございます
体調不良の中でよく頑張りました
無理はいけないのですけどね・・・(^^)/
ブロッケン
綺麗に撮れてます
神様からのご褒美 最高でしたね
振り返る稜線と白馬岳が
また何とも言えませんね
夢かうつつか (^^)/
神々しくて 思わず手を合わせてお願いごとをしたくなります
余談ですが
自分も たいていの場合 標高 2500m越えると
高山障害なのか 頭痛と吐き気に見舞われます
そして
水は飲めるのですが 食物は受け付けてくれません。
水だけで歩かざるをえません
次々に現れる素晴らしい景色
やっぱりアルプスですね。
私は剣も登らずに何時の間にかアルプスが遠い山になってしまいましたが
今、懐かしい稜線を見せて頂きながらnanekobiさんと一緒に歩いた気分になっています。
しかし、nanekobiさんの踏ん張りは大したものですね。
明日も頑張って下さい、ファイト!!
私達は槍から下って槍温泉に入り(主人だけ)猿倉に戻りましたが
途中に有った雪渓で主人の足がつり
かなりの時間をかけて下山しました。
遠い昔の思い出です。
労わりのお言葉が心に沁みます(^^)
焦りながらも消えゆく前のブロッケンを
何とか残すことができました
撮れていますか?
嬉しいです♪
私も、時土 振り返ってみる稜線の素晴らしさに
息をのむことがありました
アルプスの魅力の一つですね
>自分も たいていの場合 標高 2500m越えると
高山障害なのか 頭痛と吐き気に見舞われます…
K様もですか…
折角の山歩きがしんどくなりますね
本当に食事も喉を通らなくなります
どうかすると、水すら欲しくなくなります…
回を重ねるごとになれると言いますが
未だ慣れないのですが…
K様も、ロープウェイではなく下から地道に高度を上げなければならない体質なのでしょうか…
お互い・・・辛いですのに・・・
お山に呼ばれて 行かざるを得ない…のでしょうか(笑)
それでも、山のお話、色々とブログでできる事を楽しみにしております♪
いつもコメントをありがとうございます♪
嬉しいお言葉です
拙いブログで だらだらと 思い返しながら綴っておりますが
そういっていただけると 励みになります♪
わぉ~! 雪渓の下りで 足が攣りました?!!!!
そんあ~!よく 無事に下りられました…よかったぁ~
私なら きっと泣いていたかも…
雪渓で足が攣るほど怖いものはないです・・・
お山は色々な模様を見せてくれますね
今度のお山も、ある意味良い経験でした
楽しいはずのお山
愉しんだことを愉快に書くはずの山記録でした
こんな暗い記録になるなんて…と思いつつも
正直に綴りました
それにお付き合い頂けることを
心から感謝しております
愚かではある私の姿…見ていてくれてありがとうございます
いつもコメントもありがとうございます♪