山に癒されて…♪

ご訪問有難うございます 
自己世界の超ロ~ング日記です
気の長~い方 辛抱強~い方
笑って読んで頂けると嬉しいです

鈴鹿北端のお山 1 茶野までのマイナールートは…  (3/13)

2016年03月16日 | 山登り 近畿 鈴鹿 御在所
2016年3月13日(日)茶野~御池岳

 

急に冬に逆戻りした様なお空
そんな不安定なお空の御様子を窺いながら
週末の1日しかないお休みをお山に使う事に…

この時期のお山では 
まだヒル様にお会いする事も無かろうと
鈴鹿山脈に気持ちが誘われていきます



鈴鹿山脈は

若狭湾伊勢湾を結ぶ本州の最も狭まった所に位置し、
南北に長く連ねた山脈です
その長い山脈は 色々な影響を受け、
北部と南部の山々に多くの違いが見られるようになります

南北の対照という面では 大まかに分けると 
石灰岩地質地帯花崗岩地質地帯に分ける事が出来ます

花崗岩の露岩やガレを隋所に見せる南部のアルペン的な姿も魅力ですが
石灰岩地のゆったりとした平頂峰の北部もまた、違った魅力が味わえます

北部地帯を代表するお山は 霊仙山 御池岳、藤原岳などで、
どのお山もゆったりとした尾根を広げて、笹や低い灌木に覆われた稜線と
カレンフェルトドリーネを添えて石灰が山地特有の地形を見せてくれます

しかし…
緩やかな尾根に比べて 谷は鋭く深く切れ込んでおり 
奥深さを感じるお山が多い所でもあります

この奥深さが鈴鹿北部の魅力でもありますが
一方…危険と背中合わせである事も多いお山です



天候次第では、風のあたりも強く 道も迷いやすい所でもあります
この当たりでは遭難騒ぎが起こりやすく
初心者注意や遭難事故の注意喚起の看板が設置されているほどです

そんな北部地帯のお山には
春を告げる 天使のお花の存在も知られています…

それを求めて 今回は
鈴鹿山脈へのお出かけをにする事にしました…


そして…メインは茶野
まだ、行った事がありません…
行く人も少ないと聞きます
なので、是非ともお邪魔したくなります

鈴鹿山脈の最高峰御池岳までは
行けたら行きましょうという事で出かけます








コースタイム

8:15 鞍掛橋 → マイナールートへ ~ 10:00 一本木(桜峠) → 10:15 茶野938m 10:20 → 10:31 一本木(桜峠) → 

11:02 鈴ヶ岳1130m 11:15 → 11:25 ヒルコバ → 11:49 鈴北岳1182m ~ 日本庭園 ~ 真の谷分岐 12:03 →
 
12:24 御池岳1247m → 12:37 ボタンブチ ~ 天狗岩 12:40 → 12:50 御池岳 13:00 → 13:26 鈴北岳 → 

鞍掛峠より下りからマイナールートへ ~ 14:27 林道終点 → 14:40 鞍掛橋




★入山と下山でのルートはマイナーなルートを選択しています
 その為にルートロスをする事になります 
 踏み跡や標布を探したり、地図を確認したり…
 何かと 忙しい山歩きとなってしまいます
 その為、コースタイムも参考にはならないかもしれません
 しかし…下山してしまえば 何とも満ち足りた気持ちのお山となりました♪






コース状況


鞍掛橋から桜峠

この間は登山道ではなく 鉄塔の巡視路のマイナールートで
踏み跡もおぼつかないくらい少ないです。
ただし、甲5、乙6の鉄塔までは赤い立札通りに進めますが、
一部標布通りに行くと近道でした。
桜峠にある甲6の鉄塔が見える辺りで踏み跡を見失い 
適当に鉄塔目指して登る事になりました。
 
桜峠からは微かな踏み跡を辿り茶野へ向います




桜峠から御池岳及び鈴北岳

霜柱が融けてドロドロの道になり 
靴底に張り付いた泥で 一層 よく滑ります。
踏み跡もあり道標もあります。



鞍掛尾根から鞍掛橋

今日、鞍掛橋から登った人は 
ほとんどが 鞍掛尾根の支尾根より鈴北岳方面に登り、
同ルートを下山しているようです
今回は同じルートではなく
もう少し鞍掛峠寄りに下りた所にある乙1鉄塔から巡回路を通り
乙2…そしての鉄塔の下をくぐり林道へと降ります。
ただし乙2からの下りが判り難く少し迷います
右寄りに下降路があります。





では 本文に入りましょう…


雨と予報された空は
高曇りのまだ明るさを残すお空のまま
見守ってくれています


 国道306号線  鞍掛橋脇の登山口


国道306号線は冬季通行止めとなったまま
ゲートは堅く閉ざされております
その為、ゲート付近の路肩に数台の車が停められております
その仲間入りをするかのように我が家も路肩に駐車して準備を始めます

マイナーなルートと思っていましたが
意外に後から後から車はやってきます

同じルートを行かれるのでしょうか
それとも…

軽く挨拶を交わしながら身支度を終えて
鞍掛橋の脇道から出発する事にします







植林の急な道から始まります







火の用心赤い立札
落書きのように書かれた道標…
これが助けのアイテムになろうとは 
この時は然程意識してはいませんでした






急な斜面は容赦なく 地面が目の前に迫って
にらめっこしながらの登りを頑張ります


  霜柱



暑いのか寒いのか 登り始めは風が無く
急登に喘ぎながら吹き出す汗を地面に落としながらの状態で
気温の感覚は少しずれていたように思います

だけど ふとした時に絡む空気はまだ冷たい…

そのはずです…
逆戻りした冬が地面の中から姿を見せています

この霜柱は 登るにつれ目立つようになり
落ち葉の下から凍った土の固さが伝わるようになります


しかし…この霜柱が 時間の経過とともに
その存在を違った意味で誇示してくる事になろうとは…

無我夢中で 急斜面と闘う様に登る私には
そんな事を気にも留める余裕は無かったのです…






最初の鉄塔に出ます



甲五


この鉄塔もまた
これからのルートファンティングで大きな役割を担う事に…

甲五甲六… その鉄塔に付けられた番号が
これから頭の中でぐるぐる回る事になります







此処でも赤い立札を見つけます
わかりにくいのですが同色系で書かれた 26

後に、これが26ではなく 乙6であることに気が付きます







まだまだ 急な斜面は続きます

そして急な斜面の先に2本目の鉄塔にでます





乙2の鉄塔

ここで26ではなく乙6だったのだと気付きます







いつの間にか青い空に変わって
鉄塔が空に向かって聳えたっています

どれだけ斜面とにらめっこしていたのでしょう…

樹林帯の中でお日様が当たらなかったとはいえ
少しも気づかなかったことに 見上げながら唖然としてしまいます







鉄塔の傍の踏み跡らしき道を進んで登りますが…

あれ…?







踏み跡は前に延びています…
でも…何かが違う…

先の様子を見に行ったチチがすぐに戻ってきて

「右に行きなさい!」と合図を出します

ここで赤の立札に反して 直角にに曲がる事に



道はどこ~?







作業用の踏み跡でしょうか…?

登山道でしょうか…?








伐採された斜面に出ても
わかりにくい道を探し歩きます


標布を見つけると
どこかホッとしてしまいます


さてさて…
こんな植林の樹林帯の中で
にわかに怪しげな雰囲気が漂い始めます…


道が途中で消えてしまいます
踏み跡がわかりにくくなります
票布が見つかりにくい所にあったりします…

作業用の踏み跡や けもの道
ここから普段使わない頭を使って歩くことに…






トラバースの道も
写真では迷いそうには為さそうな感じですが
山容を確認しながら地図を片手に
ルート探しの始まりとなりました




つづく






最新の画像もっと見る

コメントを投稿