2018年2月4日(日)☀ 綿向山 イハイガ岳 竜王山
さて…
そろそろ山が呼ぶと…
誘われる様に出向いたお山は 綿向山
駐車場は満車 駐車スペースなし
丁度 役場の方が除雪作業をして下さっておりましたので
駐車してもよいスペースを確認して
駐車手前の橋の近くのスペースをお借りして駐車する事にします
車は後から後から増えていく一方…
今日は午前中までお天気は持つという予報で
考える事は皆さん同じなのでしょう♪
我が家も同じ ちょっと違うのは 病み上がりという事かしら?
なので、雪山の初心者コースともいえる綿向山表参道を
ゆっくりと歩いて行きましょう…と準備をして出発です
この時 気分が高揚していたのでしょうか…
路面が凍結している事など気にもせず
橋の上を歩いていくと…
あっ!あぁぁぁ~
後ろにひっくり返るように
見事な尻餅!
鏡餅に負けないほどのお尻が
凍った路面に打ち付けられた瞬間!です…
幸いにもザックのお陰で 頭を打つ事はなく
助かります
だけど…
恥ずかしや~
寒さで悴んでいるはずの顔から火が出て
重いザックもなんのその!
立ち上がりも素早く!
普段の動作から考えられない動きを見せる私です
後は 何事もなかったかの様にさっさと歩いていきます
そっ…
後ろを振り返らず…
何事もなかったかの様に…
恥ずかしさだけが残る一コマ…
ちらり見のチチの顔…
明かに困惑と呆れ顔…
先が思いやられる感じだったのでしょう…
水木砂防堰堤
気を取り戻して 駐車場の横から 川沿いの道を進みます…
水木砂防堰堤が見えてきて
その堰堤の向こうには 7合目の峰が顔を出しています
まずはあそこまで頑張ってみましょう…
砂防堰堤に着くと その右端を登っていきます
その上段で北畑谷林道と合流です
雪のついた北畑谷林道をしばらく歩きます
表参道登山口460m
雪の林道を歩いていくと
こじんまりとした小屋が見えてきます
そこはヒズミ谷出合で表参道コースの登山口です
そして、水無山北尾根コースの分岐にもなっております
この登山道が表参道と言われるのは
山頂に大嵩神社が祀られているからだそうですが
しかし… 参道というには厳しい登りが
この先 待っています
ヒミズ谷出合小屋の中から人の声…
そのまま止まらず 表参道コースへと進みます
460m 鉄橋
ヒミズ谷出合小屋を過ぎてすぐの所に
鉄橋が見えてきます
そこを渡ると杉の植林帯の本格的な登山道となり
雪道をゆっくりと歩いていきます
予定しているコースを この時は、歩けるかどうか…
まだ不安が残る私でした…
コースタイム
8:05 綿向山表参道御幸橋駐車場 → 8:30 ヒズミ谷出合小屋 → 9:13 アザミ小屋 →
9:30 5合目小屋 9:45 → 10:33 綿向山 1110m 10:40 →
11:15~11:30 スノーシューに交換 →12:05 イハイガ岳 964.1m 12:15 →
13:25 竜王山分岐(アイゼン履き替える)13:55 → 15:29 竜王山 826m 15:40 →
16:05 竜王山登山口 → 16:35 綿向山表参道御幸橋駐車場
凍った登山道
植林の間の白い登山道
8:45 一合目
踏み固められた雪道が
樹林帯の間にのびて 気持ちよく歩けます
ただ…急斜面の細道を歩くときは用心!用心!
所々 まだ土の見える登山道
8:58 2合目
ジグザグに登ながら
少しづつ確実に高度を上げていきます
身体が温もり 汗が噴き出てきます
ちょっと着すぎた感じで 途中上着を調整します
9:08 三合目の林道出合 700m
林道に出て右方向に進むと
すぐに登山道の取りつきがあり
再び樹林帯の登山道を歩きます
そしてすぐに 樹林帯の中でひっそりと佇む
小さな小屋が目に留まります
アザミ小舎
止まると そのまま動けそうになるので
ゆっくりペースを保ったまま 小屋を通りすぎます
アザミ小舎を過ぎてからもなお
薄暗い樹林帯の中の九十九折の登りは続きます
四合目
道は次第に真っ白な雪道となり地面が完全に隠れたよう…
踏みしめられた雪の絨毯が伸びています
もうひと踏ん張りで5合目の小屋です…ファイト~
五合目小屋
日野町の町並みと湖北の山並みは比良山系
取敢えず 五合目まで登れたことにホッとする私
体力はあるようで無く 無い様であるような…
自分でも不思議な感覚で体調がわからない…
だけど…山に入ると元気が貰える感じがします
今日は恵まれたお天気になるのかしら?
雲と風が出てきているものの
丁度 団体さんたちと重なり 狭い五合目小屋は賑わいをみせ
ぼ~っとしている暇はありません
ここで 本格的にアイゼンをつけます
アイゼンはやっぱり重い…
背中のスノーシューの重さよりも
足に感じる重さの方が気になる私です…
それでも…
登れそうか…
登れます…
団体さんより前に出て 再び登り始めます
小屋は賑わいを見せています
小屋の方から 花咲き鐘の鐘音が鳴り響いています
その音に背中を押されながら 先を進みます
白い道はどこまでもつづく…
その先に何が潜み 何が待ち構えているのでしょう…
木漏れ日の射す森の中…
冷たくも静かな空気が
何かを期待させるかのように絡みついてきます
俯き加減の私の頬を少し触って呼びかけます
前を見てごらん
素敵なものが見えるかも…
それが何なのか…期待が膨らみ
重い足を止めることなく 前に前に進みます…
七合目の行者コバ
漸く 7合目まで辿り着けました…
ここまで こんなにしんどかったかしら…?
呼吸の乱れを感じ 大きく深呼吸します
そして 周りを見れば… 景色が変わっています
ブナ林の樹氷
何時しか 杉林からブナ林になり
六花を咲かせたブナ林が広がっていました
7合目の行者コバには 行者堂が祀られていて、
不動明王と役行者の像がありますが
何時しか 周囲の雪景色に目を奪われて
暫し忘れていました…
不届き者!と怒られそうです
踏み固められた雪は歩き易い…だけど…
冬道ルートへ
道は急な登りとなって行きます
ここからはブナ林の樹氷祭り…
しかし何せ 急斜面…
前より 下を向いて歩く私…
喘ぎながら 急登をガンバって登り
時折目線を上げて見れば 吐息と共に
満開の六花に麻痺してしまいそう~
お日様の光が 優しくもまぶしい~
チチの足が止まって何かを見ています…
御池方面
霧氷の奥に覗けるは御池方面
あちらも白い冠深々と被っていそう…
見事な冬景色です♪
癒されるひと時です♪
人々が急斜面を頑張って登ります
青女の簪のような銀花
青女の棲む世界に紛れ込んだよう…
綿向山北尾根の分岐 山頂はもうすぐです!
人の集まるピークが見えて…
綿向山 1110m
長く感じた道のりもこの時点で忘れ去ります
登れたね
登れたよ
賑やかな頂の空は ちょっと雲が増えて微妙な感じ
風も出てきて 冷たい…
御天気はやはり午後から崩れていくのでしょうか…
だけど まだ展望を広げて見せてくれているのです
感謝 感謝 頑張った甲斐があります♪
伊勢湾
キラキラ輝く伊勢湾
神々が舞い降りてきそう~♪
雨乞岳
この前登った雨乞岳懐かしや~
笹原に泣いたあの尾根は 真っ白です
イブネ
何時か イブネの天辺で
夜空を見てみたい…♪
鎌ヶ岳
鈴鹿のマッターホルン
その先鋭の頂に また立ちたい…♪
この景色~
この感動~
元気が貰えます
力が湧いてきます
今までのしんどさも忘れてしまいます
チチ! 私 まだ 歩けそうです!
欲が 底の方から湧いてきます…
本当に…大丈夫か…?
心配そうなチチをよそに 私は
自分の現状を忘れ 欲の支配を受け始めておりました…
つづく
さて…
そろそろ山が呼ぶと…
誘われる様に出向いたお山は 綿向山
駐車場は満車 駐車スペースなし
丁度 役場の方が除雪作業をして下さっておりましたので
駐車してもよいスペースを確認して
駐車手前の橋の近くのスペースをお借りして駐車する事にします
車は後から後から増えていく一方…
今日は午前中までお天気は持つという予報で
考える事は皆さん同じなのでしょう♪
我が家も同じ ちょっと違うのは 病み上がりという事かしら?
なので、雪山の初心者コースともいえる綿向山表参道を
ゆっくりと歩いて行きましょう…と準備をして出発です
この時 気分が高揚していたのでしょうか…
路面が凍結している事など気にもせず
橋の上を歩いていくと…
あっ!あぁぁぁ~
後ろにひっくり返るように
見事な尻餅!
鏡餅に負けないほどのお尻が
凍った路面に打ち付けられた瞬間!です…
幸いにもザックのお陰で 頭を打つ事はなく
助かります
だけど…
恥ずかしや~
寒さで悴んでいるはずの顔から火が出て
重いザックもなんのその!
立ち上がりも素早く!
普段の動作から考えられない動きを見せる私です
後は 何事もなかったかの様にさっさと歩いていきます
そっ…
後ろを振り返らず…
何事もなかったかの様に…
恥ずかしさだけが残る一コマ…
ちらり見のチチの顔…
明かに困惑と呆れ顔…
先が思いやられる感じだったのでしょう…
水木砂防堰堤
気を取り戻して 駐車場の横から 川沿いの道を進みます…
水木砂防堰堤が見えてきて
その堰堤の向こうには 7合目の峰が顔を出しています
まずはあそこまで頑張ってみましょう…
砂防堰堤に着くと その右端を登っていきます
その上段で北畑谷林道と合流です
雪のついた北畑谷林道をしばらく歩きます
表参道登山口460m
雪の林道を歩いていくと
こじんまりとした小屋が見えてきます
そこはヒズミ谷出合で表参道コースの登山口です
そして、水無山北尾根コースの分岐にもなっております
この登山道が表参道と言われるのは
山頂に大嵩神社が祀られているからだそうですが
しかし… 参道というには厳しい登りが
この先 待っています
ヒミズ谷出合小屋の中から人の声…
そのまま止まらず 表参道コースへと進みます
460m 鉄橋
ヒミズ谷出合小屋を過ぎてすぐの所に
鉄橋が見えてきます
そこを渡ると杉の植林帯の本格的な登山道となり
雪道をゆっくりと歩いていきます
予定しているコースを この時は、歩けるかどうか…
まだ不安が残る私でした…
コースタイム
8:05 綿向山表参道御幸橋駐車場 → 8:30 ヒズミ谷出合小屋 → 9:13 アザミ小屋 →
9:30 5合目小屋 9:45 → 10:33 綿向山 1110m 10:40 →
11:15~11:30 スノーシューに交換 →12:05 イハイガ岳 964.1m 12:15 →
13:25 竜王山分岐(アイゼン履き替える)13:55 → 15:29 竜王山 826m 15:40 →
16:05 竜王山登山口 → 16:35 綿向山表参道御幸橋駐車場
凍った登山道
植林の間の白い登山道
8:45 一合目
踏み固められた雪道が
樹林帯の間にのびて 気持ちよく歩けます
ただ…急斜面の細道を歩くときは用心!用心!
所々 まだ土の見える登山道
8:58 2合目
ジグザグに登ながら
少しづつ確実に高度を上げていきます
身体が温もり 汗が噴き出てきます
ちょっと着すぎた感じで 途中上着を調整します
9:08 三合目の林道出合 700m
林道に出て右方向に進むと
すぐに登山道の取りつきがあり
再び樹林帯の登山道を歩きます
そしてすぐに 樹林帯の中でひっそりと佇む
小さな小屋が目に留まります
アザミ小舎
止まると そのまま動けそうになるので
ゆっくりペースを保ったまま 小屋を通りすぎます
アザミ小舎を過ぎてからもなお
薄暗い樹林帯の中の九十九折の登りは続きます
四合目
道は次第に真っ白な雪道となり地面が完全に隠れたよう…
踏みしめられた雪の絨毯が伸びています
もうひと踏ん張りで5合目の小屋です…ファイト~
五合目小屋
日野町の町並みと湖北の山並みは比良山系
取敢えず 五合目まで登れたことにホッとする私
体力はあるようで無く 無い様であるような…
自分でも不思議な感覚で体調がわからない…
だけど…山に入ると元気が貰える感じがします
今日は恵まれたお天気になるのかしら?
雲と風が出てきているものの
丁度 団体さんたちと重なり 狭い五合目小屋は賑わいをみせ
ぼ~っとしている暇はありません
ここで 本格的にアイゼンをつけます
アイゼンはやっぱり重い…
背中のスノーシューの重さよりも
足に感じる重さの方が気になる私です…
それでも…
登れそうか…
登れます…
団体さんより前に出て 再び登り始めます
小屋は賑わいを見せています
小屋の方から 花咲き鐘の鐘音が鳴り響いています
その音に背中を押されながら 先を進みます
白い道はどこまでもつづく…
その先に何が潜み 何が待ち構えているのでしょう…
木漏れ日の射す森の中…
冷たくも静かな空気が
何かを期待させるかのように絡みついてきます
俯き加減の私の頬を少し触って呼びかけます
前を見てごらん
素敵なものが見えるかも…
それが何なのか…期待が膨らみ
重い足を止めることなく 前に前に進みます…
七合目の行者コバ
漸く 7合目まで辿り着けました…
ここまで こんなにしんどかったかしら…?
呼吸の乱れを感じ 大きく深呼吸します
そして 周りを見れば… 景色が変わっています
ブナ林の樹氷
何時しか 杉林からブナ林になり
六花を咲かせたブナ林が広がっていました
7合目の行者コバには 行者堂が祀られていて、
不動明王と役行者の像がありますが
何時しか 周囲の雪景色に目を奪われて
暫し忘れていました…
不届き者!と怒られそうです
踏み固められた雪は歩き易い…だけど…
冬道ルートへ
道は急な登りとなって行きます
ここからはブナ林の樹氷祭り…
しかし何せ 急斜面…
前より 下を向いて歩く私…
喘ぎながら 急登をガンバって登り
時折目線を上げて見れば 吐息と共に
満開の六花に麻痺してしまいそう~
お日様の光が 優しくもまぶしい~
チチの足が止まって何かを見ています…
御池方面
霧氷の奥に覗けるは御池方面
あちらも白い冠深々と被っていそう…
見事な冬景色です♪
癒されるひと時です♪
人々が急斜面を頑張って登ります
青女の簪のような銀花
青女の棲む世界に紛れ込んだよう…
綿向山北尾根の分岐 山頂はもうすぐです!
人の集まるピークが見えて…
綿向山 1110m
長く感じた道のりもこの時点で忘れ去ります
登れたね
登れたよ
賑やかな頂の空は ちょっと雲が増えて微妙な感じ
風も出てきて 冷たい…
御天気はやはり午後から崩れていくのでしょうか…
だけど まだ展望を広げて見せてくれているのです
感謝 感謝 頑張った甲斐があります♪
伊勢湾
キラキラ輝く伊勢湾
神々が舞い降りてきそう~♪
雨乞岳
この前登った雨乞岳懐かしや~
笹原に泣いたあの尾根は 真っ白です
イブネ
何時か イブネの天辺で
夜空を見てみたい…♪
鎌ヶ岳
鈴鹿のマッターホルン
その先鋭の頂に また立ちたい…♪
この景色~
この感動~
元気が貰えます
力が湧いてきます
今までのしんどさも忘れてしまいます
チチ! 私 まだ 歩けそうです!
欲が 底の方から湧いてきます…
本当に…大丈夫か…?
心配そうなチチをよそに 私は
自分の現状を忘れ 欲の支配を受け始めておりました…
つづく
徐々に積雪が深くなっていくのが、標高をかせいでいる感があって…
山頂からの素晴らし眺めは、欲がでるのわかります。(^^)/
今年も雪豊なる冬山を楽しめますね
本当に素晴らしき眺めはテンションを上げてくれます
欲張り婆の欲は 尽きる事はありません(笑)
まだ もう少し楽しめそうですね
バボ様のブログからも楽しさを頂いておりますよ♪
コメントをありがとうございます♪
7合目からのブナ林帯の樹氷
鈴鹿随一の展望の良さ
わたしも今週行ってみようと思うのですが、3連休どうも下り坂
動物園ネタでぬくぬくしていますよ
頂上付近の綿向山の雪質は良かったですよ♪
ブナの樹氷は格別ですね
展望と言えば イハイガ岳までの尾根が最高でした
近くにこんなお山があるのは 幸せな事ですね
動物園の動物たち素敵です
だけど そろそろ ぬくぬくから抜け出たくなったのでは…?
くじゅう山の霧氷を見事なまで捉えられた錫杖様
流石に 持っておられるお方です
近くに住んでいる人でも
あそこまで見事な霧氷を見る事はないらしいです
条件がそろわなければ 難しいので
山の女神様 本当に錫杖様の事を
好いておりますね♪
コメントをありがとうございます
体調が思わしくなかったようでしたが、縞向山を
歩かれ、眺望と樹氷を楽しむことができ、何より
でした。まさに元気百倍ですね。
表参道というもののなかなか登り甲斐がありそう
ですが、これだけの素晴らしい樹氷と眺望に出逢
えるこの山は、大人気のようですね~
近ければ歩いて見たいです。
山は元気をいただけますね~これからも楽しみま
しょう。
眺望と樹氷に体調不良など忘れてしまうほどでした♪
色々な方のブログを拝見していますと
その地方にあるお山の魅力に惹かれ
沢山ある山に恋い焦がれます
本当に近ければ歩いてみたいお山数知れず…
元気を頂ける山を なるべく長く楽しみたいですね
コメントをありがとうございます♪