2016年10月9日~10日 南八ヶ岳1日目 阿弥陀岳~中岳
激しく車体を叩く雨の音…
天気予報を覆す事は出来ず 夜半から雨は落ちてきたようです
この雨脚が弱まるのをじっと車中で待つこと数時間…
一向に止む気配がありません
自然現象にも見舞われ、おトイレの為に外に出れば
あっという間に濡れてしまう勢いです
傘をさしても 足元はビチョビチョ…
やはり…心躍って来たものの
この雨では…心は折れます
赤岳山荘駐車場
そんな激しい雨の中、数名の登山者が すでに出発しています
さて…どうしたものかと考えながら
車に戻ってチチに尋ねてみますと
今日は急がないし 計算内だから大丈夫だよ
平気な顔をして ボチボチ準備を始めておりましす
既に出発している登山者がいる事を話すと…
もう 出発したパーティーがいるの?
元気だね~♪
そんなチチの様子を見ていますと
なんだか 何とかなりそう…と思え
お昼からお天気が回復すると信じて準備を始めます
いつも思う…
私は雨女…それとも…
登り始めの大雨…
よく当たるような気がします
夏の双六岳も鳳凰三山も…
ホンチャンの泊付きは大雨からの出発でした
そして 今回も…
まあ~ 雨降って地固まると言いますから
いいこともありますでしょう~♪
登山届を出して出発です!
赤岳山荘
雨の所為か ひっそりとした趣の赤岳山荘
窓から洩れる灯りが 恋しくなります
それでも、今からお山入り…
赤岳山荘の前に設置されております 登山ポストに登山届を出して
雨の中をボチボチと参りましょう
ロープの張られた橋を渡ります 豊かな水量となった川
橋を渡ると しばらく林道歩きが続きます
合羽を叩く雨の音 賑やかに反響して声もどこかに消えていきます
美濃戸山荘
橋を渡って 林道を5分ほど歩くと 美濃戸山荘に着きます
雨とあって流石に人の姿は少なく
1~2名の休まれている登山者を見かけるだけでした…
ジュースのプールが 少し寒々しく感じながら
その前を素通りして行きます
北沢と南沢の分岐 左の北沢方面へと進みます
北沢林道
雨という生憎のお天気ではありますが
苔を纏った林床の樹林帯が広がる中
宛ら 森の精霊たちの寝床の様でもあり
どこか神秘さを漂わせて 八ヶ岳らしい趣を見せてくれました
北沢林道 ショットカットの入口 ショットカットの道
砂利の林道がしばらく続きますが
途中ショットカットの山道を歩いて距離を縮めます
再び林道に戻り、なだらかな道をゆっくりと歩いていきます
北沢林道 柳川北沢
大きな水たまりが所々出来て 水面を叩く雨の輪が無数に広がり
雨脚の強さを感じさせます
付き添う様に流れる沢の流れも 緩む気配は無く
濁流となった激しい姿を時折見る事ができます
小屋の様な建物が見えると
その周りに数台の車が停まっております
関係者用の駐車場の様です
そこを過ぎると堰堤が見えてきます
堰堤広場 橋を渡る 林道終点
堰堤広場
堰堤前に橋が渡され
その脇の大きな石に 北沢と記されております
その橋を渡ってから
本格的な登山道となります
妙に目立つ環境保全林整備事業という看板を横目に
北沢に沿った登山道を登って行きます
石のごろつく山道 濡れた階段 濡れた木橋
北沢に沿って延びる登山道は いくつかの木橋を渡りつつ
緩やかに高度を稼いでいきます
濡れた木道の橋が何とも艶めかしくも
スリル感を持って迎えてくれます
濡れた石もまた…油断をすると 滑りやすく緊張する場面も…
黒光りの岩は滑りそう… 慎重に… 慎重に…
傍を流れる川は 轟音を立てて流れています
それとは裏腹に
次第に雨脚が弱くなってきているような…
それでも 見上げた空は 灰色の幕を引いて
一向に晴れる様子は見られません…
生きものの様に流れる川 幾つ橋を渡るのでしょう…
右岸 左岸を行ったり来たりするように
小さな橋を渡って 渡って…
幾つ渡ったのか忘れるほどに渡って…
苔を纏った石や岩の道を
ただ 只管登って行きます
濡れ鼠の通る山道 ビッチョビチョ…
苔むし岩も泣きべそかいて… ジュルッジュル…
只管 登れば…おや?
見えてきた…
見えてきた…
今日のお宿となる場所が…
アイスキャンディーの骨組み
氷の衣を纏い
アイスキャンディーになる日を
今か…今かと…待っているよう…
クライマーが楽しみに…♪
私も楽しみに…♪
決してイチゴ味ではありませんが…
赤岳鉱泉
赤岳鉱泉入口
受付をして テントを張ります
テン場も数張りあるのみで
来た頃には テントを撤収する人が見られていました
もっと賑やかなのと思っていましたが
やはり雨の影響は大きい様です
まばらに人の行き交う 静かな小屋の前…
張り出された軽食喫茶の文字が誘惑してきます
昔と違って 山小屋も 何と近代化してきている事でしょう
ドリップ式のコーヒーもあるようです♪
思わずコーヒーが飲みたくなり…注文…
すると…
雨の日限定のケーキセットがありますよ~
えっ
疲れた体には甘いものが欲しくなります
商売上手な小屋のお兄様 goodタイミングで
ツボを突いてきます
財布の紐も ユルユルになって
ケーキセットをお願いしてしまいます
あぁ~ 誘惑に負けてしまったわ~
寒さがじんわりと体を襲い始め
ケーキセットが出されると すぐに
温かいコーヒーに飛びつきます
あっ!
写真に収めるのを…忘れていました…
お腹の中に納めた後に…気づきました…
美味しかったわ~♪と
月並みなコメントを残すほかありません…
ここで 標高は 2000m越えの高さ…
やはり身体は 高度の変化を受け止めておりました…
それでも、雨の日限定のケーキセットを戴いて
体力を取り戻した様な気になっていた私…
南八ヶ岳でチチと一緒に登った事のないお山
阿弥陀岳を目指す事にしました
テント内に不要な荷物をデポして
必要な荷物だけを持って登る事にします
さて出発! 小屋の前を通り過ぎます
この時は既に雨は止んでいます…
晴れてくれるのでしょうか…
雨が再び 落ちてくるのでしょうか…
うっすらとガスに包まれた樹林帯の道が
静かに誘ってくれています
1日目のコースタイム
7:21 赤岳山荘 1690m → 7:36 美濃戸山荘 1720m → 8:24 堰堤広場 → 9:27 赤岳鉱泉 2215m 10:15 →
10:46 行者小屋 2350m → 10:55 中岳のコル・文三郎尾根分岐 → 11:23 阿弥陀北陵 → 12:10 阿弥陀岳 2805m 12:26 →
12:44 中岳コル → 13:04 中岳 2700m → 13:26 文三郎尾根分岐 → 14:08 行者小屋 2350m → 14:42 赤岳鉱泉テン場 (泊)
山行時間:5時間48分
所要時間:7時間15分
赤岳山荘駐車場料金 1000円/日
★前夜発で車中泊すると 半額必要 ちなみに1泊2日で前夜Pキャンで 2500円でした
つづく…
激しく車体を叩く雨の音…
天気予報を覆す事は出来ず 夜半から雨は落ちてきたようです
この雨脚が弱まるのをじっと車中で待つこと数時間…
一向に止む気配がありません
自然現象にも見舞われ、おトイレの為に外に出れば
あっという間に濡れてしまう勢いです
傘をさしても 足元はビチョビチョ…
やはり…心躍って来たものの
この雨では…心は折れます
赤岳山荘駐車場
そんな激しい雨の中、数名の登山者が すでに出発しています
さて…どうしたものかと考えながら
車に戻ってチチに尋ねてみますと
今日は急がないし 計算内だから大丈夫だよ
平気な顔をして ボチボチ準備を始めておりましす
既に出発している登山者がいる事を話すと…
もう 出発したパーティーがいるの?
元気だね~♪
そんなチチの様子を見ていますと
なんだか 何とかなりそう…と思え
お昼からお天気が回復すると信じて準備を始めます
いつも思う…
私は雨女…それとも…
登り始めの大雨…
よく当たるような気がします
夏の双六岳も鳳凰三山も…
ホンチャンの泊付きは大雨からの出発でした
そして 今回も…
まあ~ 雨降って地固まると言いますから
いいこともありますでしょう~♪
登山届を出して出発です!
赤岳山荘
雨の所為か ひっそりとした趣の赤岳山荘
窓から洩れる灯りが 恋しくなります
それでも、今からお山入り…
赤岳山荘の前に設置されております 登山ポストに登山届を出して
雨の中をボチボチと参りましょう
ロープの張られた橋を渡ります 豊かな水量となった川
橋を渡ると しばらく林道歩きが続きます
合羽を叩く雨の音 賑やかに反響して声もどこかに消えていきます
美濃戸山荘
橋を渡って 林道を5分ほど歩くと 美濃戸山荘に着きます
雨とあって流石に人の姿は少なく
1~2名の休まれている登山者を見かけるだけでした…
ジュースのプールが 少し寒々しく感じながら
その前を素通りして行きます
北沢と南沢の分岐 左の北沢方面へと進みます
北沢林道
雨という生憎のお天気ではありますが
苔を纏った林床の樹林帯が広がる中
宛ら 森の精霊たちの寝床の様でもあり
どこか神秘さを漂わせて 八ヶ岳らしい趣を見せてくれました
北沢林道 ショットカットの入口 ショットカットの道
砂利の林道がしばらく続きますが
途中ショットカットの山道を歩いて距離を縮めます
再び林道に戻り、なだらかな道をゆっくりと歩いていきます
北沢林道 柳川北沢
大きな水たまりが所々出来て 水面を叩く雨の輪が無数に広がり
雨脚の強さを感じさせます
付き添う様に流れる沢の流れも 緩む気配は無く
濁流となった激しい姿を時折見る事ができます
小屋の様な建物が見えると
その周りに数台の車が停まっております
関係者用の駐車場の様です
そこを過ぎると堰堤が見えてきます
堰堤広場 橋を渡る 林道終点
堰堤広場
堰堤前に橋が渡され
その脇の大きな石に 北沢と記されております
その橋を渡ってから
本格的な登山道となります
妙に目立つ環境保全林整備事業という看板を横目に
北沢に沿った登山道を登って行きます
石のごろつく山道 濡れた階段 濡れた木橋
北沢に沿って延びる登山道は いくつかの木橋を渡りつつ
緩やかに高度を稼いでいきます
濡れた木道の橋が何とも艶めかしくも
スリル感を持って迎えてくれます
濡れた石もまた…油断をすると 滑りやすく緊張する場面も…
黒光りの岩は滑りそう… 慎重に… 慎重に…
傍を流れる川は 轟音を立てて流れています
それとは裏腹に
次第に雨脚が弱くなってきているような…
それでも 見上げた空は 灰色の幕を引いて
一向に晴れる様子は見られません…
生きものの様に流れる川 幾つ橋を渡るのでしょう…
右岸 左岸を行ったり来たりするように
小さな橋を渡って 渡って…
幾つ渡ったのか忘れるほどに渡って…
苔を纏った石や岩の道を
ただ 只管登って行きます
濡れ鼠の通る山道 ビッチョビチョ…
苔むし岩も泣きべそかいて… ジュルッジュル…
只管 登れば…おや?
見えてきた…
見えてきた…
今日のお宿となる場所が…
アイスキャンディーの骨組み
氷の衣を纏い
アイスキャンディーになる日を
今か…今かと…待っているよう…
クライマーが楽しみに…♪
私も楽しみに…♪
決してイチゴ味ではありませんが…
赤岳鉱泉
赤岳鉱泉入口
受付をして テントを張ります
テン場も数張りあるのみで
来た頃には テントを撤収する人が見られていました
もっと賑やかなのと思っていましたが
やはり雨の影響は大きい様です
まばらに人の行き交う 静かな小屋の前…
張り出された軽食喫茶の文字が誘惑してきます
昔と違って 山小屋も 何と近代化してきている事でしょう
ドリップ式のコーヒーもあるようです♪
思わずコーヒーが飲みたくなり…注文…
すると…
雨の日限定のケーキセットがありますよ~
えっ
疲れた体には甘いものが欲しくなります
商売上手な小屋のお兄様 goodタイミングで
ツボを突いてきます
財布の紐も ユルユルになって
ケーキセットをお願いしてしまいます
あぁ~ 誘惑に負けてしまったわ~
寒さがじんわりと体を襲い始め
ケーキセットが出されると すぐに
温かいコーヒーに飛びつきます
あっ!
写真に収めるのを…忘れていました…
お腹の中に納めた後に…気づきました…
美味しかったわ~♪と
月並みなコメントを残すほかありません…
ここで 標高は 2000m越えの高さ…
やはり身体は 高度の変化を受け止めておりました…
それでも、雨の日限定のケーキセットを戴いて
体力を取り戻した様な気になっていた私…
南八ヶ岳でチチと一緒に登った事のないお山
阿弥陀岳を目指す事にしました
テント内に不要な荷物をデポして
必要な荷物だけを持って登る事にします
さて出発! 小屋の前を通り過ぎます
この時は既に雨は止んでいます…
晴れてくれるのでしょうか…
雨が再び 落ちてくるのでしょうか…
うっすらとガスに包まれた樹林帯の道が
静かに誘ってくれています
1日目のコースタイム
7:21 赤岳山荘 1690m → 7:36 美濃戸山荘 1720m → 8:24 堰堤広場 → 9:27 赤岳鉱泉 2215m 10:15 →
10:46 行者小屋 2350m → 10:55 中岳のコル・文三郎尾根分岐 → 11:23 阿弥陀北陵 → 12:10 阿弥陀岳 2805m 12:26 →
12:44 中岳コル → 13:04 中岳 2700m → 13:26 文三郎尾根分岐 → 14:08 行者小屋 2350m → 14:42 赤岳鉱泉テン場 (泊)
山行時間:5時間48分
所要時間:7時間15分
赤岳山荘駐車場料金 1000円/日
★前夜発で車中泊すると 半額必要 ちなみに1泊2日で前夜Pキャンで 2500円でした
つづく…
何とニアミス! どちらの方向に歩かれて行かれたのでしょう…
メロン様も 八ヶ岳に行かれていたのですね♪
あの日 阿弥陀岳の頂上で雲が一瞬晴れて
アルプスの峰々を見るためにかなり長い間頂上に留まっておりましたが…
メロン様のブログを楽しみにしております♪
コメントをありがとうございます♪
10月9日、12:09くらいまで阿弥陀岳山頂にいましたよ。