2016年4月30日 奥秩父 金峰山
金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)
山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境界にある 標高2,599 mの奥秩父の盟主と言えるお山
昔は主県道の信仰のお山であった荘で、その面影が所々に残されております
瑞牆山荘 登山口 登山届ポスト
瑞牆山荘横の道沿いに おトイレがあり
その並びにある駐車場に 1~2台ほどの空きスペースを見つけ
そこに 車を停めて 車中で仮眠を取ります
ゆっくりとした朝を迎えますが 登山口は
もうすでに 登山者でにぎわいを見せ始めていました
霜柱
車の温度計は3℃
所々に冬の落し物の霜柱が目に着きます
春…ともすれば初夏を思わせるほどの陽気な世界から
一気に冬に引き戻された様な朝を迎え
ヒンヤリとした空気が絡む中
震えながら準備をして出発です
登山届のポスト横から 白樺の樹林帯の中へと入って行きます
やはりここは奥秩父の一角なのでしょう
雰囲気ががらりと変わり
今までのお山とは違う様相です
冬のおもざしを残しながら迎えてくれたのです
そして今季 最初の 2000m級のお山…
瑞牆山荘で 既に1520m…
車で一気に上がってきたけれど
仮眠を取った事で、身体が高度に慣れてくれている事を
願うばかりでした
久々の泊付きの山歩きでもあり
背にはずっしりとザックの重さが圧し掛かり
歩く足に力が入ります
ゆっくりでいいから…ゆっくり行こう!
チチの声が背中を押してくれます
コースタイム
5:00 瑞牆山荘駐車場登山口 → 6:40 富士見平テン場(テント幕営)7:23 → 7:58 鷹見岩分岐 → 8:07 大日小屋 →
8:39 大日岩 8:45 → 9:48 砂払ノ頭 10:00 → 10:55 金峰山 2599m
11:45 → 12:22 砂払ノ頭 12:28 → 13:07 大日岩 13:15 → 13:32 大日小屋 → 14:10 富士見平テン場(泊)
大きな岩や石の急坂 丸太の階段の続く急坂
樹林帯の道は次第に、傾斜を増して行きます
林道を横切り、里宮坂の急な登りにかかると、やがて
瑞牆山の姿が樹林の間から垣間見ることができます
瑞牆山
瑞牆山を近くに見るようになると
もう少し頑張ると 富士見平にスカイラインが見えてきます
その富士見平には小屋とテン場があります
今日のお宿を作るテン場がもう少しです
水場の分岐
富士見平テン場入口
お日様の光に導かれるように
富士見平小屋へと進みます
富士見平 瑞牆山と金峰山の分岐の標識
富士見平小屋
富士見平テン場
テン場の夜明け
富士見平小屋で受付をして
テントを設営します
意外にテント利用の方が多く、小屋から少し離れた所しかなく
基本 斜面なので なるべく平らな所を見つけて張ります
一人 1000円×2
テントを張り終える頃には
お日様が高くなり 樹林の合間からテン場を照らし始めます
富士見平からの富士山
小屋の前のベンチから富士山が望めます
今日はいい事がありそうなほど
美しい富士山の姿を拝めました
富士見平小屋とおトイレ場の間から金峰山への道は続きます
→ →
カラマツ林を見ながら 飯盛山の南面を巻いて登ると
苔むした原生林に変わり
芸術的な木の根や石のごろつく道となります
木漏れ日の照らす少し広所で 樹林の間に
鷹見岩の分岐の標識を見つけます
右の方向に鷹見岩があるようです
今回は そこをスルーしてそのまま道なりに下って行きます
小さなアップダウンが繰り返すようにつづく樹林の登山道
湿度の高い空気が絡んできます
倒木に行き先を阻まれても
お構いなく進んで行きます
大日山荘手前の標識
大日小屋
樹林帯から抜け出た様な開放的な道に変わると
右手の眼下に 青い屋根の建物が目に着きます
金峰山の中で最も古い大日小屋の屋根が目に留まります
この小屋は受付は下で行い、寝具持参の素泊まり出そうです
その小屋の前の斜面は 樹林を根け出した様な明るさがあり
テン場にもなっているようです
こちらで休憩を取られる登山者が目に留まります
このお天気でこの場は、休憩にはもってこいの所かもしれません
バイカオウレン
この当たりで小さな白いお花を発見します
バイカオウレン…その可憐な姿を見たのが 最初でした
そのお花に癒されながらも、さて…
ここから縦八丁と言われる急坂が控えております
鎖を伴った岩場も目立つ所でもあります
最初のクサリ場 チチが行きます
私も続いて登ります
何と嬉しい事に
岩場が凍っております
見上げた先には 氷柱が…
慎重に登って行く事にしましょう…
この縦八丁と言われる急坂は
大日岩の基部まで続く事になります
その周りには石楠花の木がうっそうと茂り始め
その先には 今か今かと開花期を待つ 蕾が付いておりました
岩のごろつく急登が続き
ふと明るさを取り戻す時があります
間ノ岳 北岳
南アルプス方面が望めます
間ノ岳や北岳の頭には まだ白いものが…
しかしこの時期にしては 少ないとチチがぽつりと言います
やはり今年は暖冬なのでしょう…
お山にもその影響が残されていると云う事ですね…
木の根の張った急な登山道を乗り越えると
大日岩の基部の平坦な分岐に出ます
大日岩
休みなく登ってきた所で
大日岩の基部にある木のベンチに腰掛けて
暫し休憩を取る事にします
体調は良いとはいえないにしても
ゆっくりではありますが高度を稼いで登る事が出来ています
大日岩のきれいな岩肌を見上げながら
呼吸を整えようとしますが
もうひとつ すっきりとはしません
大丈夫かな
大丈夫ですよね
大丈夫…
自問自答しながらも
手は握りにくいほど腫れ 手袋がパンパン!
頭痛と 吐き気 空咳が出現して
既に それと闘っておりました…
つづく
金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)
山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境界にある 標高2,599 mの奥秩父の盟主と言えるお山
昔は主県道の信仰のお山であった荘で、その面影が所々に残されております
瑞牆山荘 登山口 登山届ポスト
瑞牆山荘横の道沿いに おトイレがあり
その並びにある駐車場に 1~2台ほどの空きスペースを見つけ
そこに 車を停めて 車中で仮眠を取ります
ゆっくりとした朝を迎えますが 登山口は
もうすでに 登山者でにぎわいを見せ始めていました
霜柱
車の温度計は3℃
所々に冬の落し物の霜柱が目に着きます
春…ともすれば初夏を思わせるほどの陽気な世界から
一気に冬に引き戻された様な朝を迎え
ヒンヤリとした空気が絡む中
震えながら準備をして出発です
登山届のポスト横から 白樺の樹林帯の中へと入って行きます
やはりここは奥秩父の一角なのでしょう
雰囲気ががらりと変わり
今までのお山とは違う様相です
冬のおもざしを残しながら迎えてくれたのです
そして今季 最初の 2000m級のお山…
瑞牆山荘で 既に1520m…
車で一気に上がってきたけれど
仮眠を取った事で、身体が高度に慣れてくれている事を
願うばかりでした
久々の泊付きの山歩きでもあり
背にはずっしりとザックの重さが圧し掛かり
歩く足に力が入ります
ゆっくりでいいから…ゆっくり行こう!
チチの声が背中を押してくれます
コースタイム
5:00 瑞牆山荘駐車場登山口 → 6:40 富士見平テン場(テント幕営)7:23 → 7:58 鷹見岩分岐 → 8:07 大日小屋 →
8:39 大日岩 8:45 → 9:48 砂払ノ頭 10:00 → 10:55 金峰山 2599m
11:45 → 12:22 砂払ノ頭 12:28 → 13:07 大日岩 13:15 → 13:32 大日小屋 → 14:10 富士見平テン場(泊)
大きな岩や石の急坂 丸太の階段の続く急坂
樹林帯の道は次第に、傾斜を増して行きます
林道を横切り、里宮坂の急な登りにかかると、やがて
瑞牆山の姿が樹林の間から垣間見ることができます
瑞牆山
瑞牆山を近くに見るようになると
もう少し頑張ると 富士見平にスカイラインが見えてきます
その富士見平には小屋とテン場があります
今日のお宿を作るテン場がもう少しです
水場の分岐
富士見平テン場入口
お日様の光に導かれるように
富士見平小屋へと進みます
富士見平 瑞牆山と金峰山の分岐の標識
富士見平小屋
富士見平テン場
テン場の夜明け
富士見平小屋で受付をして
テントを設営します
意外にテント利用の方が多く、小屋から少し離れた所しかなく
基本 斜面なので なるべく平らな所を見つけて張ります
一人 1000円×2
テントを張り終える頃には
お日様が高くなり 樹林の合間からテン場を照らし始めます
富士見平からの富士山
小屋の前のベンチから富士山が望めます
今日はいい事がありそうなほど
美しい富士山の姿を拝めました
富士見平小屋とおトイレ場の間から金峰山への道は続きます
→ →
カラマツ林を見ながら 飯盛山の南面を巻いて登ると
苔むした原生林に変わり
芸術的な木の根や石のごろつく道となります
木漏れ日の照らす少し広所で 樹林の間に
鷹見岩の分岐の標識を見つけます
右の方向に鷹見岩があるようです
今回は そこをスルーしてそのまま道なりに下って行きます
小さなアップダウンが繰り返すようにつづく樹林の登山道
湿度の高い空気が絡んできます
倒木に行き先を阻まれても
お構いなく進んで行きます
大日山荘手前の標識
大日小屋
樹林帯から抜け出た様な開放的な道に変わると
右手の眼下に 青い屋根の建物が目に着きます
金峰山の中で最も古い大日小屋の屋根が目に留まります
この小屋は受付は下で行い、寝具持参の素泊まり出そうです
その小屋の前の斜面は 樹林を根け出した様な明るさがあり
テン場にもなっているようです
こちらで休憩を取られる登山者が目に留まります
このお天気でこの場は、休憩にはもってこいの所かもしれません
バイカオウレン
この当たりで小さな白いお花を発見します
バイカオウレン…その可憐な姿を見たのが 最初でした
そのお花に癒されながらも、さて…
ここから縦八丁と言われる急坂が控えております
鎖を伴った岩場も目立つ所でもあります
最初のクサリ場 チチが行きます
私も続いて登ります
何と嬉しい事に
岩場が凍っております
見上げた先には 氷柱が…
慎重に登って行く事にしましょう…
この縦八丁と言われる急坂は
大日岩の基部まで続く事になります
その周りには石楠花の木がうっそうと茂り始め
その先には 今か今かと開花期を待つ 蕾が付いておりました
岩のごろつく急登が続き
ふと明るさを取り戻す時があります
間ノ岳 北岳
南アルプス方面が望めます
間ノ岳や北岳の頭には まだ白いものが…
しかしこの時期にしては 少ないとチチがぽつりと言います
やはり今年は暖冬なのでしょう…
お山にもその影響が残されていると云う事ですね…
木の根の張った急な登山道を乗り越えると
大日岩の基部の平坦な分岐に出ます
大日岩
休みなく登ってきた所で
大日岩の基部にある木のベンチに腰掛けて
暫し休憩を取る事にします
体調は良いとはいえないにしても
ゆっくりではありますが高度を稼いで登る事が出来ています
大日岩のきれいな岩肌を見上げながら
呼吸を整えようとしますが
もうひとつ すっきりとはしません
大丈夫かな
大丈夫ですよね
大丈夫…
自問自答しながらも
手は握りにくいほど腫れ 手袋がパンパン!
頭痛と 吐き気 空咳が出現して
既に それと闘っておりました…
つづく
レスが遅くなってスミマセン(汗)
たか様も やはり行かれた事のあるお山ですね
なんだか嬉しいです
一緒のお山を歩かれた事があると思うと
こちらも 同志を得た様に感じますもの♪
ありがとうございます
長い記事ですが
いつも読んで下さって 嬉しく思っております
コメントもありがとうございます♪
私は登山口を変えて二度登りましたが
一度は頂上小屋で一泊
二度目は日帰りでした。
大日岳から眺めた南アルプス
あれは感動しますよね。
気が焦ります。
№2を見せて頂きますね。
廻目平からますと見へ抜けるコースと言いますと…?
谷沿いのコースなのでしょうか?
小川山経由なのでしょうか?
中野沢から尾根コースなのでしょうか?
いった事のないコースですので
とても興味深く楽しみです
いつの日かカモシカコースを歩いてみたいと思っておりますが
同じお山でも コースを変えると
また 違ったお山に変わりますものね
お話を伺いたいところです(笑)
コメントをありがとうございます♪
金峰山小屋を利用しますが、今度は瑞牆山荘
からの逆コースも良いかもしれませんね。
後レポ楽しみです。