2017年11月12日 ☁/☀ 大台ヶ原 三津河落山(最高点如来月1654m)
川上辻からの続きです
風が残る 薄曇りの空の下
ゆっくりと笹原の道を歩き始めます
右の方向の筏場道へと向かいます
秋も終わり道には落ち葉が積もっております
カサカサと 落ち葉の音を立てる緩やかな下りの水平道…
気持ちよさそうに見えますが
この落ち葉が 曲者となります…
空は閉じられ 稜線にはガスがおりてきております
青い空が消えると 寒さが一層強く感じます
落ち葉の音が 余計に寂しさを感じさせるのはなぜ…?
筏場道は荒廃が進み 所々崩れ落ちています
今では、一般的登山道として使われていないようです
石垣の残る筏場道
時を止めても 昔の面影を残す静かな道を
落ち葉を踏み踏み 慎重に歩いていきます
面影残る 山腹を巻く道…
流れ落ちたような落ち葉の道は急斜面…
昔の桟橋残っています 助かります…
木の根っこの通せんぼ!倒木は当たり前?
こんな倒木は 跨ごうか… 潜ろうか…
倒木の次は… おっ!桟橋!
崩れやすい足元踏ん張って
救いの橋までガンバレと急ぎ足!
まだまだ使えます 通りゃんせ~
筏場道は所々 かくれんぼ…
谷へと崩れ流れたような跡が現状を見せつけます
しかし 面影消えたその道を見据えて見れば
不思議と道のラインが浮かんできます
ただ 落ち葉の吹き溜まりが
道の状態を隠してしまって…ちょっとひやっ!
こ~んな道は 落ち葉の斜面
あ~んな道は 笹の斜面
チチ~ これも道ですか~
そうだよ 気を付けて~
滑り落ちそうなトラバース!
今度は 鎖場登場?
ここは 見た目以上に注意が必要…
落ち葉がとても邪魔に感じます
拳大ほどの幅の道に溜まった落ち葉 その下には
浮石 落ち枝 木の根の出っ張りがかくれんぼ!
踏んでバランスを崩すと ちょっとヤバイです
やっと目の前に道らしきものが…!
こ~んな落ち葉の細道にも安堵します
こ~んな倒木も なんのその だけど…
これは何?
木肌についているフジツボのようなもの
これは…なんでしょう❓と まじまじ見ていますと
いつの間にかチチに置いて行かれてしまいます
気になりながらも チチの後を追います
三度目の桟橋 これ…ちょっと不安…
ロープ付きのトラバース ここも…ちょっと不安
ホッとするかと思えば
緊張する場面の道が 限りなく続く筏場道
三度目の桟橋は 柵が片方だけ
山側も油断すれば 隙間から落っこちそう…
足場も風雨に曝され年季を感じます…
足場を確認して歩きます…
橋を過ぎて 次は鎖ではありませんがロープ付き…
決して身を任せることのできないロープです…
足元は 意外に デンジャラス!
落ち葉の下は 浮石・落ち枝の宝庫で ズルッ!
ホールド見つけてしっかりと掴んでトラバース
アップダウンは少ないけれど こうした道が続きます
筏場道には見掛け とは違う危険が潜んでいます
こんな道は 天国のよう♪
だけど 長続きはしません
先の道がさらに細くなっているよう…
再び 倒木 細道 切れた斜面
立派な橋が見えてきます
安心橋
13年ほど前に? 付け替えられたとか…
しっかりとしたその姿に 安心貰って渡ります
安心貰って…こんな道?
甘い甘い 急な下りの先は?
無名滝?
今度は 自力で滝をトラバース…
水量の少ない滝を渡り 登り返しです
チチが登り…
そのあとに続き…
振り返って大きなため息一つ
微かですが 歩いたルートが分かります
道があるようでない所も…
道がないようである所も…
落ち葉に隠れた道は 狭い!
なんだか周りを見る余裕すらなくなる時が多いけど
ふと 顔を上げると 秋の残りが見つかります
何時しか風も感じなくなり
静かな森の中…
何しに来たのかと 黙って見つめられているよう…
名札がぶらり… 目の前の岩の影に…
金明水
大台の中での名水だといいう お方もおられるようです
金明水
落ち葉に埋もれ その水の姿は分かりにくくなっていますが
清水が静かに小さな波紋を作って落ちています
その金明水から5分ほど歩くと 広いタワに出ます
今までの事が嘘のような 広くも綺麗なタワ
通せんぼ…? 色白の倒木が横倒しになって目印のよう…
コブシ(拳)峠に着いたようです
その先に続く落ち葉の道 これは大台辻へと続いています
三津河落山へは ここから西へと方向を変えます
消えかかった文字で「コブシ峠」と書かれた倒木
広いタワを少し探索します
よく見るとちょうど筏場道を横断するように
左右に踏み跡らしきものがあります
西方向の踏み跡を辿って登っていきます
そしてここで筏場道とお別れです
出発点の駐車場からは山登りのはずなのに
山下りのように緩やかに下ってきました
ここから漸く 本格的な山登りの開始です
太い木の根が近づく感じ…
苔が… 岩が… 大木が…
大台らしい迫力ある姿を現してます
苔が時に優しい空間を作って
ホッコリとさせてくれることも…
ここは…山の精霊が休む処…?
ちょっとお借りできますでしょうか…
本格的山登り…ちょっとキツ~ございますから…
…てな訳には参りません
チチはどんどん登っていきます
シャクナゲのある所はどこも急?
見上げて…はぁ~ 溜息こぼれます
コブシ峠から 容赦無く急な登りは続きます
エ~ンヤコラ どっこいしょ
休んでいたら 進まない!
登って登って登るのよ~
あの岩越えたら何がある?
チチの足が止まった… どうしたの?
気になって急いで登ります…と!
おっ! これは…
チチの動きが速くなります そして…
すごい!
エビのしっぽの赤ちゃん
予想していなかったプレゼントを頂いた様な衝撃
この先への 期待が膨らむのを感じます
さらに進んで岩を巻くと…
サプライズの始まり~
山の女神さまは サプライズ好き
初冬の桜とでも言いましょうか
六角花のお出迎えです
急な登りから 緩やかになったことも忘れ
最初のピークに立ったことも気にせず
六角花に目を奪われています
足が止まる…止まる
青空さえあれば…
思わず欲が出してしまう私…
すると 再び風が強く吹き
雲が流れ出し 空が動き出します
時折見せる青空 樹氷が映えます
そして…
ガスに包まれていた大和岳が姿を現します
ますます 期待感が生まれます
いったん下って…
登り返し…
笹原の樹林帯の緩やかな尾根になり
頭上で風がうなり声をあげています
雲が流れ
青空が顔を出し
空の動きが止まりません…
今までと同じ山の中とは思えない 変貌です
霧氷の姿に歓喜して
しんどかったこともすべて飛んでいきました…
期待感が膨らむのを止められません!
女神さまは 素敵なサプライズを用意して
待っていてくれました…
つづく
川上辻からの続きです
風が残る 薄曇りの空の下
ゆっくりと笹原の道を歩き始めます
右の方向の筏場道へと向かいます
秋も終わり道には落ち葉が積もっております
カサカサと 落ち葉の音を立てる緩やかな下りの水平道…
気持ちよさそうに見えますが
この落ち葉が 曲者となります…
空は閉じられ 稜線にはガスがおりてきております
青い空が消えると 寒さが一層強く感じます
落ち葉の音が 余計に寂しさを感じさせるのはなぜ…?
筏場道は荒廃が進み 所々崩れ落ちています
今では、一般的登山道として使われていないようです
石垣の残る筏場道
時を止めても 昔の面影を残す静かな道を
落ち葉を踏み踏み 慎重に歩いていきます
面影残る 山腹を巻く道…
流れ落ちたような落ち葉の道は急斜面…
昔の桟橋残っています 助かります…
木の根っこの通せんぼ!倒木は当たり前?
こんな倒木は 跨ごうか… 潜ろうか…
倒木の次は… おっ!桟橋!
崩れやすい足元踏ん張って
救いの橋までガンバレと急ぎ足!
まだまだ使えます 通りゃんせ~
筏場道は所々 かくれんぼ…
谷へと崩れ流れたような跡が現状を見せつけます
しかし 面影消えたその道を見据えて見れば
不思議と道のラインが浮かんできます
ただ 落ち葉の吹き溜まりが
道の状態を隠してしまって…ちょっとひやっ!
こ~んな道は 落ち葉の斜面
あ~んな道は 笹の斜面
チチ~ これも道ですか~
そうだよ 気を付けて~
滑り落ちそうなトラバース!
今度は 鎖場登場?
ここは 見た目以上に注意が必要…
落ち葉がとても邪魔に感じます
拳大ほどの幅の道に溜まった落ち葉 その下には
浮石 落ち枝 木の根の出っ張りがかくれんぼ!
踏んでバランスを崩すと ちょっとヤバイです
やっと目の前に道らしきものが…!
こ~んな落ち葉の細道にも安堵します
こ~んな倒木も なんのその だけど…
これは何?
木肌についているフジツボのようなもの
これは…なんでしょう❓と まじまじ見ていますと
いつの間にかチチに置いて行かれてしまいます
気になりながらも チチの後を追います
三度目の桟橋 これ…ちょっと不安…
ロープ付きのトラバース ここも…ちょっと不安
ホッとするかと思えば
緊張する場面の道が 限りなく続く筏場道
三度目の桟橋は 柵が片方だけ
山側も油断すれば 隙間から落っこちそう…
足場も風雨に曝され年季を感じます…
足場を確認して歩きます…
橋を過ぎて 次は鎖ではありませんがロープ付き…
決して身を任せることのできないロープです…
足元は 意外に デンジャラス!
落ち葉の下は 浮石・落ち枝の宝庫で ズルッ!
ホールド見つけてしっかりと掴んでトラバース
アップダウンは少ないけれど こうした道が続きます
筏場道には見掛け とは違う危険が潜んでいます
こんな道は 天国のよう♪
だけど 長続きはしません
先の道がさらに細くなっているよう…
再び 倒木 細道 切れた斜面
立派な橋が見えてきます
安心橋
13年ほど前に? 付け替えられたとか…
しっかりとしたその姿に 安心貰って渡ります
安心貰って…こんな道?
甘い甘い 急な下りの先は?
無名滝?
今度は 自力で滝をトラバース…
水量の少ない滝を渡り 登り返しです
チチが登り…
そのあとに続き…
振り返って大きなため息一つ
微かですが 歩いたルートが分かります
道があるようでない所も…
道がないようである所も…
落ち葉に隠れた道は 狭い!
なんだか周りを見る余裕すらなくなる時が多いけど
ふと 顔を上げると 秋の残りが見つかります
何時しか風も感じなくなり
静かな森の中…
何しに来たのかと 黙って見つめられているよう…
名札がぶらり… 目の前の岩の影に…
金明水
大台の中での名水だといいう お方もおられるようです
金明水
落ち葉に埋もれ その水の姿は分かりにくくなっていますが
清水が静かに小さな波紋を作って落ちています
その金明水から5分ほど歩くと 広いタワに出ます
今までの事が嘘のような 広くも綺麗なタワ
通せんぼ…? 色白の倒木が横倒しになって目印のよう…
コブシ(拳)峠に着いたようです
その先に続く落ち葉の道 これは大台辻へと続いています
三津河落山へは ここから西へと方向を変えます
消えかかった文字で「コブシ峠」と書かれた倒木
広いタワを少し探索します
よく見るとちょうど筏場道を横断するように
左右に踏み跡らしきものがあります
西方向の踏み跡を辿って登っていきます
そしてここで筏場道とお別れです
出発点の駐車場からは山登りのはずなのに
山下りのように緩やかに下ってきました
ここから漸く 本格的な山登りの開始です
太い木の根が近づく感じ…
苔が… 岩が… 大木が…
大台らしい迫力ある姿を現してます
苔が時に優しい空間を作って
ホッコリとさせてくれることも…
ここは…山の精霊が休む処…?
ちょっとお借りできますでしょうか…
本格的山登り…ちょっとキツ~ございますから…
…てな訳には参りません
チチはどんどん登っていきます
シャクナゲのある所はどこも急?
見上げて…はぁ~ 溜息こぼれます
コブシ峠から 容赦無く急な登りは続きます
エ~ンヤコラ どっこいしょ
休んでいたら 進まない!
登って登って登るのよ~
あの岩越えたら何がある?
チチの足が止まった… どうしたの?
気になって急いで登ります…と!
おっ! これは…
チチの動きが速くなります そして…
すごい!
エビのしっぽの赤ちゃん
予想していなかったプレゼントを頂いた様な衝撃
この先への 期待が膨らむのを感じます
さらに進んで岩を巻くと…
サプライズの始まり~
山の女神さまは サプライズ好き
初冬の桜とでも言いましょうか
六角花のお出迎えです
急な登りから 緩やかになったことも忘れ
最初のピークに立ったことも気にせず
六角花に目を奪われています
足が止まる…止まる
青空さえあれば…
思わず欲が出してしまう私…
すると 再び風が強く吹き
雲が流れ出し 空が動き出します
時折見せる青空 樹氷が映えます
そして…
ガスに包まれていた大和岳が姿を現します
ますます 期待感が生まれます
いったん下って…
登り返し…
笹原の樹林帯の緩やかな尾根になり
頭上で風がうなり声をあげています
雲が流れ
青空が顔を出し
空の動きが止まりません…
今までと同じ山の中とは思えない 変貌です
霧氷の姿に歓喜して
しんどかったこともすべて飛んでいきました…
期待感が膨らむのを止められません!
女神さまは 素敵なサプライズを用意して
待っていてくれました…
つづく
私なら
とても写真のような
登山道は歩けません。
運動神経が鈍いのと
高所恐怖~でございます。
ビビリまくりで
きっと、途中でリタイヤです。
この時期、平らな処の落葉ならサクサクと気持ちが
良いのだけれど、斜面の落葉は滑るし、下に何があるか
解らないのが怖いですよね。
でも、怖いからといって尻込みしてたら、山屋は閉店で
すから・・・・・
晴れている時の樹氷は最高にきれいですよね。
始めましてと言いましょうか
私…tempo1078のブログを読み逃げしておりました
申し訳ございません
こちらに コメントを残してくださってありがとうございます
私も本当に怖かったです(笑)
でも、その先にあるものを考えると
ガンバってチチについていきました
一人だったら 絶対行っていないと思います(キッパリ)
これからもよろしくお願い致します♪
本当に落ち葉の道は嫌いではないのですが
斜面のきつい所の落ち葉は 怖いですよね
ビビりの私としては
できるだけ避けて通りたのですが
この時期は 仕方ありません…(涙)
ですが、初冬の霧氷は本当に素晴らしいです
とくに青空が広がると…
これから 楽しみになりますね
寒いけど 素晴らしい冬山の景色 今年はどれだけ
楽しめるのでしょう…♪
いつもコメントをありがとうございます♪
こちらでも大台ヶ原は良く目にする山ですが、総称
のようで、三津河落山は初めて目にする山、素晴ら
しい霧氷が楽しめ、良かったですね。
昨日歩いたこちらの奥久慈の山も標高こそ低いもの
の、落ち葉が登山道を隠して危なっかしいトラ
バースや沢の濡れた露岩があったりと多少似ている
ところもあるような気も~
それにしても、霧氷が綺麗でしたね。
東と西の大台ヶ原は有名で 観光課された登山道が
整備されており 一般客も多い所です
特に紅葉の時期は 駐車場に入りきれない車が 県道沿いに長い縦列駐車が続くほどです
今回は北大台方面に出かけました
ここは 規制があり 人がほとんど来られない所です
多分 今回で 登りに行くことはないかと…
のんびり夫婦の山遊び様が登られた奥久慈のお山とも
似たところはありますね
低い山ほど 危険が潜んでいる所が多いように思う私です
今回はグッドタイミングで 霧氷に出会えました
ラッキーな1日となりました
コメントをありがとうございます