山に癒されて…♪

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紅葉は散りし初冬のお山で見たものは…三津河落山

2017年11月15日 | 山登り 近畿 台高・高見山方面
2017年11月12日 ☁/☀ 大台ヶ原 三津河落山(最高点如来月1654m)



もう秋も終盤で 平野部に紅葉が残るのみで
山頂には冬の申し子たちが出でて遊びだしております

まだ…間に合うかしら…紅葉

この日曜日はお天気だと聞いています
紅葉をちょっぴり期待しながら
大台ヶ原へと向かう事にします

しかし…大台ヶ原は 
自然を守るために 規制があります
中でも 西大台は 
1日の入山制限があり許可書が必要となります








大台ヶ原は、日出ヶ岳や大蛇ぐらなど主要な展望地がある東大台と
原生的な森林が広がる西大台の2つに大別されます
このうち、西大台に入るには事前手続きが必要です
(東大台には一切の手続きなしで入れます)。
これは、西大台の豊かな自然をいつまでも守り続けていくための、法律に基づく制度です

環境省 近畿地方環境事務所 大台ヶ原のHPより




大台ヶ原には 立ち入りを禁止する表示がされており
ロープも張っている所があります

調べてみますと 
できれば立ち入らないで下さいという程度のもので 強制力はない
書かれているブログもあります


昔は ある程度 緩い規制の中で 
東も西も自由に歩けたのですが…



そこで 直接 大台ヶ原のビジターセンターの方に
お伺いしてみました


センターでは 東大台と西大台の決められた登山道を歩いて頂きたい
植生保護の立場で立ち入り禁止を唱えているが、
入山を規制るする法的な根拠はないため、立ち入りを阻止したりすることはない
但し、管理者がいないため 災害などで道が崩れていたりして 
危険な状態になっていたとしても どうなっているかわからない
…ですので、禁止区域には入らないで頂きたい



との事でした


山は繋がっており、違う所から登って下ってきたところが
植生保護立ち入り禁止の入り口に出た場合は?



と お尋ねしますと


だから そういう事になるので 入らないで頂きたい


との返答でした
ちょっと微妙は返答です


の管理者に尋ねます


道がどうなっているかわからないし 管理もされていないので
何かあったとしても…
何があっても自己責任という事で…



との事でした


大台ヶ原のHPの中に 利用ルールがあり そこには
自己責任の元に立ち入る事が求められると…








そんな大台ヶ原~ございます
今回 歩いてみたい大台は…
 
人の少ない 北側に尾根を伸ばす
北大台と言われる所です

その北大台の山域の主峰の三津河落山は 
日出ヶ岳の番目いお山で1630mあります
なのに… あまり人には知られていないのか…
訪れる人の少ない 静かなる山です



三津河落山「さんづこうちやま」と呼び 
三つの川の分水嶺になっている事から そう呼ばれる様になったと言います

このお山の稜線は笹原で その展望は素晴らしく 
大峰山脈を見渡す事ができるとか…



チチがその魅力に惹かれ…
天気の良い日に行きたいと漏らしていました
漸く現実となるのですが…


ここは大台ヶ原 
規制部分でちょっと思案しておりました



行くだけの準備と覚悟
それなりの技術と知識
何よりも 植生保護を重視して
道を外さす 謙虚に歩かせてもらう気持ちをもって
自己責任という重い荷を背負って入山する事にしました






冷たい風がまだ残る大台ヶ原
一見静かに見えますが
風はきつく体当たりしてきます


夜中に大台ヶ原の駐車場に着いたとき 
はもっと大暴れしており
車を揺さぶる勢いで 轟々と唸り声をあげていました

夜明けとともに鎮まるかに思いましたが
時折吹き付ける強さは半端なく そして冷たい




大台ヶ原川上線 国道



一旦 県道を1キロほど戻って 川上辻へと向かいます

一時青空を覗かせていたものの
風に翻弄されるかのように 雲は流れ
空を覆いだします…

氷点下の空気は芯まで凍えそう…

先週の木曽駒ヶ岳の時より 断然今日の方が寒いと感じます
それでも厳冬期ほどではなく
防寒は雨具代用で大丈夫のよう…
但し その中はフリースや何やらで 
着ぐるみ姿には なっておりますが…





 川上辻入口

 通行止めの看板



ロープが張ってあり 通行止めの看板が
どうも筏場方面のことのようです

ロープはハイカーが迷い込まないためのものらしいですが
道が崩れているとのことで 注意は必要のようです





川上辻



ミヤコザサに包まれた川上辻
ここで、靴の紐を結びなおし 出発します






先ほどまで見せていた青空はありません…

ガスが降りてきて…
大台らしいといえばそうですが…
山の精がどこからか覗いていそうな…
不思議な佇まいがそこにあります…





さて…参りましょうか…
笹の道を忠実に歩きます




川上辻の笹原の道




なんだか 笹原を歩くチチの後ろ姿を見て
十戒のように思う私…




一つ ペット禁止 ペットなどの生きた動植物を持ち込まない
二つ 餌付け禁止 野生動物にエサを与えない
三つ 撮影等の禁止 野生動物の生息状況に影響を及ぼす方法での、撮影、録音、観察等を行わない
四つ ゴミ禁止 ゴミを放置・廃棄しない
五つ 野外スポーツ禁止 球技などの野外スポーツを行わない
六つ 騒音禁止 大きな音や強い光を発っしない(花火、拡声器など)
七つ 動植物の採集禁止 網、竿その他動植物の捕獲及び採取のための道具を持ち込むこと
八つ 火気取扱の禁止 たき火、火入れを行うこと
九つ 禁止行為 その他吉野熊野国立公園特別保護地区で禁止されている行為をしない
   ・10人を超える団体行動、動植物の採取、土石の採取など   -大台ヶ原HPより-
十  自己責任というザックを背負います





そして チチと共に…笹原を渡る





コースタイム

0:00 大台ヶ原ビジターセンター駐車場 7:05 → 7:27 川上辻 1526m 7:32 → 8:27 安心橋 → 
8:55 金明水 → 9:00 コブシ(拳)峠 9:05 → 10:35 三津河落山 1628m → 
10:45 日本鼻 10:50 → 11:03 大和岳 1597m 11:38 → 11:48 日本鼻 → 三津河落山 → 
12:05 妙来月(三津河落山最高点)1654m → 12:24 名古屋岳 1610m → 川上辻 1526m → 
13:10 大台ヶ原ビジターセンター 
 





つづく


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