出会えた意味 2017-01-18 08:55:34 | 詩 あなたは去って行った 初夏の涼しげな風に 体をうずめて 私はひとり泣いた 手に入れたいと 思えば思うほど 無垢なままではいられなくなる 純粋であればあるほど この胸は激しく痛む いつだって終わりは 出会えた意味すら残さずに 私を置いて通り過ぎるばかり
君しかいない 2017-01-15 16:07:39 | 詩 たくさんの偶然が重なって 君に出会った 気づいていても 知らないふりで いつもこの場所で 待っていてくれたね やさしさ さみしさ かなしみ よろこび しあわせ いとしさ 君に出会って 全て思い出した だから真実なんて 追いかけなくても 信じようと思えるんだ 君しかいない にほんブログ村 にほんブログ村
冬の空 2017-01-15 13:08:29 | 詩 空気がキンと冷たくて 伝えたいことも言えないまま 白い息だけが冬の空に馴染んで消えていく 昨日とはまるで別人みたいに 行き先が分からない 言葉は心 心は言葉になって 伝わる 恐れていると届かない 自分を守るための優しさは 誰も守れない 伝えたいこと 何一つ言えないまま 真っ白な息が消えていく 傷は深くなるだけ にほんブログ村 にほんブログ村
Color 2017-01-13 22:08:07 | 詩 はじめは真っ白で だんだん色が出てくる 混ざり合って きれいに仕上がればいいけど どっちかが 青や黒だったら それだけの色になっちゃう 人は変われないのなら 結局その人を どこまで許せるかだと思う にほんブログ村 にほんブログ村