溺れる

波打ち際ではしゃいでいた頃
二人は太陽のようだった
波が足元をかすっても
溺れることなんてなかった
ただ眩しかった

沖へと近づく度
見たことのない世界への期待は高まり
心を見失った
波は大きくなり
体は心ごと揺さぶられ
果てのない深みに溺れる

ここで諦めることが
いいのか
悪いのかは
わからない
でも一筋の光がまだ見える
少しだけ信じて待ってみようと思う

傷つけ合うのは止そう

もしあなたが私と同じ気持ちなら
きっと素直になれるはず
この世界はそんなに悪くないって思えるはず

もしあなたが心を開くことができたら
もう恐れなくてもいいはず
この世界をやさしい瞳で見つめられるはず

傷つけ合うのは
止そう

翳り

優しさの翳り
心の行方
遠くなる記憶
失速する希望
変えられない過去

正しい言動は
時に人を追い詰める

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言葉と心

言葉は人を救うけど
傷つける
どんな風に伝わるかなんて
いまさら考えても
意味がない
透き通った心のときは
まっすぐ届くし
濁って底が見えないときは
曲がって届く

心は自由だけど
動かなくなることもある
繋ぎとめようと
どれだけ理解を求めても
心は誰のものでもない
その人のもの



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君にとっての幸せ

僕にとっての幸せって何だろう

それは君が僕といて幸せだと思ってくれること

君にとっての幸せって何だろう

それは僕が楽しく元気に生きること

そして君といると幸せだと感じられること

そんな当たり前のことに

どうしてずっと気づかなかったのだろう


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