うたた寝Cafe便り

山の暮らしぶり、そのときどきの思いを気ままな写真にのせて・・・・。

マリー・ローランサンの時代

2011-11-11 23:56:01 | 料理

美術館巡り

 

雨予報だったが雨は降らない でも今日は農作業をお休みにして出かける

畑は冬の草が元気で綺麗な緑に覆われている でも気にしないことに

気にし始めると動きが取れなくなる

たまには気分転換も必要と自分に言い聞かせ地方の小さな美術館を巡る

 

高梁市立成羽美術館 

山あいの小さな町に安藤忠雄の手によるチョッとおしゃれな美術館

ある意味美術館そのものがアート

本来成羽町出身の児島虎次郎の作品や収集品を展示しているが

今回はマリーローランサンの作品を中心に同時代に活躍した人たちの作品が並ぶ

 

鑑賞者も少なく空間と作品を独り占め

自分が作品のオーナーになった気分で楽しむ

田舎の小さな美術館ならではの贅沢!!

 

その足で新見美術館へ

こちらでは「原田泰治の世界展」

失われた風景や人の暮らしぶりが伝わりとても懐かしく感じた

描かれた風景は記憶の中に残る日本の田舎

どこにでもあった懐かしい風景

多くの作品に子供が登場し賑やかな声や足音が聞こえてきそう

ほのぼのと温かな空気が伝わってくる

 

今 子どもの姿は消えお年寄りだけの集落がふえ

子どもの声も 美しい田畑も・・・・

描かれた素敵な世界と現実とのギャップ

失われつつある美しい風景と同様に

優しさと思いやりに富んだ日本人の心まで失ってしまうのではと

チョッピリ寂しく暗い気持ちにさせられた

 

コメント
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