暑い日射しに・・・!
久し振りの大阪の街
大阪駅の北側の変化に目を奪われている間に
南側のバス停を覆っていた下駄履き的飲食店街がなくなり
スッキリした空間が広がっていた
薄暗く陰気なバスターミナルが明るさを取り戻して開放的に
しかし暑さのせいか
北側の新しい施設に流れるためか
地下に潜ってしまったか 人影はまばらだ
この暑さ地下の冷房の効いた通路を歩くのが普通かも
私のように暑い日射しの中地表を歩くことの方がおかしいのかも
数十年前の大阪は御堂筋など大きな通りに面した所はビルが並び
チョッとした都市の景観を見せていたが
一歩 中に入れば瓦屋根の日本家屋?バラックが並ぶ
大阪駅前も例外ではなく繊維問屋街や旭屋書店が・・・・
今日もそんな記憶と現をオーバーラップさせながら歩く
人間臭く人情にあふれた懐かしい街の記憶
経済成長と再開発が推し進められコンクリートのビルに
そして現在は高層建築物の林立で地図も風景も塗りかえられ
それと共に人の心も塗り替えられてしまったのか
今日訪ねた知人の写真展「記憶をたずねて」も
消失してしまいそうな日本人の心・美・形
次々と街角から消えて行く人々の暮らしと人情
日本人の暮らしに一抹の寂しさと不安が・・・
失われるものへの鎮魂歌と受け取れた写真展