街にはハロウィンの飾りが溢れ・・・・
十月に入ると山の村のあちこちで収穫を喜ぶ秋祭りが開かれる
祭りは神輿と神楽で賑わい 特に宵祭りの備中神楽は楽しみの一つ
村々の小さな社で夜遅くまで演じられる神楽見物は子どもにとって
夜遊び公認の日で 夜更かしが楽しめる数少ない嬉しい一日
最近では宵神楽で子どもの姿を見ることもまれで
お祭りに集うのも 爺 婆 ばかり
神輿を担ぐ若い人も少なく 社の前に静かに鎮座
渡り拍子の鉦や太鼓でにぎやかだった祭りは今は昔
街の賑やかでカラフルな飾りつけのハロウィン
ハロウィンも収穫祭と聞くが コマーシャルベースのお祭りに
仮装とお菓子が主役のお祭り???で盛り上がる
収穫の喜びを知らない世代が増え
本来のお祭りの意義は置き去りにされて
ハロウィンに限らず日本の祭りも本来の意味合いを忘れ
フェスティバル化の傾向を強め商業主義に振り回され
風土に育まれた伝統な文化は何処へ・・・・