しっとりした雰囲気を楽しむ!!
昨夜遅くから小雨がぱらつきゆっくりとした朝食を済ませ のんびりと過していいると
知人の友人夫妻の一言 腹ごなしに近くの氏神さんにお参りしようかとの提案で まず集落に関係の深いお宮さんへ
由賀神社 下谷荒神社 榊山八幡にお参りし 村と直接関係はないが立派な建物の記憶が残る穴門山神社へ向かう
細い山道を鬱蒼とした森の中を下がり谷川沿いの山門から巨木の間に見え隠れする社殿を目指して霊気に包まれ
れて参道をのぼる 古い立派な社だからと案内した神社だったが由緒書きを読んで驚いた
延喜式神明帳備中国十八社の中に名前があげられていることからも歴史が有り格式の高い神社であったことが想
像される
創立は崇神天皇五十四年と言われており それが事実とすれば大和朝廷による日本統一がほぼ完成した時代・・・・
「倭姫世紀」という古書によると 現在伊勢皇大神宮のご神体である神鏡を「どこへお祭りしたらよいか探して来い」と
いう勅命をうけた豊鋤入姫命が紀伊国奈久佐浜宮より当社(名方浜宮)へ奉遷 し四年間社殿西側の鍾乳洞の中に
奉斎したと記されている
祭神は天照大神 倉稲魂命(豊受姫命)の二柱に 日本武尊の第二皇子足仲彦命 吉備武彦命の娘で日本武尊の紀
となった穴門武姫命を併祀している
社殿は寛永九年(1632)秋焼失したものを 備中松山城主池田出雲守長常が寛永十四年(1637)に再建寄進した
現在の社殿は権現造り 桃山文化の建築様式をつたえている
そんな神話の世界と深く変わるところが この山深く人里から離れたところに有ろうとは少々不思議な気分にさせられた
そして地元の人ですらなかなか足を踏み入れることの少ないこの神社に 奈良ナンバーの車が・・・・・
雨に濡れて・・・・