みんぱくシネマ「あの日の声を探して」・・・・!
民博で映画があるというので久しぶりに万博公園まで歩くことに
ちょっと散歩と言うには遠いかと思いながらも道中の風景を楽しみに
少しばかり西国街道を歩き小さな丘を超えると万博の森が見え始めるが
ここからが結構遠く 民博まで1時間半もかかってしまった
映画の舞台は1999年第二次チェチェン紛争
戦争が人々にどれほど甚大な影響を与えるかを思い知らされる
無差別に殺される恐怖に逃げ回るチェチェン人
笑いながら無差別に殺りくを繰り返すロシア兵の行動には目をつぶりたくなる
戦争が人々の心理状態を異常のものとし狂気の行動をとらせることも否定できないが
人々は普通の暮らしを模索し助け合いながら生き延びようとするもイジメや略奪も・・・・
ストーリーは両親を殺され 姉さんの様子もわからない残された生まれたばかりの弟を
農家の玄関に置いて一人避難する少年を中心に展開するが周囲の人たちの優しさに
救われてゆく ・・・・のちにお姉さんと弟と再開することに
兵士の心理というか心の変化も見せてくれた 日常生活を謳歌していたソ連の若者が
徴用され 兵士としてたたき上げられ戦場へ送られる 戦闘現場は狂気の場であり兵士
にとって 狂気が日常となる
戦争はいずれの側に有っても多くの犠牲を強いるだけだが 今も世界の多くの国で
狂気が拡がり多くの命が奪われている
夕暮れの万博!!