先日の木曾の御嶽山登山は、頂上に辿りつかないで終わってしまった。
それで昨日、なんとかして頂上まで行こうと再度挑戦を試みた。
前夜から、ザックに防寒着、雨具、食料などを詰めて準備を整え、朝5時に家を出た。
車は順調に走り、9時前には御嶽山ロープウェイに到着
だがそこで、アクシデント発生!
ロープウェイが点検修理で運休していたのだ。 何ということだ!!!
昨日からの準備と意気込みは何だったんだ!神も仏もあるものか!などと怒り狂ったが、そうかといって、そこから歩き始める気力も体力も、今の私には残っていない。
悔しいが、また出直すことにしてその場を離れた途中、道標に「野麦峠」と書いてあるのを見つけた。
映画「ああ野麦峠」を思い出し、結局そこへ向かうことにした。
走るにつれ次第に道は険しくなり、上から覗く谷は眼が眩むように深い。
こんな急な道を、しかも真冬に、14,5歳の女の子がわらじで歩いたんだと思うと涙がこぼれる。
やっと辿りついた峠には、お助け小屋と峠の歴史を伝える「野麦峠の館」があった。
「館」に入ると、係りの人に案内されて野麦峠の歴史と観光の紹介の映画を見た。
広い部屋には私一人しかいなかった。
映画の後、館内の展示物を見て回ったが、あちこちにまだ子供の女工さんの人形が置いてあるので、何とも言えない気分に浸って外へでた。
すると、そこには兄に背負われた「おみねさん」の像が建っていた。
「兄さ、飛騨が見える!」といって、彼女はこと切れた・・・・そうだ。
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