長野県飯田市にある「しらびそ高原」へ、隕石クレーターを見に行ってきました。
大きな谷間は、そう見ればクレーターに見えますが、月面のようにはっきりしたものではありません。(地球では浸食が起きるので、当たり前かも・・)
帰りに遠山郷下栗の里を通りましたが、ここは、日本のチロルと言われているそうです・・・
ヒノキの林を10分ほど歩き、里の全景を眺められる場所へ行くと、こんな景色が眼下に広がります。
チロルというよりは、日本のマチュピチュという感じです。
こんな急斜面に、家を建て、畑を耕さなければならなかった人達ちの苦労がしのばれます。
この辺りでは、日本列島を東西に走る中央構造線(断層)の露頭が見られます。
若者の一団が、その露頭に磁石を置いて何やら騒いでいました。
ゼロ磁場といって、磁石の針がぐるぐる回転するのだそうです。
ちなみに、私の持っていた磁石は全く反応せず、しっかりと北を示していました。
高遠の近くの分杭峠というところには、「ゼロ磁場」という表示さえあります。
ここは、日本一「気」の湧き出る場所ということでTVに紹介されたため、大勢の人達が訪れていました。
私も「気場」といわれるところの木製のベンチにしばらく腰掛け、
「気」は味があるのか?ないのか?
匂いがするのか?しないのか?
見えるのか?見えないのか?
などと、考えていましたが、結局、私にとって「気」は
「味もなく、匂いもなく、目にも見えないもの!」でした。
要するに、分析不能!
(宇宙の96%は暗黒物質や暗黒エネルギーだそうだから、こういう場所があってもいい!!!)
(暗黒という意味は悪いという意味ではなく「不明」の意)
ただ、その場所は、何となく気持ちが落ち着き、居心地の良い場所であることは
確かでした。