富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

月の表面

2009年09月28日 | 今日の富士山
ガリレオが初めて作った望遠鏡は、約4~5倍の倍率だったそうだ。
これでも月くらいは良く見えただろうが、彼はさらに20倍程度に改良した望遠鏡を作った。

その当時「月は水晶でできていて、完全な球体をしている。」と信じられていたのだが、
この程度の倍率の望遠鏡で月を見ても、月の地形がでこぼこであることは良く分かる。

アリストテレス学派は、月より遠い世界は神の領域であるから、完全な球体しかあり得ないと信じていたので、この事実をみてこう反論した。

「なるほど月の表面はでこぼこに見えるが、実際は、その上が目に見えない水晶の完全な球面で覆われているのである。」と・・・・

さて、ガリレオはこの反論に対してどう答えたのだろうか?
彼は、「実はその表面を覆うといわれる眼に見えない水晶の球体も、でこぼこしているんだよ。」といった。

結局、目に見えないものを出して議論しても、意味がないと言いたかったのだ。


今日の一枚、約40倍の倍率でみた月の表面
改めてみると、もの凄い世界が広がっている。
完全な球体より、こちらのほうが神の世界に見える。



不思議なことは起きるの・・・かな??

2009年09月27日 | 今日の富士山

今朝、目が覚めて、まだ薄暗い部屋の中をぼんやりと見ていたら、
何か変なことに気がついた。
部屋に、山の写真が飾ってあるのだが、その1か所が赤く光っている。

その写真というのは、甲斐駒ケ岳の頂上から八ヶ岳を写したものだが、
私の生家が八ヶ岳の麓にあり、当時の我が家が写っているからと、
知人から譲り受けたものだ。

その写真の1か所がピンポイントで光っているのである。
ひょっとしたら幻覚かも知れないと思い、目をこすってみたがやはり消えない。
どこかの光が反射しているのかも知れないと思って、原因を探したがそれらしいものも見当たらない。

電気を付けたら、光は消えてしまった。
このとき、ちょうど手元にカメラがあったので、写したものが上の写真である。

八ヶ岳の中腹に赤い光が見える。


比較のために、フラッシュをたいて写したものが下の写真である。
これには、赤い光は写っていない。

これは何かの暗示かもしれない。
近々行ってみようと思っているが、先日の御嶽山の登山の疲れが、
今頃になって体中を襲ってきているので今は動けない。

体調が回復したら、出かけてみようと思う。
それにしても、もう少し詳しい写真上で光ってくれたらよかったのに・・・

半分は冗談のつもりだが、この世の中が存在する宇宙はまだ4%しか分かっていず、
96%は、暗黒エネルギーや暗黒物質として存在しているらしいとの研究結果が報告されているくらいだから、不思議なことはあるのかもしれない??

三度目の挑戦

2009年09月26日 | 今日の富士山

朝早く、ザックを積んでぶらっと家を出た。
目的地は、木曾の御嶽山

今回で三度目の挑戦だ。
これまでに、雷とケーブルカーの運休で二度断念

天気は快晴で申し分ない。


快調に登るが、秋だというのになぜか暑い!
流れる汗が目に入って痛い。

いつもは、ある程度登ると、ペットボトルの水が冷たく冷えておいしいのだが、
この日はいつまでも生ぬるいままでおいしく感じない。


頂上を目前にして、かなり疲労困憊・・・
断念しようと座り込んでいたら、通りがかった母子の登山者に「もうすぐだから」と励まされた。

再度気力を振り絞って歩き始める。
なんと、頂上まで十分位のところにいたのだ。
断念しなくてよかった!

必死の思いで頂上にたどり着くと、そこにいた登山者が拍手で迎えてくれた。
母子づれからは、味噌を付けた胡瓜をいただいた。
パリパリとした食感と味噌の香りが口中に広がっていった。


木星に再挑戦

2009年09月21日 | 今日の富士山
なかなか、手持ちの機材を工夫して写すのは難しい。
工夫と言っても、風で揺れないように三脚に重りを下げたりするくらいの工夫だが

何枚かとって、やっとなんとか見られるのがこの程度
しかも、中央からずれてしまった。
うーん難しい!

前回と違うのは、衛星が4個写っていること・・・・

今朝の富士山

2009年09月20日 | 今日の富士山

快晴の天気です!
久しぶりに、空気が澄んでいて富士山がはっきりと見えています。
金色の稲がきれいです。


この連休はあちこちの観光地は大混雑でしょう。
しばらくは、家でじっとしているほうが良いかもしれません。

それに、乗鞍ではクマが大暴れしたとか・・・!
クマだけは出会いたくありませんね!


気分だけは、この頂上に立っているつもりです。
本当は、NHKの「北アルプス縦走」の番組を見てうずうずしているところです。

夕焼けと富士山

2009年09月19日 | 今日の富士山

連休初日、どこも道路が混んでいます。
地元の人間は、どこへ行くのにも裏道を通らなければならない状態です。
それにしても、ガソリンが高騰しているなか良く皆さん出かけますね。


今朝がたの富士山は、のっぺりしていて平凡だったので写真はやめました。
今日は駄目だろうと思っていたら、夕方、夕焼けの中に富士山が浮かんでいました。


それが、この3枚です。
明日はきっと快晴の天気になるでしょう。

今朝の富士山

2009年09月15日 | 今日の富士山


頭の上が雲に隠れています。
稲刈りは、まだ始まっていませんね。
農家の人は、今度の連休あたりを考えているのかもしれません。




愛鷹山(あしたかやま)がきれいに見えるポイントを発見しました。
実った稲の穂との対比がなかなか面白いです。




そして、田んぼの土手には彼岸花が咲いています。
いつもは、稲刈りが終わると急に目立つのですが・・・
今年は、稲刈り前に目立ち始めました。

我は湖(うみ)の子さすらいの~

2009年09月11日 | 今日の富士山

天気があまりにも良いのに誘われて、蓼科山へ登ってきました。
この山の形態からみて、おそらく地下で固まった溶岩ドームが隆起してできたトロイデ火山と思われますが、
その山への登山がどんなことになるのか深く考えもしないで歩き始めました。


最初はきれいなブナの林の道で、周りに誰も居ないので思わず大声で歌を歌いながら歩きました。
それが、タイトルの「琵琶湖周航の歌」????でした。

山へ来て、琵琶湖の歌はないだろう!!と思われるかもしれませんが、この歌の作詞者小口太郎は長野県の出身で、諏訪湖畔にその碑が建っているのです!!!
碑の傍にあるボタンを押すと、「諏訪湖」の湖面に「琵琶湖」周航の歌が響き渡ります。

このアンバランスが脳みそにこびり付いていて、思わずこの歌が口から出てしまったのではないでしょうか?
これにはクマも驚いて逃げていってしまったのではないかと思います!!!
おかげで、獣の臭いはするのですが、鳥以外の動物に遭遇することはありませんでした。


さて程なく、気持ちの良いブナの林も急な直登の荒れた道に変わってしまいました。
息も絶え絶えになって、やっとのこと辿りついた頂上への最後のアタック!!!

何とそこには、自然が作った最悪の登山コース、悪魔の溶岩ドームが待っていたのです。
石の上を這いずり、のたうちながらやっと登りきったときには、もう我が生命のエネルギーは枯渇寸前となっていました。

前回のブログで、山へ登ると「認知症?」が改善するようだと書きましたが、このときはもう頭の中は真っ白・・・
まるで尾崎紀世彦が歌ってヒットした「また逢う日まで」の歌詞、
「あなたはどこにいて、 何をしているの?」
状態でした。

そこで、格言を一つ
  「過ぎたるは及ばざるがごとし。」
みなさん、ほどほどに体を使いましょう。