富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

9月26日    ダークマター

2008年09月26日 | 今日の富士山
暗黒物質、暗黒エネルギー、暗黒時代についてのシンポジウムへ参加してきた。
場所は、東京フォーラム。 コンクリートばかりの無機質の空間が誠に潤いのない場所で、シンポジウムの内容も、面白いと言えば面白いがこれまた無機質の内容であった。

「ダークマター」では無く「ダースベーダー」(スターウォーズの映画の中に出て来る悪役)がいたなどと発表して欲しかったが・・・・・

この宇宙の96%は暗黒物質と、暗黒エネルギーに満たされている。我々が見ることのできる普通の物質は4%しかない。
96%もあるのによく分からない物質と斥力をもつエネルギーを、いろいろな方法で観測し研究しているという内容であった。

重力レンズによって曲がって見える銀河系外宇宙の星の光を観測し暗黒物質の量を調べたり、
超新星の明るさの違いを比較して、宇宙が加速膨張していることを突き止め暗黒エネルギーの存在を研究したり、
ビッグバン発生後38万年から4億年後頃までの間の「宇宙の晴あがり」の時代(情報が無いので暗黒時代という。)の研究をしたりしている。

かなり予算もかかるらしいが、研究者にとってはこれほど面白い学問は無いと思う。
何故なら、まだ未知の領域なので、「この研究の内容が解る人は世界中に3人しかいない。」などと言えるのは羨ましいかぎりである。

もっとも、研究者の中には、「これらの発表の中の真実らしさは30%~70%位」などと暴露する人もいた。
いずれにしても、夢をもって研究に取り組めるのは羨ましい。

さて、午前10時から午後5時半まで参加した私の感想をユリウス・カエサルの元老院報告の文を借りて表現すると
        「来た、見た、眠った。」

今日の一枚、秋!








9月19日  嵐の前の静けさ?

2008年09月19日 | 今日の富士山
夕べはなかなか寝付けない夜を過ごした。
原因は、台風13号の接近である!

ある医者の話しによると、台風や低気圧が近づくと頭が痛くなったりするなど
体の異常を訴えてくる人がいるそうだ。
この先生は、低気圧と脳の血流の関係を調べていた。

私の場合は、台風が近づくと眠れなくなってしまう。
理由はいろいろだが、家のまわりに置いてあるいろいろなものを、
どう暴風から守るのか考えているうちに目が冴えてしまう。

いつのことだったか強い台風に見舞われたとき、屋根の上に置いてある30㎝四方の
断熱板が十数枚、大空を紙切れのように飛んでいったことがある。
このときは、人家の無い方向へ飛んでいったのでよそへ被害を及ぼすことは無かった。

こんな経験が潜在意識の中にあるためかもしれない。
または、どこかに自然の特異現象に対する好奇心があるのかもしれない。

さて、今朝は雨の中を作業を・・・と思って目を覚ますと静かな朝で、
なんと富士山まで見えているではないか!

嵐の前の静けさというのは、このことかもしれない。

今朝の一枚、嵐の前の富士山


9月17日   月と富士とコシヒカリ

2008年09月17日 | 今日の富士山
日本では事故米の事件など、悪質な商人によってもたらされた食品に対する安全の問題、
アメリカではサブプライムローンから端を発した金融危機の問題(これは世界に影響を及ぼしている。)など、気の滅入る問題が相次いで起きている。

テレビのニュースを見る度に、同じことが繰り返し流れるのでほとほと嫌になっている。
仕方がないので、自然の中で永永と流れている時の流れを見ることにより、気持ちの転換を図っているような最近である。

これを、人は現実逃避というが、まあ、どう思われようがそんなことはどうでもいい。
この自然の神秘を見ていると、世の中の悪事がしばらくは忘れられることは確かだ。

実は、夕べから東の空に光っている大きな月(満月?)が気にかかっていた。
今朝、その月は東から西へと天を巡り、富士山の裾へ今まさに沈んで行くところであった。

これは、地球が静止し月が地球の周りを回っているためなのか、
或いは月が静止し地球が月の周りを回っているためなのか、

はたまた、両方共に静止し地球が自転しているためなのか、
などと、昔の人はいろいろなことを考えたに違いない。

そして、かなり早い時代から、太陽も月も他の星も、全て地球の周りを回っていると考えた。
いわゆる天動説である。

一般には、見えるとおりに考えるのが最も単純で正しいのだが、しかし、世の中そんなに単純なものではない。
隠されている部分は必ずある。それを見抜き、新たな考えを打ち出すのが智恵のある人なのだ。

後の人で、火星(惑星)が複雑な動きをすることに気がついた人がいる。
この現象を分析した、ニコラス・コペルニクスは「天球の回転について」という本を死の間際に出版した。

ここに書かれているのは、いわゆる「地動説」であるが、その当時は誰にも問題にされないよう書き方に工夫がしてあったため、
禁書本にされたのは70年以上後のガリレオの裁判の時である。

長くなってしまったが、要は注意深く観察していれば真実が見えてくるということを言いたかったのである。
事故米の事件も、いくら複雑に偽装してあったとしても、担当部署が注意して分析していればば真実は見えたのではないかということだ。

いつの間にか現実に戻ってしまった。
せっかく現実逃避をしていたところなので、この辺で終わろう!

最近「天の川」を見ていないので、今度は「天の川」でも探そう・・・。
何か別の真実が見えるかもしれない。

ところで、来週は東京で「暗黒星雲」のシンポジウムに参加する。
これもまた、現実を連想させる名前で気になる所である。

今日の一枚、富士山と月としっかり実った稲穂






9月13日  続ネジバナ

2008年09月13日 | 今日の富士山
前回のブログで、ネジバナの花の付き方が、右回りか左回りかということを書いた。
このところ、たくさん咲き始めたのでよくよく観察してみたら、なんと両方の花の付き方があった。

しかし、右回りが多く左回りは少ないようだ。
愛好家に聞くと、なんとねじれないでまっすぐに咲くネジバナまで有るそうだ。

この場合、ネジバナと言わずクギバナというのだそうだ。(やや怪しい?)
我が家に咲くものの中には、まだ、まっすぐに咲くネジバナは見あたらない。

今日の一枚、回転の方向の異なるネジバナ





9月7日  ネジバナ

2008年09月07日 | 今日の富士山
隣家から響く草刈り機のエンジン音に誘発されて我が家でも草刈りを始めた。
それにしても、小さなエンジンがヤケに大きな音を立てる。受験生がいたら迷惑この上もないことだろう。

草刈り機に慣れない初めのころは、石に当たって甲高い音を立てたり、鉄の支柱を真っ二つにしたり、
時には高いお金を払って買ってきた大事な木まで根本から切り取ってしまっていた。

特に草と同じ色をした鉄の支柱には今でも閉口している。
草の中の支柱は切るまでほとんど分からない。しかも高速の草刈り機はちょっと触れただけで真っ二つに切ってしまう。

家内が、私が草刈り機で大事な花を切らないように目印として支柱を立てているのだが、草と同じ色をしていてはあまり効果はない。
赤や黄色のような目立つ色のものを立てないと、これからも二つにちょん切れた緑の支柱の山を築いてしまうことになる。

ところで今日は、草の間にかすかに赤い色をしたものが見えたので、眼鏡を掛けてよくよく見ると、可憐なネジバナが数本咲いていた。
子供のころはたくさん咲いていたような記憶があるが、今はなかなか見る機会が少なくなってしまった。

しばらく、ネジバナの巻き方は、右巻きか左巻きか?南半球では北半球と逆に巻いているのか?
などと考えたが、低気圧の渦ではあるまいしバカバカしいので考えるのは止めた。

この一角は、四隅に支柱を立て草刈りをしないことにした。
しかし、支柱は緑色だからどうなるか分からない。

今日の一枚、ネジバナ






9月3日  メイドインジャパン

2008年09月03日 | 今日の富士山
このところ、我が家の家電製品が相次いで壊れている。
まず、T社のDVDプレーヤー、P社のデジカメ、C社のビデオカメラなどなど・・・

いずれも日本の有名メーカーの製品である。(最も造っているのは別の国らしいが)
しかも、買ってから早いものは2週間で壊れている。

そのたびにメーカーと交渉をし、修理を終えるまで2週間から3週間は待たなければならない。
昔は、日本製と言えば品質が良くてなかなか壊れないので有名だったが、今はどうも違うらしい。

しっかりと、1年では無く5年くらいの保障を付けた方がよいようだ。
販売店も5年保障を勧めるが、どうも販売上の作戦だけではないようだ。

いまは、日本製品はすぐ壊れてしまうものが増えてきているといってもおかしくない。

ところで、1日の夜は日本の内閣までが、1年未満で突然壊れてしまった!
改造をしてからすぐに壊すことも無いだろうが、同じ辞めるにしても福田氏は余りにも判断が遅い!

改造前に総辞職という手もあっただろうと思うのだが・・・。
政治の世界には我々には見えない魑魅魍魎が住む裏の世界があるので、そこで魔物が動いたのだろう。

いずれにしても最近のメイドインジャパンは、製品から政治まで余り長持ちしなく壊れやすい状況になっていることは確からしい。
いずれ世界から相手にされなくなることだろう。