富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

大晦日の富士

2008年12月31日 | 今日の富士山
外気温0℃
そんなに冷たくは無いはずですが、乾燥しているのと強い風が吹いているため、体感的にかなり冷たく感じる朝です。

シャッターを押す指先が凍えそうです。
おまけに、マスクをしているので、眼鏡が息で曇ってしまい、撮し難いといったらありません。

朝日が昇る前の富士山の空の色は、何とも言えない色合いを出しています。
特に今朝はきれいでした。

ところで、今日は12月31日
今年は、今日が最後の日です。

明日からは、2009年・・・
PCでいうとリセットして、新しい画面に変わるという所ですが、どうしても古いファイルが残ってしまいます。

来年に今年の悪いファイルを引きずらなければ良いのですが・・・
この調子では、かなり引きずって行きそうな感じです。


今日の一枚、みかん色をした空と富士山

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。




富士山の目玉

2008年12月29日 | 今日の富士山
今年も余すところあと3日となってしまった。

だからどうなんだ?と言われても、別に何の感慨も無いが、
天文学的に見れば、地球が太陽の周りを一回転して元の座標に近いところに戻るのが、あと三日後ということだろうか。

そのことを、世間は正月と称して浮かれ楽しんでいるが、それにしても、今年はいつもと違って何だか車の数も少ないし、人の数も普段と変わらないように見える。

東京のアメ横辺りでは、例年以上に人出があるらしいが、
もともと人がいなくなってしまっている田舎では、普段と変わらない時間が流れている。


今日の一枚 宝永火口
 (いまから約300年ほど前の12月に始まり、2週間以上続いた宝永の大噴火の火口跡、PCに移してじっくり見ると、何やら不気味な目玉のように見える。)

太陽は上から先に光を注ぐ。

2008年12月25日 | 今日の富士山
昨日、麻生首相の記者会見を外出先で見た。
景気対策優先、庶民生活の防衛などなど・・・

言っていることはその通りだが、いかにもスローテンポだ。
発表された予算案は、来年の通常国会で審議される。
要するに来年度の予算案である。

こんなことで現実の状況に間に合うのだろうか。

予算案は、役人が作り政治家が承認する。
役人はどんなに不況でも倒産の心配は無いから、実感が伴わないところで、
圧力団体の要求も適当に入れながら、予算案をゆっくりと前例に従って決める。

これが実情であり、今も多分そんなに変わっていないと思う。

そして、その結果は往々にして、一番上の方に先に日が当たるようになる。
大部分の麓は日陰のまま残されるか、薄日が当たるだけで終わることもある。

今朝、寒さにかじかんだ手をこすりながら富士山を見ていたら、
真っ先に頂上に日が当たり、次第に下へ向かって光が広がって来た。

この様子をみて、昨日の記者発表を思い出した。

ただ、自然のすごさは、太陽が昇るスピードもさることながらそのエネルギーの強さである。
我々の住む麓にも早く強い光が届いて欲しいものだ。

今朝の一枚、太陽の光が頂上に・・・・
下に雲が湧いてこなければ良いが・・・





年賀状、もう書いた??

2008年12月24日 | 今日の富士山
今年も、あと残り7日
いつもこの時期になると憂鬱になるのが、年賀状を書く風習になかなか順応することができないことです。

コンピュータで作った、中身の薄い、形ばかりの内容のはがきを300枚も、県外と県内に分け、遠くの郵便局まで出しに行くのは気が重く、一日、二日と先送りして、毎年28日頃に投函することになってしまっていたのが恒例です。

ところが、昨年は、いざ作ろう(書こうではない!)と気力を振り絞ってコンピュータに向かったところ、運よくコンピュータが故障して作れなくなってしまいました。

いまさら手書きをする気力も体力も無く、大義名分をコンピュータの故障の所為にして、年内に年賀状を書くのを止めてしまいました。

結局、昨年の年賀状は、正月になってから仕方なく作りました。
こんな状況ですので、昨年、私に年賀状を出してくださった皆さん、どうか、今年はもう出さないよう、伏してお願いいたします。

その代わり、私からは、この場をお借りして皆様の来年の御多幸をあらゆる神様にお祈りしていますので・・・・

と、こんな状況ですが、実は今年、どういう心理状態であったか分かりませんが、はがき作成ソフトを新しく購入してしまいました。
このソフトが良くできたソフトで、まあ、うるさいくらい音声で指示を出し、年賀状を私に作らせるのです。

というわけで、今年は、昨日(23日)で年賀状を作り上げました。今までよりPCの関与が大きいので、今まで以上に心はこもっていないですね!。
(唯一、シュメルの「楔形文字」で粘土に書いた、「おめでとう」の文字には心を込めてあります。シュメルの書記と同じくらい何回も練習しました。)

その上、未曾有(ミゾウユウ)の不景気のため、はがきの枚数を大分減らしましたので、届かなかった皆様には悪しからず御了承願います。

それでは、キリスト教の方もそうでない方も、よいクリスマスイブをお迎えください。

今日の一枚、今日の富士山




あのトヨタが赤字決算!

2008年12月20日 | 今日の富士山
このところ滅多なことでは驚かなくなったが、今回の件には驚いた!
飛ぶ鳥を落とす勢いの「トヨタ」が赤字になりそうとのこと。

2兆円を越える営業利益を出していたあの「トヨタ」がまさか赤字に転落するとは・・・
今回の、アメリカからの、全世界への経済の攻撃(あえて攻撃と呼ぶ)は想像を超えるものであるらしい。

何といっても、世の中に漂う不景気感はインフルエンザの流行より早く全世界へ広がってしまっている。
各国の政府は、何とか食い止めようとワクチンを打つのだが(日本はなかなか打たない。)

少し症状が回復しては再び悪化することを繰り返している。
これでは相当な、荒療治をしないと命が危ない。

例えば、我が地域では、今盛んに第二東名高速が造られている。
もうできてしまった道まで壊せとはいわないが、新しくこれから造ろうとしているところがある。

我が家の近辺にもある。これをみて、本当にこれが必要なのか疑問に思う。
経済成長期に考えられた計画が、この時期になっても硬直化した利権主義のなかで当たり前のように続けられている。

こういうところを迅速に凍結し、これを「緑の砂漠」となった日本の森林の回復に使ったり、高齢化により、荒れ放題になっている農地を再度耕作できるようにして食糧自給率を上げたりするような事業に切り替えられないものか・・・

2兆円にも及ぶ給付金を、ばら撒くのばら撒かないのか知らないが、もっと役に立つ利用方があるのではないだろうか。
のんびりとした麻生首相の言動をみて、この国も米国と同様に「Change」が必要となっているのではないかと思う。


今日の一枚、富士山は今日も快晴





キツネを狙うものの・・・

2008年12月19日 | 今日の富士山
先日朝早く、キツネに出会ったので、今度は望遠で撮そうと待っているのですが、
待っているときにはなかなか獲物が現れません。

まあ、偶然に出会ったときの方が面白いので、余り意識して待つことはしないで
望遠レンズを付けたカメラだけは手元にいつもおくことにしました。

今年の夏は、「ツチノコ?」騒ぎにも遭遇しています。
偶然飛び乗った石の下から出てきたものは、今まで見たこともない奇妙な姿の動物でした。

まさに、今まで新聞や雑誌で報道されていた「ツチノコ」のイメージにぴったりの姿をしていたのです。

一瞬頭の中が真っ白になりながらも、デジカメを取り出し、スイッチを入れましたが
レンズが出て撮影の準備ができるまでの時間が長いこと・・・

その間に、その奇妙な生き物は、素早く石の下に潜り込んでしまい、残念ながら証拠写真は撮れませんでした。

その後、彼が逃げ込んだ石の下を恐る恐るカメラで写して見た正体は・・・・
もうこれ以上はとても話せません!!! 国民(国家ではない)機密事項です。

今日の一枚、先日のキツネを拡大してみました。
何とか、画質的に耐えられる限界がこれです。犬に見えてしまうかも知れませんが想像力でキツネにしてください。



富士と宝永と月

2008年12月15日 | 今日の富士山
昨日までの雨で、富士山は麓まで真っ白になっています。
長く伸びた霜柱をさくさくと踏みながら、月が沈んで行くのを待ちました。

ふと見ると、200㍍ほどの所にキツネがじっとこっちを見ているのに気がつきました。 あいにく望遠レンズをつけていなかったので、そっと近づこうとしましたが、見事に逃げられました。
太く長い尻尾をかっこうよくなびかせて消えて行きました。

そんな出来事の間に、月は順調に富士山めがけて進み、やがて山頂に沈んでいきました。
今日の一枚、富士と宝永と月(頂上付近に丸く白く見えるのが月、左側の突起が宝永火口)

飛行機雲

2008年12月11日 | 今日の富士山
今朝は暖かい朝になっている。
空を見上げると、富士山の方向に向かって何本も飛行機雲が続いているのが見える。

我が家の上空は飛行機の航路になっていることは知っていたが、こんなにも多いとは思っていなかった。

よく見ると、前の飛行機のすぐ後に次の飛行機が続いて飛んでいる。
飛行機に乗っている人は、今頃上から真っ白の富士山を見て歓声を上げていることだろう。

今日の一枚、飛行機雲(開いてしまったのも含めて合計6本見える。)

久し振りの来訪

2008年12月06日 | 今日の富士山
昨日は雨と雷で明け暮れたが、一昨日は久し振りに懐かしい訪問者があった。
ちょうど目の前の檜の木の先端に、大きな鳥がとまりこちらを見ていた。

夏頃は、集団でたくさん田圃に降りて餌を食べていたサギの1羽である。
しばらく様子を見ていたが、やがて悠然とどこかへ飛んでいってしまった。

この檜の枝は人気が有るらしく、いろいろな鳥が来てとまる。
鷹からホトトギス、今はヒヨドリなど・・・・

ヒヨドリは、我が家のグミや柿などあらゆる果実を食い尽くす。
今は、紫式部の実を既に半分ほど食べてしまった。

それが終わると、ブロッコリーなどの野菜を食べる。
このころから、ヒヨドリと人間の戦いが始まる。

しかし、だいたいヒヨドリがの方が勝つ。

今日の一枚珍しい訪問者

名物水掛菜

2008年12月04日 | 今日の富士山
この地方では、冬、青野菜が無くなり、何かもの足りなくなってきたときに、食卓に登場するのが名産「水掛菜」である。

春を代表する「蕗のとう」とは違う独特のほろ苦さがあり、この地方の人は、水掛菜を食べると春が近いことを実感する。

その水掛菜は、いつも2月頃から食べるのだが、今年はもうこの写真のように大きくなっている。
だが、まだ食べられない! 冬の厳しい寒さを乗り越え、柔らかい茎が出てきた所を、手で1本一本積んで塩漬けにして食べる。

咬むと口の中に春のさやかな香りと味が広がる。
水掛菜を食べるのが待ち遠しいが、春がくるのはもっと待ち遠しい。

今日の一枚、水掛菜