富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

シジュウカラがガラスに衝突!

2009年06月29日 | 今日の富士山
いつものように、早起きのヤマガラ君に餌をやっていたところ、今朝に限って、
若いシジュウカラが私の近くを飛び回る。

そのうちに、彼は部屋の中へ入り込んでしまった。
シジュウカラが、こんなに人の近くへ来るのは珍しい!

しかし、彼は飛び回るうちにガラス窓にぶつかり目を回してしまった。
早速拾い上げて、手の中でそっと暖めてやっていたら、彼は別にもがくわけでもなく、
じっとこっちを見ている。

かなり体に力が戻っても、丸く巣箱のように丸めた手のひらから出ようとしない。
しかたがないので、しばらくじっとそのままにしていた。
彼は、巣箱から首を出して外を見回していたヒナ鳥と同じように外を見ていた。

10分ぐらいそんなことが続き、「シジュウカラ君もうそろそろ行ったら・・・」とつぶやいたとき、彼は元気よく飛んでいった。

今から思うと、彼は巣立ちの時に、一番最後から飛び立ち20分以上私の側に居た、
あのヒナ鳥だったのかも知れない。


今日の一枚、最盛期の大待宵草(タイトルとは無関係)

「君の名」が判明・・・ガビ鳥

2009年06月27日 | 今日の富士山
この前から、知りたいと思っていた鳥の名前が判明しました。
この鳥の名は、「画眉鳥(ガビ鳥)」だそうです。

外国から入って来て日本に住み着いた鳥で、このところ多く見られるようになったそうです。
といっても、声はよく聞こえるのですが、木の茂みなどに居るのでなかなか写真に撮るのは難しいです!

この写真も撮るのに3ヶ月ほどかかりました。
特徴は、大きな声で賑やかに鳴くことと、目の周りから頭の後にかけて
白い模様があることです。

名前も、そこら辺りから付けられたようです。

ご親切に名前を教えていただいた方、どうもありがとうございました。


今日の一枚、再び「ガビ鳥」

大待宵草の一斉開花

2009年06月26日 | 今日の富士山
今年は雨が少ないせいか、太陽を浴びて大きく育った「大待宵草」が、
今一斉に開花しています。

午後7時ごろ、あちこちでチラホラ咲き始め、ちょっと目を離しているうちに
辺り一面が金色になってしまいます。

不思議な花です。
一体、夜花が咲くメリットは何なのでしょうか?

推測するに、人間と同じように夜になると生き生きとして、
花に集まる輩がいるに違いありません。


今日の一枚、一斉に咲いている大待宵草の花



大鴉

2009年06月23日 | 今日の富士山
先日、「伊那谷からバリへ」というテーマで加島祥造先生の講演会が開かれた。
伊那谷で偶然お目に掛かったという御縁で、私も参加させていただいた。

心配していた天気も、ちょうど梅雨の合間の快晴となって太陽がのぞいていた。
人混みの中を、新インフルエンザウィルス避けながら???歩くのは、山歩きより疲れてしまった。

講演では、御歳86才になられる加島先生は、やんちゃな少年のような姿で、1時間半立ち通しで話し続けられた。
冬の伊那谷を出てバリ島へ行き、毎年1ヶ月ほど自然の中で生活する話し・・・

自然と同化してそこからエネルギー(先生はエナジーと言う。)をもらう。
何も求めないが、全てを受け入れる自然の生活・・・を楽しそうに語る姿は少年加島祥造そのものであった。

楽しい時間もあっという間に過ぎ、帰りがけに、先生の出版物を並べてあるコーナーで手にした本が「老子」ではなく??
ポーの詩「大鴉」であった。

帰りのバスの中で、眠気も忘れて一気に読み終えてしまった。
この本が、先生の本来の姿を示しているのかも知れないとふと気がついた。

今日の一枚、「鴉」でなく、依然として名前が「不明」の鳥





君の名は?

2009年06月18日 | 今日の富士山
大分前から、我が家の近くに大きな声で大変上手に囀る鳥が来るようになった。
どんな鳥か一度その姿を見たいものだと探していたが、なかなか見つけられず数ヶ月が経ってしまった。

ところが昨日の朝早く、我が家の庭でしきりに囀る姿をとうとうを見つけた。
あわてて、写真に撮ったのが今日の一枚である。

写真では金色に見えるが、やや赤みを帯びた茶色をしていて、ヒヨドリくらいの大きさである。
特徴は、何と言っても絶え間なく大きな声で囀るというところか。

図鑑で調べたり、インターネットで調べたが今のところ名前がわからない。
鳥君、君の名は一体何て言うんだい?

ヤマガラの巣立ち

2009年06月14日 | 今日の富士山
2~3日前から、ヤマガラのヒナが巣から外を見るようになった。
巣箱の外でピーピーと声をかけると、巣穴から小さな顔がこちらを見る。

これは巣立ちが近いとみていたら、昨日の朝、1羽のヒナが巣箱から出ようとし始めた。
しばらく、巣穴に必死に掴まってもがいていたが、パッと飛び立った。

意外と力強く飛んで10㍍ほど離れたクヌギの木の高い枝にとまった。
それをきっかけに、次から次へと巣箱から身を踊らせて、4羽が勢いよく飛び出した。

その後しばらく静かになったので、4羽で終わりなんだと思って巣箱に近づくと、なんと奥の方にまだ動くものが見える。
まだ、1羽が残っていた。

最後の1羽は、何回も飛び立とうしてはためらい、不安そうにこっちをじっと見ている。
そして、かなり経ってからとうとう巣箱を飛び出した。それも、カメラを構えている私の方へ向かって!

しかし、最後のヒナは5㍍ほど離れたあじさいの上に落ちてしまった。
葉っぱがもぞもぞ動いていたが、何とか上に出てきて親を呼ぶように口を開けている。

長い時間が経ち、そろそろ心配になり始めた時、遂に飛び上がり、クヌギの木の方へ飛び去った。
5羽のヒナが全て巣を離れると、親鳥が巣箱に来て、中を覗いたりあちこちきょろきょろ見渡してから飛び去った。

これで、全ての巣箱の巣立ちが終わってしまった。
もう巣箱に話しかけることもないと、部屋で感傷に浸っていたら、窓の外に何か気配がする。
見ると、そこには2羽の親鳥がいて、細かく羽を振るわせて喜びを表現しているようだった。

ヒナを無事に孵した親鳥が、挨拶に来たのだと自分で勝手に思っている。
秋に、大勢で戻って来ることを楽しみに、5軒の巣箱を木から降ろして片付けた。
かすかに、ヒナの臭いが残っていた。

今日の一枚、ヤマガラの巣立ち!









大待宵草の開花

2009年06月13日 | 今日の富士山
昨年より3日早く「大待宵草」が咲きました。
しかも、昨年よりかなり元気がいいようです! 今年は、畑一面が金色に輝く光景が楽しめそうです。

ところで、先日は偶然「シジュウカラ」の雛の巣立ちに立ち会うことが出来ましたが、
今度はヤマガラの雛の巣立ちに立ち会えそうです。

昨日辺りから、雛が巣箱から顔を出してこちらを見るようになってきています。
大分大きくしっかりとした感じです。
この2~3日で巣立っていくのではないでしょうか・・・・?

今日の一枚、今年始めて咲いた大待宵草。


ツバメの親子

2009年06月11日 | 今日の富士山
梅雨入りだそうだ!
雨は、どうも苦手だ。今も細かい雨がまっすぐに落ちてきている。

新型インフルエンザも収束したのかと思っていたら、まだ発生しているらしい。
買い置きのマスクもそろそろ無くなってきたし、出かけるのが億劫になってしまった。

これを口実に何とかしたいものだ・・・・・
「新型インフルエンザにかかったから休みます・・・」ではすぐにバレそうだし、

「新型インフルエンザが怖いので休みます。」では、「老人は大丈夫だよ。」と言われそうだし・・・。
どうすればいいんだい?

ふと見ると、雨の止み間に、電線の上でツバメの親が子供に空中給油ではなく空中給餌をしているのが見えた。

今日の一枚、空中給餌

しもつけ草

2009年06月07日 | 今日の富士山
昨年、一昨年より3~4日ずつ開花が早くなってきている様子です。
長期的に様子を観察しなければなんとも言えないけれど、地球温暖化の影響があるのかもしれないです?

とにかく、今年は病気も少なく昨年よりきれいに咲いています。
今後、10日くらいは楽しめそうです。

そのあとは、例によって「大待宵草」
こちらも同じく、ぐんぐん生長して、しもつけ草の背丈を超えてしまいそうな勢いです。
こちらは6月下旬ぐらいから9月初旬ぐらいまで長く咲きます。