富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

快晴です!

2009年08月28日 | 今日の富士山

今朝は寒くて目が覚めました。
空は快晴で、富士山がくっきりと見えています。


双眼鏡で見れば、頂上に居る人も見えるくらいに空気が澄んでいます。
登山している人は、今頃下界を見て「きれい~!」と叫んでいることでしょう。


愛鷹山もきれいに見えます。
上から見ると、この方向に駿河湾が見えるはずです。

もうすぐ稲刈りが始まります。
今年、この地域は生育が良いそうです。

ああ野麦峠!!!

2009年08月26日 | 今日の富士山


先日の木曾の御嶽山登山は、頂上に辿りつかないで終わってしまった。
それで昨日、なんとかして頂上まで行こうと再度挑戦を試みた。

前夜から、ザックに防寒着、雨具、食料などを詰めて準備を整え、朝5時に家を出た。
車は順調に走り、9時前には御嶽山ロープウェイに到着

だがそこで、アクシデント発生! 
ロープウェイが点検修理で運休していたのだ。  何ということだ!!!

昨日からの準備と意気込みは何だったんだ!神も仏もあるものか!などと怒り狂ったが、そうかといって、そこから歩き始める気力も体力も、今の私には残っていない。

悔しいが、また出直すことにしてその場を離れた途中、道標に「野麦峠」と書いてあるのを見つけた。
映画「ああ野麦峠」を思い出し、結局そこへ向かうことにした。

走るにつれ次第に道は険しくなり、上から覗く谷は眼が眩むように深い。
こんな急な道を、しかも真冬に、14,5歳の女の子がわらじで歩いたんだと思うと涙がこぼれる。

やっと辿りついた峠には、お助け小屋と峠の歴史を伝える「野麦峠の館」があった。

「館」に入ると、係りの人に案内されて野麦峠の歴史と観光の紹介の映画を見た。
広い部屋には私一人しかいなかった。

映画の後、館内の展示物を見て回ったが、あちこちにまだ子供の女工さんの人形が置いてあるので、何とも言えない気分に浸って外へでた。


すると、そこには兄に背負われた「おみねさん」の像が建っていた。
「兄さ、飛騨が見える!」といって、彼女はこと切れた・・・・そうだ。



朝の気温18℃

2009年08月23日 | 今日の富士山
朝はめっきり涼しくなってきました。
今の気温・・・18℃

少し開けた窓から、冷気が入ってきます。
富士山も、このところ連日見えるようになりました。

今朝の富士山は、頂上に雲がかかっています。
天候が崩れるのかもしれません。

風もなく静かです。
日中は蒸し暑くなりそうです。

さらに2枚
咲き始めたモミジ葵の花


直径15センチほどある夕顔の花

快晴の天気に誘われて・・・

2009年08月20日 | 今日の富士山
目が覚めると、快晴の天気・・・
急いでリュックにカメラとペットボトルをいれ、車に飛び乗った。


目指すは、前から登ってみたいと思っていた木曽の御嶽山!
朝10時過ぎから歩き始めたが、湿度が高く、もの凄く暑い、風も全くない・・・・

その上、いきなりかなりの急坂が、これでもかと言うくらい続く・・・・
林の中の道は視界がきかず、修験者のようにただ下を向いて黙々と歩く。

約2時間半程かけて、やっと八合目の山小屋へ到着したときは、かなり体力を消耗していた。
しかし、ここからは視界が広がり、実に気持ちが良い景色が見える。




さらに登るうちに、頂上付近から黒い雲が広がり始めてしまった。
やむなく下山開始
すれ違う人に、「夕立に気をつけて」等と声をかけ、やっと駐車場へ戻った途端、夕立が襲ってきた。
熱したアスファルトに落ちた雨粒はたちまち蒸発し、一瞬辺りが白い霧に包まれてしまった。

夕立の後、赤い蕎麦の花が鮮やかに輝いていた。



人間は考える足である・・・・

2009年08月15日 | 今日の富士山
「人間は考える葦である。」と言ったのは、かの有名なパスカル・・・・
「人間は考える足である。」と言ったのは、かの無名な私・・・・

この2~3カ月ほど天候がよくない日が続いたので、それを口実に、日課としているウォーキングをさぼってしまっていた。
それによって、体重は約3キロも太り、膝の関節はまるで神経痛のようにピリピリ痛み、家の階段の昇り降りさえ難しくなってしまった。

まあそれくらいは我慢するとしても、気になることは、このところめっきり頭の回転が鈍ってきたということである。
要するに「認知症」に似た症状が出てきたのである。

人や物の名前がすぐに出てこない。
薬を飲んでも、そのことをすぐに忘れてしまう。
お昼に何を食べたのか覚えていない、等々・・・

この前、山で花の写真を撮っていたとき、「この花は何という名前ですか?」と知らない人に尋ねられた。
いつも見る花で簡単に忘れる筈はないのだが、このときどうしても名前が出てこない。

身内の者に尋ねられたのなら、「ミヤマワレシラズ」とか「ハクサンオラシラネ」とか言ってごまかすのだが、よその人ではそうもいかない。
仕方がないので、どうしても思い出せないと恐縮しながら誤ってしまった。

しかし、急な山道を登り初めて1時間ほど、体中がぐっしょりと汗で濡れたとき、何と先ほど尋ねられた花の名前が出てきたではないか。
そのほかの花の名前もどんどん出てくる。
「やったぁ! 認知症が治った!」と小躍りして喜んだ。

私が足を使ったことにより、血液が十分に体中を循環して酸素を供給し、やっと脳が動き始めたのではないかと思う。
今まで脳は、酸素不足で働いていなかったのだ。歩いたことにより、やっと目覚めたのだ。

歩けなくなった老人が、認知症にかかる割合が高いと言われるが、私の身内にも典型的な両者の例があり、自分自身も身をもってそれを体験してしまった。
やはり、人間は脳と同じく足を使わなければいけない!
それで、足は人間の第2の脳であると考えた。

従って、人間は考える足である!!!!

今日の一枚、ツマグロヒョウモンの朝食





東海地震???

2009年08月12日 | 今日の富士山
昨日朝、5時を回った時のことです。
枕元の携帯電話から異常を示す警報音が鳴り出すと同時に、部屋がガタガタと揺れ初めました。

携帯電話の画面には、「緊急地震速報 駿河湾沖で地震発生」とでていました。
一瞬、遂に「東海地震がきた!」と頭の中が真っ白になりました!

その後、考える暇もなく次の大きな本震がやってきました。
タンスなど固定してあるものは大丈夫でしたが、その上に置いてある土産の飾り物などはバラバラと落ちてきました。

さらに大きい揺れが来るぞと覚悟を決めて身構えていたところ、不気味な音を立てていた揺れは意外と早く収まってしまいました。

私は、「これが東海地震だ!」とばかり思いこんでいたので、「火災の発生や、家屋の倒壊などで甚大な被害が出ている。」と思い、バイクを出して地区の状況を見に出かけました。

ところが、どこも被害は無いようです!
ましてや、不安そうに外に出ている人もいません!火事も崖崩れもありません!

ホットして、家に帰ろうとした時、今度は我がバイクが異常な音を発し、最もきつい上り坂で止まってしまいました。
その後は、誰もいない上り坂を、衰えた体力を感じながら必死でバイクを押して帰ってきました。

我が家の、今回の地震の被害はゼロ、いやバイクの故障のみ!
家族にも怪我はありませんが、私が両肩と足腰の筋肉痛となりました。

まだ、「東海地震」はこれから起きるとのこと! そして、今回の200倍の規模となるそうです!  先が思いやられます。

今日の一枚、地震とは関係がありません。お互いにとんだ災難となりました・・・・
だけど、君たちが人を刺さなければ、あのまま静かに暮らせていたのです・・・・







暑さを忘れる話!

2009年08月05日 | 今日の富士山
急に猛暑が襲ってきました。
外へ出ると、たちまち汗が吹き出てきます。

こんな時に相応しい(?)、私が本当に体験した「暑さを忘れる話」を書いてみます。

あるところへ「一人」で出かけることになりました。
その日は、昨日と違って、朝から大変な猛暑となっていました。

顔から汗がしたたり、喉はカラカラに渇いたので、冷たい物を求めて自動販売機を探しましたが、辺りは田舎の山の中で、なかなか見つかりません。

ふらふらになりながら歩いていると、やっと一軒の古ぼけた小さなお店を見つけました。
そこは、昔の駅のキップを売る場所に似た感じで、
中には、一人のおばあさんが向こうを向いて座っていました。

消えかけた手書きの張り紙から、ソフトクリームの字が読めたので、
「ソフトクリームをください。」と声をかけると、
おばあさんは、相変わらず向こうを向いたままで、
「二~つね?」と返事がかえってきました。

「えっ!」
私は混乱しながら、思わず自分の後を振り返りました。
おばあさんが、いつの間にか私の後に並んだ人の分まで数に入れたのだと思ったのです。
しかし、後には、相変わらず暑い日の光がカーッと照っているだけで誰もいませんでした。

私は「一つ!」と言うと、
おばあさんは、やっと振り向き
「その人の分はよろしいんですか!」と聞いた。

私は背筋に冷たいものが走り、受け取ったアイスクリームの氷の味と共に、汗がすーっと引いていきました。

どうですか?
少しは涼しくなったでしょうか?
これは、私が実際に体験したことを、やや脚色した話です。

後から考えると、あの時、アイスクリームを二つ買えば良かったと思っています。
何故なら、そこはきれいな野草が多くあり、私の母が好きだと話していた場所だったからです。


今日の一枚 「アサギマダラ」